『狼と香辛料 merchant meets the wise wolf』放送直前AJスペシャルステージが3月23日に東京ビッグサイトの『AnimeJapan 2024』内BLUE STAGEで開催されクラフト・ロレンス役の福山潤、ホロ役の小清水亜美、ノーラ・アレント役の中原麻衣が登場した。
作家・支倉凍砂氏の作品で、第12回電撃小説大賞〈銀賞〉を受賞し、2021年にシリーズ15周年を迎えたシリーズ累計発行部数500万部を突破しているロングセラーシリーズが原作。続編となる『狼と香辛料Spring Log』やスピンオフシリーズ『新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙』なども刊行され、人気を博している。2008年、09年にTVアニメ化されたが、そのシリーズでもクラフト・ロレンス役を務めた福山と、ホロ役を務めた小清水、ノーラ役を務めた中原がそれぞれ続投していることも話題となった。
旅の行商人クラフト・ロレンスが、ひょんなことから出会ったヨイツの賢狼と名乗る少女・ホロと出会ったことから始まる物語。中世ヨーロッパのような架空の世界を行商で旅して回る姿が描かれる。
歌手・Hana Hopeの新曲で本作OP『旅のゆくえ』が流れるなかキャスト陣が登壇。
冒頭から15年の時を経て再び同じ役を演じることなった心境が語られることが。福山は、「15年前の当時は背伸びしながらロレンスを演じていました」と心境を話すとともに、そこから再びロレンスを演じるということで当時と地続きであり地続きでないような状況を、戸惑うような心境を語っていた。
イベント内の序盤から作品の内容を深堀りするのではなく、なぜかいきなりバラエティーコーナーが始まることとなりこれには3人もビックリしてツッコむ様子が。まずは作品を一言で言うとというのをフリップで表現。『名作』(福山)、『わっち』(小清水)、『おもしろい見てね』(中原)と表記。3人とも共通する答えになれば観客にプレゼントがあるルールだったが、どこかそろわない答えを3人で拡大補足しトーク力で正解にし、司会も思わず「力技ですね」と漏らすなかで進行。ほかにもロレンス、ホロ、ノーラを一言で言うなら?などの質問がされ、小清水が「正解にしてくりゃれ」とホロのような口調まで繰り出すトーク力を駆使して4問とも全問正解となり、観客はその一連のやりとりを楽しんでいた。
そんなゆるーい状況だったが終盤は2つの最新情報が公開。1つ目は連続2クール放送となったことのアナウンスだったが、福山はアニメ制作の大変さが分かっている立場なだけにただ喜ぶというだけではなく、応援するような気持ちになったとも。
2つ目は1クール目のキービジュアルを公開。前日の夜にできあがったキービジュアルだそうだが、ホロの姿を見ながらコスプレの参考になるのではと想像を巡らせることもあった。
『狼と香辛料 merchant meets the wise wolf』は4月1日よりテレビ東京ほかにて放送予定!
文:水華舞
(撮影はオフィシャル提供のみ)