アイドルグループ『Hey! Say! JUMP』伊野尾慧が4月8日に東京建物 Brillia HALLで主演ブロードウェイミュージカル『ハネムーン・イン・ベガス』(演出:小山ゆうな)取材会を俳優・松田るか、岸祐二、霧矢大夢、小山氏とともに開いた。
映画『ハネムーン・イン・ベガス』をミュージカル化した作品。ラスベガスとハワイを舞台に、主人公・ジャックとジャックの彼女・ベッツィ(松田)の結婚までのドタバタな恋愛騒動を描くコメディミュージカル。
取材会ではキャスト陣から伊野尾の一面が次々に明かされていくことに。伊野尾が素直だという声が挙がったが、伊野尾は「全然素直じゃないよね」とその声を打ち消すように話す。
しかし松田はこれを聞いて首を振りながら「みなさんの意見を絶対に聞くんです。ゆうなさんにも話を聞きに行って素直にお芝居に取り入れていて」といい岸も「私達が演技のことを話しているときにも、今何話しているんですか?っていうくらい興味津々なんです」と、積極的に話を聞きに行く熱心な様子さだったそう。
霧矢も「こんなに素直な33歳がいるのかなっていうくらい、まっすぐ受け止めてくれて」と伊野尾に目を細めつつ、「役柄的には突き放すような脅すようなことばかり言いますけど、本当に愛情のかけがいがあるんです」と、育てがいがあるのだとか。そのエピソードとして、伊野尾はベッツィ演じる松田との「距離感とかイチャイチャしている雰囲気とかを見て『まだダメ!カップルに見えない!!』って(苦笑)。見せ方とか2人の部分とかで『ちゃんとリードしなさい!』って」と、ピシャリと言われたそうで「そういうところの動きにも注目してほしいなって」と、霧矢仕込の松田の扱いが見どころとアピールしていた。
そんな霧矢の愛のムチのおかげからか小山氏は、「中心に立つ人のオーラや輝きもあるし、歌もお芝居も上手になっていて素敵です。それに、伊野尾くんコミュニケーション能力が高くて、周りのキャストも『伊野尾くんのために』と言うかサポートするために何ができるだろうっていうくらいみんなとコミュニケーションをとって大所帯のセンターにいる人に合っているなって思います」と、話していた。
また、岸は舞台『チャーリーとチョコレート工場』で共演した『KinKi Kids』堂本光一から「光一くんと事務所の方と食事をさせていただくときに、『よろしくお願いします』と言われて」と、任されたそう。これに伊野尾は「岸さんがいろんなお話されているときに、僕がちょっと聞いてないときがあって、そのときに『光一に言うぞ』って言われて(苦笑)。岸さんというより岸さんの後ろにぼんやり光一くんを見ているかも」と言い出すと、岸は自身の真後ろを見回すお茶目さを見せていた。
そんな岸だが伊野尾をしっかり見ているようで作品を通して「明るく屈託のない伊野尾くん、落ち込んだり悔しがっている伊野尾くん、ギャンブルがあるので男らしくどうだと言っているところ、いざベッツィと対峙している時や愛しているという言葉が伊野尾くんと役としての伊野尾くんにシンクロしていて、説得力が増すようなところまで見えますよ。なにせ自然体なんで」と、称えると、伊野尾は「なんだか光一くんに見えてきました」と、拝むような目で岸を見ていた。
ブロードウェイミュージカル『ハネムーン・イン・ベガス』東京公演は4月9日から4月29日まで東京・東京建物Brillia HALLにて、大阪公演は5月6日から5月19日まで大阪・SkyシアターMBSにて上演予定!
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ