落語家でタレント・笑福亭鶴瓶、俳優・駿河太郎父子が6月12日に都内で『kikippa』ブランドアンバサダー就任発表イベントに登場した。
シオノギヘルスケア株式会社とピクシーダストテクノロジーズ株式会社が、テレビなどの音声に独自のアルゴリズムをあわせ、聴くだけで五感を刺激する「ガンマ波サウンド」に加工し出力するTVスピーカー『kikippa』(ききっぱ)を共同開発。「ガンマ波サウンド」。2023年4月から販売しており、1年を経過し2人をブランドアンバサダーとして起用した。
登場するなり、ステージでの立ち位置を駿河が鶴瓶に教えてあげたり、言葉に詰まった鶴瓶を駿河がサポートしたりしながら登場。駿河は「2人でこういう場所に立つのは10年ぶりちゃう」というと、鶴瓶も「こんなん久しぶりです。一緒にというのもあまりないですし、(気持ちが)置っつかないです」と、心境を。
今回の2人がオファーを聞いたときのことへ。鶴瓶は「親子でする仕事ってあまりないんです。避けてるのかな?って思われるかもしれないですが、あまりしないんです。(息子も)独立して駿河太郎として活動していますから、(今回は)そっちが良ければいいですよと」と、経緯を話すとともに、「あらたまって2人で話をするということがなかったので10年経って、駿河太郎という認識をそれなりにしてもらえるようになってきたし、ぜひやらせてくださいという気持ちでした」と、話を聞いたときの心情を。
周囲からお互いのことを聴くことは多いそうだが、直接やり取りをしないことが寂しい?との質問も飛ぶ。これに鶴瓶は、「それはしません。ちゃんと安定してきましたからね。見てわかりますし、人から聞くこと多いでしょ」と、息子の自立を遠くから見守っているよう。また、鶴瓶は「母の日に嫁にはいろいろしてくれているので嬉しいんですよ」という駿河の部分も褒めていた。
さらに、オファーの話が進み駿河が「かなり忙しいんです。大御所ですし」というと鶴瓶はニコニコしながらも「やかましい!」とツッコんだり、「ちょっとちっちゃなったなって思って」といえば「やかましい!」と、家族の気安さが窺えるようなやりとりが繰り広げられる。それでも、2人で背比べするように立って息ぴったりな様子も見せた。
2人の家族の思い出トークをして楽しんだり駿河が『kikippa』を鶴瓶にプレゼントしながら「人の親になったので、放っておくということが難しいことを知って、両親は良い距離感でいてくれたということを感じてます。こういう機会がなかったらこうしたプレゼントをする機会もなかったり、これからの思いを伝えたりとかなかったので」と、こうした機会をもらえたことへ感謝していた。
そして駿河から「親孝行の1つかなと思って引き受させて頂いたこともありますし、親にあらためておくるということもしてていなかったので、これでコミュニケーションをとってもらえたら」と締めくくりの話をすると、鶴瓶は「しっかりしたなl」と目を細めつつ、「きっかけって大事なんです。僕が元気で居とかないと彼も心配するやろし。そういうことは大事だと思っています。親子の架け橋になってもらえれば」と話していた。
イベント終了後の質疑応答では、鶴瓶はあらためて駿河を見て「年齢も重ねて落ち着いてしっかりしたなと思いますね。こんなところではないとそんな話しませんからね。芝居だけじゃなく違うこともやっているのですごいなって」と笑みが浮かぶ。照れくさいと問われると、「それはそうですよ。落ち着かないし、何かあったらちょっちょっと言ってしまいますから。そういう部分は照れくさい」と、はにかむような笑みを見せていた。
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ