世界累計190万本以上を誇る大人気RPG『二ノ国』シリーズの最新作『二ノ国II レヴァナントキングダム』の完成披露会が22日、都内で行われ、作品に声優として出演している女優・志田未来(24)、俳優・西島秀俊(46)、門脇麦(25)、木村文乃(30)、山崎育三郎(32)が出席。主人公のエバン役を務める志田は「まるで映画を観ているかのような映像と音楽。いままでにないスケールのゲームで、エバンとその仲間たちと素敵な王国を築いてほしい」、ロウラン役の西島も「いくつになっても夢と冒険するのは楽しい。みなさんも『二ノ国』の夢と冒険の世界に飛び込んで、僕らと時間を共有していただけたらうれしい」としみじみとPRした。
西島が演じるロウランは48歳の大統領がその感覚のままハタチの若者に戻って冒険をする役どころだが、「僕もある程度の年齢になって、若い人たちをサポートできたり、自由に活動できる場をつくりたいという思いもあるので、その意味では理想的な役。でも、自分に置き換えると、正直、ハタチからやり直すのはイヤかな。35歳ぐらいの方が自分をコントロールしやすい。ハタチの自分はエネルギーが余っちゃって、空回りしていた記憶があるので」と苦笑い。
本格的な声優初挑戦となる門脇は「感情を声にのせる作業がむずかしくて苦労した。(先にアフレコしていた)志田さんのをみて、私、下手だなと思った。現場でいっぱいいっぱいだった」というが、それでも天真爛漫なシャーティー役に「私はおとなし目の役が多いが、これでも子どもの頃は天真爛漫だったので、子どもの頃の発声を思い出してやった。元気はつらつな役が来ることがなかなかないので、嬉しかった」と笑顔。
冷徹で頭のキレる側近・セシリウス役の山崎は木村に「山崎さんは発声練習から凄かった」と絶賛されたが、「え?発声ですか? 僕はミュージカルがホームグラウンドで、割と声を張ってやる方なんで…。戦闘シーンでは(声を張りすぎて)次の日、声がカッサカッサになった」と苦笑い。役と自身の共通点については、「僕は恐ろしく頭キレないけど冷静ではありますね。舞台では(キャラクターと)同じような衣装を着ることも多いし、メガネをかけているのも、僕はヤクルトスワローズの古田(敦也)さんが好きですしね」と茶目っ気たっぷり。女王にハイヒールで踏まれるシーンもあるが、「そういうのはイヤですね」と即答していた。
この日は、29日に47歳の誕生日を迎える西島のために、作品にちなんだサプライズのバースデーケーキも登場したが、西島は「うれしい!この歳になると、年齢のことはあまり気にしなくなるので」と大喜びだったが、その場で食べられないこと知り、「え、食べないんスか?」と本気で残念がっていた。
『二ノ国II レヴァナントキングダム』は23日、世界同時発売。