アイドルグループ『KAT-TUN』亀梨和也主演でWOWOWにて放送・配信スタート予定の連続ドラマW 東野圭吾『ゲームの名は誘拐』。本作の6月30日午後10時の最終話に向けて亀梨からコメントが寄せられた。
作家・東野圭吾氏が2002年に刊行した小説『ゲームの名は誘拐』(光文社)が原作。。主人公の広告代理店の敏腕プランナー・佐久間駿介(亀梨)が、手掛けていた大型プロジェクトから突如降板させられたことを機に、自分を引きずり下ろした大企業の副社長・葛城勝俊(渡部篤郎)に一矢報いるため、その娘・樹理(見上愛)と共謀して狂言誘拐を企てたことから始まるミステリー。
最終話では、これまで共犯者としてともに狂言誘拐を繰り広げてきた樹理(見上)の衝撃の事実を目の当たりにし、自分が樹理と葛城(渡部)の掌の上で転がされていたと知った佐久間(亀梨)の“起死回生をかけた究極の一手”が描かれる。
最大の山場となるのが、葛城が副社長を務める日星自動車の新車発表会のシーン。全4話を通して最初で最後に亀梨・見上・渡部のメインキャスト3人が集結するこの重要シーンの撮影は、2023年11月、とある大型ホールに多くのエキストラを集め、丸一日をかけて撮影された。監督との念入りなディスカッションののち、見せ場である長ぜりふに佐久間の心情を丁寧に載せながら演じる亀梨。そして一方の渡部も、葛城として時に声を荒げながら、佐久間との最後の対峙シーンに真正面から挑んでいく。
そんな中、記者役のエキストラに亀梨が「皆さん、これは世の中が注目している事件の当事者がいる会見です」など、率先してシーンの状況を説明する場面もあり、一気に場の空気に熱が入る。それを見守る見上も含め、役者陣の思いが詰まった最終話の最重要シーンが完成していった。
佐久間が誘拐ゲームを通じて見つけた“守りたいもの”のために選ぶ“ゲームのラスト”とは――。
以下、亀梨コメント全文。
「ゲームの名は誘拐」を、ここまでたくさんの方々に見ていただけたようで、非常にうれしく思っております。以前の「正体」も同時に楽しんでいただけたりと、改めて連続ドラマWの作品の中で自分が過ごさせてもらった時間がすごくいい時間だったなと感じています。
最終話では佐久間、樹理、葛城が初めて一堂に会す物語最大の山場が訪れます。撮影時は、各キャストそれぞれの持ち回りの役割が多かったので、あまり雑談などたくさんお話しした記憶はないのですが、とにかく細かいニュアンスのやり合いでもあったりしたのでオンオフをしっかりつけて、オフの部分でも緊張感も持ちながら過ごしていたのを覚えています。
原作・台本を読んだときに、終盤がこの物語の魅力の大部分でもあると感じていたので、とにかくこの物語に身をゆだねていただけたら、最後まで非常に楽しんでいただける最終話になっているかと思いますので、ぜひ楽しんでご覧ください。