俳優・杉咲花主演で萩原利久ら共演で6月21日より全国公開予定の映画『朽ちないサクラ』(監督:原廣利/配給:カルチュア・パブリッシャーズ)。本作の新場面写真が5月14日に公開となった。
『孤狼の血』、『佐方貞人』、『合理的にあり得ない』など数々の作品を手掛けている作家・柚月裕子氏の同名小説が原作。県警の広報職員という、本来は捜査する立場にないヒロインが、親友の変死事件の謎を独自に調査し、事件の真相と、次第に浮かび上がる“公安警察“の存在に迫っていく異色の警察小説となっている。主人公の県警・広報職員で26歳の森口泉役を杉咲が演じる。萩原は泉に好意を寄せる同期の警察官・磯川俊一役を演じる。
物語は、現役神職による度重なるストーカー行為の末、女子大生が殺害され、被害者は警察にストーカーの被害届を出していたが、受理が先延ばしにしていた事が判明し地元紙に警察の不祥事であるとスクープされるところから始まる。事件の発端となった生活安全課に勤務する磯川は、警察学校の同期で好意を寄せる泉に、被害届を先延ばしにしている間に行われた慰安旅行のお土産を渡します。泉は磯川からお土産をもらった話を、親友・千佳(森田想)に話すが、千佳は地元新聞社の記者。この警察の不祥事が連日メディアで取り沙汰されると、泉は千佳が記事にしたのではと疑う。しかし、千佳は「本当に違うから、信じてよ」「疑いは絶対はらすから、その時は謝ってよ」と言い残して泉の前から立ち去ります。そして、数日後、千佳が変死体で発見されてしまう……。千佳を亡くした泉は、捜査権のない警察職員にも関わらず千佳の死の真相を明らかにすることを誓い、そんな泉に密かに恋心を寄せる磯川も、落ち込む泉をそばで励ます。
公開された場面写真は、事件の鍵となる神社に辿り着く様子や、仕事の後にファミレスで情報交換し合う様子が切り取られ、真相解明に動き出した2人が、徐々に信頼関係を築いていく姿が映し出されている。
映画『朽ちないサクラ』は6月21日よりTOHO シネマズ日比谷ほか全国公開予定!
※記事内画像は(c)2024 映画「朽ちないサクラ」製作委員会