ガールズグループ『ME:I』(ミーアイ)が3月27日に東京ガーデンシアターで初のファンコンサート『2024 ME:I LAUNCHING SHOW ME:ICONIC』を開催した。
東京(追加公演含む)・大阪の2都市で、全9公演・約6.5万人の動員を予定している今回のファンコンサート。全会場のチケットは完売という反響を見せている。
以下、公式レポート部分。
結成後、ME:IがYOU:ME(ユーミー / ME:Iのファンネーム)に初めて対面する場となった本公演。会場にはうちわやネームボード
などを手にしたYOU:MEが続々と集い、開演を今か今かと待ちわびます。
「ME:ICONIC」のコンセプトは「ME:I独占マガジン」。ステージセットやLEDに映し出された映像も、本や雑誌の背表紙をイメージしたものになっています。BGMの音量が上がり、サブリーダーのRANを筆頭にメンバー11人が順に登場。1人ずつ堂々としたウォーキングでランウェイを歩き、モデルさながらのポーズを決めていくと、YOU:MEは大きな声で名前を呼んで迎え入れました。シルバーを基調とした衣装が、“未来のアイドル”を感じさせます。
トリを飾ったリーダーMOMONAの後ろに10人のシルエットが映し出されたのち、「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」ファイナルステージの課題曲「想像以上」がまずパフォーマンスされました。ファイナルでも話題を呼んだ、MIUがセンターに立ちメンバーがその周囲を回るパートでは、ひと際大きな歓声が。結成から約100日間、さまざまなトレーニングを積んできた11人は、見違えるように成長した姿をYOU:MEに披露しました。
MCのNICE73の呼びかけで、YOU:MEが「ME:I!」と大きな声で呼ぶと、手を振りながら11人が登場。個性豊かな自己紹介に続いて、MOMONAは「本当に今日というこの日は特別です。やっと会えたよー!」と、YOU:MEに会えた喜びを爆発させました。この日を迎えるまでの準備期間を振り返って、KEIKOは「韓国合宿でみんなと年末年始を過ごして、家族みたいでした」と微笑み、最年少のTSUZUMIは「デビューシングルと同時にこのファンコンサートの準備を進めてきて、ME:Iの結束が強くなったと感じます」としみじみ語ります。
最初の企画コーナーは「ME:Iの追求美」。自分が理想とする姿と、他の人が似合うと思うイメージが合致しているかを見極める企画です。メンバーがそれぞれに目指す姿を説明したあと、花かんむり、ひよこのリュック、ウサギのフードマフラーなどさまざまなアイテムが用意され、11人はYOU:MEの意見を聞きながらセレクト。キュートさを引き立てるアイテムやクスッと笑えるものもあり、メンバーのお茶目な一面も垣間見せました。そのアイテムを身につけたまま、デビュー評価のもう1つの課題曲「CHOPPY CHOPPY」が、エネルギッシュにパフォーマンスしました。
VCRを挟んで場内にシャボン玉が飛ぶ中、デニムの衣装にチェンジしたME:Iが再登場。ここでデビューシングル「MIRAI」の収録曲である「Sugar Bomb」が初披露されました。ハンドマイクを持ち、マイクスタンドを巧みに操ってパフォーマンスする11人を、YOU:MEは食い入るように見つめます。SHIZUKUがTSUZUMIにマイクスタンドを投げるパートは難易度が高いそうですが、2人は「今日の投げ具合いは最高だった!」と、仕上がりに満足げな表情を見せていました。
2つ目の企画コーナーは「CLICK! CLICK!COVER GIRL☆」と題されたゲーム。4チームに分かれ、「ME:ICONIC」カバーガールの座を競います。ハートの風船を運んだり、カメラを素早く見つけてポーズを決めたり、必死にステージを駆け回るメンバー。優勝チームはカバーガールとしてフォトタイムが設けられ、「かわいいー!」という声が、YOU:MEのみならずメンバーからも飛んでいました。
デビュー曲「Click」の掛け声練習動画は公演前日の3月26日に公開されたばかりでしたが、すでにマスターしていたYOU:ME。メンバーが「Click」のステージを披露すると、大きな声で掛け声が飛び交います。YOU:MEが手にしたLEDリングライトはコールに合わせて色を変え、会場に一体感を生み出しました。迫力たっぷりのダンスブレイクの後には、1人ひとりにスポットライトが当たるパートが挟み込まれ、それぞれにクールな表情を浮かべて魅了しました。
「Click」について、ダンス未経験のRINONは体力的にも大変だったと苦労を語りつつ、「YUMEKIさんが私たちに合った振付を作ってくださって本当に嬉しかったし、最高のものにできたと思っています」と感謝を伝えます。またRANはYUMEKIと相談しながらダンスブレイクの振付を作り上げたことを明かし、「私のソロパフォーマンスだけではなく、私が1人じゃできないことを、10人と一緒にME:Iのダンスブレイクとして頑張って作り上げてきたので、かっこいいパートになって嬉しいです」と、チームの絆を感じさせながら話しました。
本編最後を飾ったのは「FLY UP SO HIGH」。11人は顔を見合わせて、優しい表情を浮かべながら歌い上げます。オーディションの最後を飾ったバラード曲ですが、本公演では大きく羽ばたいていく11人の始まりを祝うように響き渡り、感動を誘いました。
アンコールでME:Iはまず「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」のテーマ曲「LEAP HIGH! ~明日へ、めいっぱい~」を披露。
この曲では観客に撮影が許可され、YOU:MEは思い出を刻み込むように、ステージへスマートフォンを向けました。最後の挨拶でCOCOROは「やっとデビューできるんだと実感が沸いてきました。これから皆さんともっと素敵な未来を作っていきたいです」と涙。MIUは「やっと練習生を卒業できたんだなと思いました」と晴れ晴れとした表情で話していました。
ラストナンバーは「&ME」。歌詞の「YOU&ME」を「YOU:ME」に替え、ME:IとYOU:MEが歌声を重ねて、華やかに初日の幕が下りました。
「2024 ME:I LAUNCHING SHOW ME:ICONIC」は東京ガーデンシアターにて3月28日も公演が行われ、3月30、31日には大阪・おおきにアリーナ舞洲で開催。4月13、14日には東京・国立代々木競技場第一体育館にて追加公演が行われ、全9公演で約6.5万人を動員する予定です。
<メンバーコメント>
●KEIKO
本当に会いたかったです!皆さんにたくさんパワーをもらったので、これからも頑張ります。
●TSUZUMI
今まですごく辛いこともたくさんあったんですけど、YOU:MEの皆さんに会えてそんなことはどうでもよくなったし、すごく幸せでした!
●RAN
皆さんに応援していただいた分、これからは11人でME:Iとして恩返しできるよう、一生懸命頑張ります!
これからも応援よろしくお願いします!
●AYANE
結構わーっとなってしまってあっという間だったんですが、大丈夫でしたか?
私自身、YOU:MEにいっぱい幸せにしてもらったので、これからもっともっとがんばります。
●MIU
やっと練習生を卒業できたんだなと思いました。
これからはアーティストとして、YOU:MEの皆さんに頻繁に会えるのを楽しみにしています。
●MOMONA
皆さんがいてくれて私たちがここにいる意味があるなと強く思いました。
ここからが始まりなので、初心を忘れず、強く強く突き進んでいきたいです!
●RINON
本当に皆さんの応援が私たちの原動力であり、頑張る力になるので、これからも応援よろしくお願いします。またお会いしましょう!
●SUZU
11人で並んで皆さんの前に立っていることが幸せで、夢のようです。これからどんな花道も皆さんと一緒に走り続けたいです。
●KOKONA
本当にずっと今日を楽しみにしていました。全員の顔、見えてます!
これで終わりじゃないので、次のステージでも会いたいなと強く思います。
●SHIZUKU
YOU:MEの皆さんの応援が私の活力になっています。これからは私が皆さんにパワーをお届けするので、必ずまた会いましょう!
●COCORO
皆さんに直接会えたことで、やっとデビューできる実感が湧いてきました。
まさか11位で名前を呼ばれると思わなくて、本当にびっくりして。皆さんと一緒にもっと素敵な未来を作っていきたいです
※記事内写真は(c)LAPONE GIRLS