吉沢亮主演『ぼくが生きてる、ふたつの世界』ポスター&予告編!母の後ろ姿と笑顔

吉沢亮主演『ぼくが生きてる、ふたつの世界』ポスター&予告編!母の後ろ姿と笑顔1

ポスタービジュアル

 俳優・吉沢亮主演で9月20日より公開予定の映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』(監督:呉美保/配給:GAGA)。本作の本ポスタービジュアル、本予告編が7月5日に解禁された。

 作家・エッセイストの五十嵐大氏の自伝的エッセイ『ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと』が原作。脚本は『ゴールド・ボーイ』、『正欲』などを手掛ける港岳彦氏が担当している。耳のきこえない両親の元で育った息子・五十嵐大(吉沢)の心の軌跡を描いている。

 公開された本ポスタービジュアルは、主人公・五十嵐大(吉沢)が、故郷の宮城県に帰郷し、久しぶりに家族との時間を過ごした後、東京へ戻る前のひとときを切り取ったもの。そおn撮影も、ティザーポスター同様、原作本の表紙を撮影した斎藤陽道氏が担当している。

 ビジュアルには「伝えられない想いが、あふれだす」というコピーとともに、数年ぶりに再会した母(忍足亜希子)との時間に少しぎこちなさを感じる息子と、息子と一緒にいることをうれしく思う母の表情が2人それぞれの想いを物語るような仕上がりとなっている。

 一方、本予告は、帰郷した息子・大(吉沢亮)を駅まで見送る、母・明子(忍足亜希子)。「親父とばあちゃんによろしく」「わかった」きこえる息子ときこえない母が交わすのは手話での会話。2人にとっての日常も、子供のころの大にとっては「母のことが、恥ずかしかった」。母の話し方を友達から指摘され、「授業参観に来てほしくなかった」と手話で伝える小学生の大の姿や、高校受験期に自らの苛立ちのまま、「こんな家に生まれてきたくなかった」と思わず母にぶつけてしまう本当の気持ちと愕然とする母の表情などが点描のように映し出されていく。

 そして「自分が何をしたいのか考える」と東京に行くことを家族に告げ、故郷から離れた大は、新たな出会いや違う環境の中で改めて“きこえる世界”と“きこえない世界”に生きる自分を見つめなおす。思い浮かぶのは少し年齢を重ねた母の後ろ姿、そして笑顔……母と息子……家族の物語が優しく伝わる予告編となっている。

 ■本予告
 https://youtu.be/rEtUKCaTUHQ

 ■ポスター写真撮影カメラマン:齋藤陽道(Harumichi SAITO)
 1983年、東京都生まれ、2020年から熊本県在住。都立石神井ろう学校卒業。2010年写真新世紀優秀賞。2014年、日本写真協会新人賞。Eテレ「おかあさんといっしょ」のエンディング曲「きんらきらぽん」の作詞を担当。写真家・文筆家としてだけでなく、活動の幅を広げている。

 ©五十嵐大/幻冬舎 ©2024「ぼくが生きてる、ふたつの世界」製作委員会