タレントで俳優・渋谷凪咲が7月18日に東京・丸の内ピカデリーで映画『あのコはだぁれ?』(監督:清水崇/配給:松竹)公開前夜祭イベントを俳優・早瀬憩、山時聡真、荒木飛羽、今森茉耶、蒼井旬、穂紫朋子、染谷将太、清水崇監督とともに開いた。
『呪怨』シリーズを手掛け、Jホラーを牽引し続けている清水監督最新作。夏休み、補習授業を受ける男女5人の教室にいないはずの“あのコ”が怪奇を巻き起こす学園ホラー。
エメラルドグリーンのドレス姿で登場した渋谷。「公開にあわせるように、本日梅雨明けしました!」と、季節感あふれるコメントで観客たちを和ませる。
補習クラスを担当する臨時教師・君島ほのか役で映画初主演を果たした渋谷。今年4月に撮影しわずか3ヶ月ほどで公開にこぎつけという目まぐるしい作品ということもあり、「すべてが初めてで毎日を全力で突き進む日々でした」としみじみ。
続けて、「本当に怖いなと思っているので、自信を持って観ていただける作品です」と、短い期間でも中身はぎゅっと詰まっているとアピールしたり、「ホラーが苦手な方にも、ミステリー要素があるのでそういうところを楽しんでもらえればと思っています」と呼びかけた。
ホラー作品ということで、撮影・宣伝期間に怪奇現象があったという渋谷。「ラジオに出演させて頂いて、それが何10年も放送されているラジオだったんですけど、その日だけオープニングの曲がかからなかったらしいんです」というエピソードや、「写真を撮ろうとしたら撮れなかったり、携帯が同じバグを起こしたり、怪奇現象というのがすごく多かったんです」と訴える。その怪奇現象の多さへ渋谷は「監督いわく、『こういう怪奇現象があったほうがヒットしやすいよ』って言われて。ヒットを願っています」と、うまくトークを回していた。
さらに、作品へ染谷からは、「名シーンだらけで、見たこと無いショットがものすごい多いです!ずっと興奮してドキドキ・ワクワクしっぱなしでした」と、手放しで褒めるほどだった。
イベント後半には、渋谷とバラエティ番組などで共演するお笑いコンビ『かまいたち』の山内健司と濱家隆一がキャストにサプライズでVTRで登場!……したが、『かまいたち』の2人は出演などはしておらず、作品には“無関係”という立ち位置。とはいえSNSやYouTubeなど“援護射撃”をしているという間柄となっている。
『かまいたち』登場の前フリとして、“公開後に実施する感想投稿キャンペーンで使用するハッシュタグを考える”というフリップトークを展開。“#あのコみた”と作り出すなか、いきなりケーキが登場。その直後に『かまいたち』のVTRが流れるというもので、山内から「公開前(7月10日撮影時点)で見れないですけど、タイトルとチラシから察するに、おばけが出てきます。生徒たちを殺していきそうです。どんどん死んでいって、凪咲も死ぬんじゃ?」とチラシにも書いてありそうなうすーい予想を出せば濱家からは「ヘボい考察しないでもらえるか!」とツッコミを入れつつ、「こんなあのコは嫌だとかどんなあのコは嫌だとかを伝えてもらえれば」とのメッセージが送られる。これに渋谷も「本当に嬉しいです!11年お世話になっていて、この作品が決まってから山内さんが勝手に宣伝してくださって。Youtubeでも告知動画をチラシ一枚から考察をしてくださって」と、お礼の気持ちがあふれていた。
せっかくケーキもあるということで渋谷にケーキの上に乗っている“祝”のクッキーを食べてもらうことに。渋谷が“祝”のクッキーがなかなか見つけられないご愛嬌な一幕もありつつ、いざ実食!「甘じょっぱくておいしいです!」とニッコリ笑顔を見せる渋谷だったが、逆に清水監督と司会が焦りだす展開に。その渋谷の食べた部分だけ“除霊”の意味を込めてとても塩味が効いているというもので、渋谷の食レポだといわゆる“ボケつぶし”になってしまう形に。渋谷は「ソルティークッキーだと思いました」とのんびりマイペースな口調で話していたが、後から効いてきたのか、「しょっぱい」と、水を多めに飲み、クッキーのかけらを手でペロッと舐めていた。
イベントの最後には「夏のお化け屋敷感覚で楽しんでもらえたら」と、メッセージを寄せイベントを終えていた。
映画『あのコはだぁれ?』は7月19日より全国ロードショー!
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ