俳優ジャッキー・チェンが6月11日に主演映画『ライド・オン』(監督:ラリー・ヤン/配給:ツイン)来日舞台あいさつにラリー・ヤン監督、タレントのジャッキーちゃんとともに登壇した。
『ドランクモンキー酔拳』日本初上陸から45周年、ジャッキー70歳を迎える節目の年。そんなメモリアルイヤーに突入し、人生の集大成といえるアクション大作。中国で2023年4月に公開されると公開2週目で1位、興行収入は1.5億元(約30億円)を超える大ヒットしている作品だ。老スタントマンと一人娘、そのスタントマンの愛馬の紡ぐ感動の物語となっている。
約13年ぶりの来日というジャッキー。本イベントチケットは発売5分で完売するほどの反響だったと司会から伝えられていたが、それだけ熱量の高い観客たちだけにジャッキーが登場した瞬間から歓声が場内を包み、ジャッキーも日本語でニコニコと手を振り応え熱気であふれた。
司会から日本でなにか食べたいものは?と問われ、「カニ、ラーメン、九州ラーメン……あと、ワサビ」と、楽しんでいる様子を。
ジャッキーちゃんは約7年ぶりにジャッキーと再会。ジャッキーから「初めまして」「天井から降りてくるのかと思った」とイジられていたが、全部フリだったようでしっかり覚えているらしく「久しぶり」と、固い握手をかわし、ジャッキーちゃんも感激といった様子。
さらに、ジャッキーちゃんは「ものまねのアドバイスがほしい」と、持ちネタである『拳を痛がるジャッキー』を生披露。これにジャッキーが拳をグーにしてジャッキーちゃんを追い回し、すわ公認ならずか……と思われる光景が。しかし、これもジャッキーのお遊びの一環だったようで、ひととおり追い回すとジャッキーちゃんへ笑顔で「酔拳をやったほうがいいよ」と伝え、自身の酔拳を生披露。観客たちもこれには大興奮でジャッキーに釘づけで、ジャッキーちゃんは「こっちは観てもらえない」と苦笑い。
また、ジャッキーちゃんが「これからもものまねを続けていいですか?」と恐る恐る尋ねると、ジャッキーは「ぜひお願いします」と、“公認”となりジャッキーちゃんは満面の笑みを浮かべていた。
イベント終演間際に本作主題歌『青春故事』(せいしゅんこじ)がBGMで流れていたことからジャッキーがなんと生歌唱の大サービス。さらには、降壇の扉前にはファンが殺到し、頭をナデナデしてもらえるファンも現れるなど、サービス満点といった様子だった。
映画『ライド・オン』は公開中!