俳優・舘ひろし、柴田恭兵、浅野温子、仲村トオルが5月3日に神奈川・横浜の象の鼻防波堤で映画『帰ってきた あぶない刑事』(監督:原廣利/配給:東映)レッドカーペットイベントに登場した。
“あぶデカ”の略称でも親しまれ、1986年のテレビドラマ放映開始から37年。2016年公開の映画『さらば あぶない刑事』を“最後”に「サラバ」を告げていたタカ&ユージのバディが“ハマ”に帰ってきた。鷹山敏樹役・舘ひろし、“ユージ”こと大下勇次役・柴田恭兵、真山薫役・浅野温子、町田透役・仲村トオルのおなじみのメンバーも勢ぞろいしている。なぜ、復活を遂げたのか、定年を迎え、ニュージーランドで過ごしているはずのタカ&ユージの現在は……が、“あぶデカ”テイスト全開で描かれている。
この日、赤レンガ倉庫周辺は『ザよこはまパレード』が行われており、毎年約30万人が殺到しているというビッグイベントも行われおり、舘と柴田はこれにオープンカーに乗って参加。好天にもめぐまれ、初夏のような日差しが降り注ぐなか、沿道からは歓声とカメラでの撮影をされる様子を見せた。
開演前にはこれまでの作品の懐かしの楽曲たちが流れており、会場には日産のレパードとハーレーが設置され雰囲気は満点。さらには、レッドカーペットのバックには、赤レンガ倉庫も見えており、“ハマ”感も満載。そんななか、抽選で選ばれた約200人もスタンバイしており、4人が到着した瞬間、「おおっ!」とどよめきが起こる様子も。そこからレッドカーペットを歩く4人を撮影し大歓声を浴びた。
ステージに立った4人。舘が「横浜に帰ってきました」というと観客から「おかえりー!」の声が飛び交い、本当に温かく迎えいれて頂いて言葉になりません」と、感無量といった様子。
続く柴田は「あぶデカの舞台が横浜で本当に良かったと思いました。みんなが応援してくれていることを感じています」としみじみ。、
浅野は本日履いている靴のヒールが高かったため、舘が手を貸しながらと、楽しげな関係性を窺わせて、笑いを誘う。仲村は、「昭和61年に僕がは初めて出演しさせて頂いた、連続ドラマは20歳前のピチピチの時期でした。今もハートはピチピチですが、この街のみなさんの応援を受けて、とてもありがたいドラマデビューでした」と、感慨深げな様子を見せた。
そこからかつての横浜といまの横浜の違いへのトークへ。舘は「僕らがここで撮り始めた時と打って変わって、どんどん活気のある街になってきました。赤レンガ倉庫はただの倉庫だったんです」と赤レンガ倉庫をあおぎみれば、柴田は、「日本の役者の中で、僕が1番横浜の街を走り回った役者だと思います。このベイエリアだけではなく東神奈川、横浜中華街、港の見える丘公園、外人墓地、本牧の方、横須賀の方。本当に僕はいろんなところを走り回りました。そのとき、街の人たちがとっても撮影に協力してくれて。いつも温かく見守ってくれていたことを本当によく覚えています」と、振り返りつつ、本作でも「よく走りました」と、感慨深げだった。
そんな舘と柴田を見ながら仲村は「(撮影当時)日本一、舘さんと恭兵さんにおごってもらた俳優だと思います。財布を持ってきたことがありませんでした」と、トークを盛り上げていた。
そして、舘から「いままでとは、違って監督が若い!新しい『あぶない刑事』になっていると思います若い方にも十分楽しんでもらえると思います」と話せば、柴田は「すごくワクワクしています。自信あります!(自分たちは)フケましたけど、年相応に頑張りました。観てない方がいたらぜひ観てください。とても素敵な格好良くて120点満点の出来だと思っています」と、メッセージを寄せていた。
その後、メディアの取材を終えて変える際には、ヒールがどうしても合わない浅野を、舘がお姫様抱っこして、場内は黄色い歓声に包まれることに。リムジンへと戻った4人だったが、戻る際にも観客たちに手を振りまくるなど、ファンサービス満点だった。
映画『帰ってきた あぶない刑事』は5月24日より全国公開予定!
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ