俳優・永野芽郁、佐藤健がW主演する映画『はたらく細胞』(監督:武内英樹/配給:ワーナー・ブラザース映画)。本作の公開日が12月13日となったことや、追加キャストとして阿部サダヲ、芦田愛菜が出演することが7月4日に発表となった。
漫画家・清水茜氏が『月刊少年シリウス』(講談社)で連載していた細胞を擬人化して描く作品が原作。現在まで数々のスピンオフ作品が発表され続けており、シリーズ累計発行部数1000万部を超えるメガヒット作なっており2018年にはアニメ化もされ人気を博している。永野は赤血球役、佐藤は赤血球とともに体内を守る白血球役となっている。
2人は人間キャストとして出演。“不摂生にもほどがある父”・漆崎茂(うるしざき・しげる)役を阿部、“健康優良な女子高生の娘”・漆崎日胡(うるしざき・にこ)役を芦田が演じる。妻を早くに亡くしているという設定で、茂は不規則な生活を送り、ジャンクフード・酒・たばこが大好き。茂の体内では、ブラックな労働環境に疲弊しきった細胞たちが文句を言いながらも奮闘している。なお、2人が父・娘役を演じるのは社会現象までになったドラマ『マルモのおきて』のスペシャル版「マルモのおきて スペシャル2014」以来、実に10年ぶりとなっている。
それだけに阿部も、「娘役の芦田愛菜さんとは久しぶりの共演で、以前は『愛菜ちゃん』って呼んでいたのですが、いまや『芦田さん』ですね(笑)以前とは全然違っていて、とても大人になった感じがしました。昔から演技もお喋りもお上手でしたが、今回共演して、改めて感心しました。どんどんスキルが上がっている俳優なんだなと、実感しました」としみじみ。
それだけに芦田は、「阿部さんと久しぶりに共演することができて、とても嬉しかったです。掛け合いのシーンでは、本当の親子のような安心感の中でお芝居をさせていただけて、すごく楽しかったです」とそれぞれコメントを寄せている。
今回の起用へ武内監督からは「原作では体内のお話だけですが、映画では体の持ち主である、漆崎親子のドラマも描くことになり、不健康な父親をコミカルに演じていただける方、ということですぐに思い浮かんだのが阿部さんでした」と語り、芦田に関しては「不健康な父を気遣うしっかり者の高校生の娘役は、かねてからこんな娘がいたらいいなと思っていた芦田さんにオファーしました。また、10 年ぶりに芦田さんと阿部さんが共演して、成熟した親子像を見られたら夢のようだ、とお二人とご一緒するのを楽しみにしていました。」と、2人の共演を楽しみしていたと明かす。
2人への演出について、「お2人のお芝居を演出していると、昔の関係性と今の関係性がオーバーラップして、本当の親子みたいで胸が熱くなりました。芦田さんは、等身大の女子高生らしさも、父親思いのしっかり者の日胡もリアリティをもって演じてくださり、阿部さんは、そんな娘の笑顔のために全力を尽す茂を、チャーミングに演じてくださいました。細胞たちの活躍だけでなく、漆崎親子のドラマにもご期待ください」と語っている。
なお、永野、佐藤、阿部、芦田の4人のほかに残り13人の未解禁、豪華キャストがいることもアナウンスされた。
■最新予告映像 公式 YouTube
https://youtu.be/DMFnsK0JLFo
※記事内画像は(c)清水茜/講談社 (c)原田重光・初嘉屋一生・清水茜/講談社 (c)2024 映画「はたらく細胞」製作委員会