川西拓実&むつき潤氏 桜田ひより号泣の過去が「お芝居の可能性」!?豆原一成は感涙

川西拓実&むつき潤氏 桜田ひより号泣の過去が「お芝居の可能性」!?豆原一成は感涙1

 グローバルボーイズグループ『JO1』川西拓実、俳優・桜田ひよりが5月14日に都内ユナイテッド・シネマ豊洲でW主演し映画『バジーノイズ』(監督:風間太樹/配給:ギャガ)公開後御礼舞台あいさつに原作者のむつき潤氏とともに登場した。

 むつき氏が2020年まで『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)に連載していた長編デビュー作が原作。DTM(デスクトップミュージック)を題材に、登場人物たちの心理描写のリアルさ、独特な音楽表現など、音楽コミックスとして大きな話題を呼んだ。川西は、マンション管理人をしながら住み込みで1人暮らしをしている清澄(きよすみ)役、桜田演じる潮と出会ってしまったことによって、閉じた世界に強烈なノイズが流れ込んで葛藤を続ける。

 以下、公式レポート部分。

 鑑賞17回目というリピーターがいるなど、熱狂的観客に支えられて迎えたこの日。川西は「17回観た?絶対ウソや!?ホンマですか!?ありがとうございます」と嬉しそうにあいさつ。公開後の『JO1』メンバーの反応について聞かれると「豆原一成と事務所の社長と3人で観に行った時に、隣に座る豆原から泣き声が聞こえてきて……。鼻を啜っていた」とメンバーの感涙を報告し、「でもちょっと笑っちゃいました。あ、泣いてるって」と思い出し笑いだった。

 一方、桜田は「両親は2回観てくれて、同じところで泣いたと言っていました。娘が成長していると感じたそうで、胸が温かくなったと言っていました」と両親からの反響にしみじみしていた。

 そして原作者のむつき氏が、W主演の二人にピンクやブルーの花が入ったバジーノイズカラーの花束を贈呈。川西は「僕のグループでのメンバーカラーはピンクなので嬉しい」と満面の笑みで、桜田は「青系にオレンジ、そしてバラ、カーネーションに囲まれている立派な花束」とカラフルな美しさに惚れ惚れしていた。

 そんな2人は、取材の際にむつき氏からもらったという直筆イラストが描かれた色紙を持参。むつき氏が「久々に描いた清澄と潮ちゃん。二人に贈るために自宅で描いたものです」と紹介すると、川西は「本当に嬉しくて、めちゃくちゃ当たり前ですけど、清澄描くのうまっ!と思った」と会場を笑わせて、桜田も「私もめちゃくちゃ当たり前ですけど、潮描くのうまっ!と思った」と合わせてこちらも会場を笑わせた。その色紙はすでに自宅に飾っているそうで、川西は「一番目に入る場所において毎朝これを見て今日も頑張ろうと家を出ています」とすっかりお気に入りだった。

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 昨年夏の行われた撮影を見学したというむつき氏。「お二人ともカメラの前ではプロフェッショナル。音が口ほどに物をいう映画で、清澄はそれを一心に体現する役どころ。川西さんはそれを全身で体現。桜田さんは曲者である潮がスクリーンにどう映るのか、心を砕きながら演じられていた」と鋭く分析した。

 これに川西は「親身になって話してくれているのが嬉しくて、やって良かったと改めて思えたお言葉」と感激し、桜田も「むつき先生が恥ずかしそうにモニターを見ている姿を見て、改めてこの作品は大切な作品だと思ったし、それを皆さんに届ける使命感をより感じました」と撮影当時を振り返っていた。

 またむつき氏が本作について「1本の独立した映画として成立しながらも、映画『バジーノイズ』であることに驚いた。映画『バジーノイズ』にするために監督が行った采配と工夫に原作者として共感が出来てリスペクトしました」と絶賛すると、川西は「今のお言葉、嬉しいです!」と原作者のお墨付きに喜色満面だった。

 劇場公開前夜に実施された舞台挨拶では、むつき氏からのサプライズレターが読み上げられ、桜田が感極まって号泣する一幕もあった。川西は「本当に聞かされていなかったんですが、直接言葉をいただけてうれしかったです」と振り返り、改めて本作に「自分の成長にもつながった、本当に忘れられない作品になりました」と感謝を伝えた。号泣理由を尋ねられた桜田は「なんかあったっけ~?」と可愛らしくとぼけながら「いろいろな感情が蘇りました。潮ちゃんと向き合った期間は濃密な時間で、潮ちゃんに自分を投影したところもあって、もがいた夏でした。それがむつき先生のお手紙の言葉ですべて救われた。あの夏は自分が成長するために必要な時間だったし、この作品が私にとって大切なものだったと改めて思えた瞬間でした。今となっては最高の夏だと思えます」と心境を吐露。するとむつき氏は「でも桜田さんの涙はわからない。だって女優さんだから」と冗談めかして号泣をイジり、川西も「お芝居の可能性も!?」と盛り上げて、3人そろって楽しそうに笑いあっていた。

 最後にむつき氏は「漫画と映画合わせて『バジーノイズ』を末永く心のどこかに留め置いてもらえたら嬉しい」と期待。桜田は「原作者の方と舞台挨拶に登壇する機会はなかなかないので楽しかったです。昨年の夏の思い出が蘇る心が温かくなる時間を皆さんと共有が出来て嬉しかったです。『バジーノイズ』を何度も観て好きなポイントを何度も心に刻んでください」とアピール。川西は「これからも『バジーノイズ』を愛し続けてもらって、皆さんの心の中に刺さる言葉や音楽が残り続けてほしい。今日で宣伝活動も最後になりますが、『バジーノイズ』最高です!」と思いを込めていた。

 ※記事内画像は(C)むつき潤・小学館/「バジーノイズ」製作委員会

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