アイドルグループ『KAT-TUN』亀梨和也が5月28日に都内ユナイテッド・シネマ豊洲で主演の連続ドラマW 東野圭吾『ゲームの名は誘拐』完成披露試写会に俳優・見上愛、渡部篤郎とともに登場し、司会は森香澄アナウンサーが務めた。
作家・東野圭吾氏が2002年に刊行した小説『ゲームの名は誘拐』(光文社)が原作。。主人公の広告代理店の敏腕プランナー・佐久間駿介(亀梨)が、手掛けていた大型プロジェクトから突如降板させられたことを機に、自分を引きずり下ろした大企業の副社長・葛城勝俊(渡部篤郎)に一矢報いるため、その娘・樹理(見上愛)と共謀して狂言誘拐を企てたことから始まるミステリー。
客席の階段から登壇したキャスト陣。亀梨は黒のセットアップに赤いネクタイを合わせたな装いで階段を降りてきて拍手を浴びることとなった。「サービス精神でイベントをしていきたいと思います」といいつつ、生配信も行われているということで日本語だけではなく多国籍なあいさつをするお茶目さで目を引いた。
本作へ亀梨は「スケール感とか活字のイメージを映像にするときに、僕自身こういったお仕事を20数年しているなかで、映像の表現するに大変な部分があるなと感じました。台本を頂いてからもそうでした」と、映像化に難解な部分も感じたそうだが、「実際に目にしたものでお芝居をするというより、ここにこういうものが生まれますという感じでした。出来上がりを観て、素晴らしいものだったので早くみなさんに観て頂きたいです」と、自信のあるものになったそうだ。
さらに、亀梨は台本の話を深堀りし、「ストーリーのえっ、えっ!?みたいなのはあったんです。現実的に東京で撮れるのっていう気持ち張りました」と、意味深なコメントも残していた。
共演者の印象の話題となりまず亀梨は「緊張感という部分では佐久間に集中できました」と、共演者らへ感謝。見上へは「壁を作ることなく受け入れてくださってクリエイティブな時間を過ごせて楽しかったなっていう印象があります」と評価。渡部は「プライベートでお会いしているんです。サウナで会ったこともあって、僕の中で安心感というか信頼関係がありました」という。ここで森アナが「サウナしている?」とボケたことを言い出したが、亀梨は「サウナしちゃうと100度くらいの熱を出さないといけないですから」と乗っかってあげたり、亀梨の名前を「“亀梨そん”」と甘噛みした森アナにその後、気に入ったのか自分から「亀梨そんとしては」と話して楽しげだった。
ちなみに、亀梨は渡部との関係性に触れることもあり、「いつ会っても『亀ちゃん元気?』と気さくに声をかけてくださって。一方的に見ている立場なのでその関係性が嬉しいです」と、ニッコリ。すると渡部は亀梨評を語りだすこととなり「亀梨さんは自分の経験値も生きてきた経験値も、今回は仕事で長くご一緒して感じたのが、とっても真面目な方。すごく真摯に作品に取り組んでいられると感じています。それは彼がそういう、キチンとした生き方をされているからだと思っています」と声をかける。
すると亀梨は「頑張ります」と笑顔を浮かべつつも「自分のダメな部分も年齢とともに感じることも多くなって」と、弱音も吐露。しかし、渡部は亀梨が「次のシーンのことばっかりを考えている方で安心しました」と、励まして2人の関係性を窺わせるようなやりとりを繰り広げていた。
トーク後には客席をバックに記念撮影となり、放送へ向けて弾みをつけていた。
連続ドラマW 東野圭吾『ゲームの名は誘拐』は6月9日午後10時よりWOWOWにて放送・配信スタート予定!
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ