中村倫也 生田斗真は「人生で圧倒的に美しい」で会場爆笑!古田新太から◯もらう

中村倫也 生田斗真は「人生で圧倒的に美しい」で会場爆笑!古田新太から◯もらう5

さらにイジる中村(撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ)

 俳優・中村倫也が5月13日に都内で劇団☆新感線の最新作のいのうえ歌舞伎『バサラオ』製作発表会見に俳優・生田斗真、西野七瀬、粟根まこと、りょう、古田新太、脚本を手掛ける中島かずき氏、演出を手掛けるいのうえひでのり氏とともに登場した。

 劇団☆新感線の44周年興行で主演の生田の生誕39年を記念してのサンキュー公演となるという本公演。ヒノモトと呼ばれる国で南北朝を彷彿とさせる時代を舞台に、自分自身の美しさを武器に天下取りを目指す男、そんな男の参謀としてバディとなる謎多き男、そしてイキすぎた自分の信念のために裏切り裏切られる人々のダークなトーンの物語となる。

グレーストライプのセットアップで登場した中村。その役どころとしては幕府の密偵だったが、美貌を前面に出して天下取りの野望を持つ主人公・ヒュウガの参謀としてバディを組み共に天下取りを目論むも一筋縄ではいかない謎の男・カイリ役を演じる。

 今回のオファーがきたときに「決まった時というか、『斗真くんが出るよ、新太さんが出るよ』といわれて、混ぜてよと言いました」という気軽な感じから始まったそうで、「主演じゃなく出演するのが久しぶりなんです。そうして台本を読んでみたら、主演より出番が多くて。これは気を引き締めて挑まないとと思いました」と、出番が多いことに喜ぶとともに嘆く。

 すると、隣にいた中島氏から「気づきましたか」との声が挙がるとともに、なぜそうなっているのかへヒュウガがあまり自分のことを語らないため「説明役が倫也くんになってて。ごめんなさいね」と、謝っていた。

 中村は「気になったんですけど、劇団☆新感線で劇団員以外でお祝いされる公演ってあるんですか?」と、疑問の声を発すると中島氏は「ありませんね」と即答が返り、中村は「なんすかそれ(笑)。劇団員の生誕を祝った方がいいのでは」と至極真っ当なツッコミをいれつつ、「でも、結果的にサンキュー公演でご一緒できて嬉しく思っています」と、しっかりお祝いしてまとめていた。

 古田との思い出も語っていくことに。中村は、「『ロッキー・ホラー・ショー』という2011年くらいの舞台で80公演以上だったかな。全国いろんなところでミュージカルをして、毎日飲みにも連れていって頂きました。芝居にもアドバイスを頂いて10数年経ってるんです」と、懐かしげ。「それまでの間に(『劇団☆新感線』作品で共演が)できなかったのは残念でしたけど、『ロッキー・ホラー・ショー』のときは(古田は)何歳くらいでしたか?」と振ると古田は「50だったかな。もう少し若かかったかな」と話し、これに中村は「自分がその当時の古田さんの年齢の近づいてきているんです。一緒に時を経て、いま、やれることが嬉しく思います」と、自身の感激しているポイントを挙げるとともに「それと古田さんの魅力は(きょうの衣装のような)派手なファッションでバスの乗っていることがです。三軒茶屋付近でみかけたら声をかけてあげてください」とイジルように話して、関係の深さを窺わせる一幕が。

 さらに、作品にかけて自身の役者としての武器は?との質問も飛んだ際に、中村は「考えてたんですけど、(けいこ場をはじめとした現場から)早く帰るに越したことはないって。そのために真面目に準備するのは長所かもしれませんね」と、“時短”のための準備を怠らないことを挙げると、古田はその回答が気に入ったのか中村に向かって指でマルを作ってたたえており、これには中村もニッコリ。

 ちなみに、主演の生田とはプライベートでも親交が深いという中村。その友情を築いたきっかけとなったのは2016年の『Vamp Bamboo Burn~ヴァン!バン!バーン!~』なのだそうだが、会見中にもその関係性が遺憾なく発揮されることもあり、生田が役者としての武器を聴かれた際に「しいて言うなら色気ですかね」とお茶目なリップサービスをすると、中村は「ホントそうだよね」と相づちを打って生田から「ハードルをあげないで」と、返すやりとりも見せていた。

 ほかにもビジュアル撮影の話題が振られる。中村はひょうたんの柄が入った衣装だったそうだが「ひょうたんは実は物語の鍵を握っています」と、意味深発言。しかし、中島氏によると「適当なことを(笑)」とツッコミをいれ、これには中村も「何も考えてなくて、見切り発車してました」と、思いつきで言ってみたようで、場を盛り上げていた。

 中村は「あまりこういうことは言わないのですが、結構面白いと思っております」と、普段言わないセリフまで使ってアピールするほど相当に自信があるようで、「圧倒的に美しいもの……みなさんの人生で圧倒的に美しいと感じたものってポンって浮かびますか?」と、演説調で問いかけたかと思えば、いきなり隣にいた生田をさし「それになります!」と猛アピールして、最後まで会見を沸かせるお茶目さぶりだった。

 いのうえ歌舞伎『バサラオ』福岡公演は7月7日から8月2日まで博多座にて、東京公演は8月12日から9月26日まで明治座にて、大阪公演は10月5日から同17日までフェスティバルホールにて上演予定!

 ■ものがたり
 南北朝を思わせる混乱の時代。
 「ヒノモト」に生まれ、裏切り御免の世を征(ゆ)く男が二人。
 「俺が好きに生きるのを、誰にも邪魔はさせない」と、“バサラ”を嘯く眉目麗しい男・ヒュウガ(生田斗真)。
 幕府の密偵を務め、聡明で弁の立つ謎多き男・カイリ(中村倫也)。
 “狂い桜”の華の下、二人は出会い手を結び、流刑の身だった天子・ゴノミカド(古田新太)を担ぎ、幕府転覆を企てる。
 その陰で蠢く思惑、謀りの連鎖――。
 善人の皮を被った悪党どもが、道なき道を赤く染め、バサラの宴が今始まる。
 時代の変わり目に現れた輩が導く先は、地獄か、それとも極楽か?

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丁寧にお辞儀する中村

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会見冒頭で椅子に座って衣服を整える

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会見途中にパンツの裾を伸ばす1

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会見途中にパンツの裾を伸ばす2

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生田斗真をイジる

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