“ナナニジ”の略称で親しまれるアイドルグループ『22/7』天城サリーが8月9、10日にカナダ・エドモントンのEdmonton Convention Centreで開催されたアニメイベント『Animethon 2024』に2日連続で出演した。
『Animethon』アルバータアジアポップアート協会(Alberta Society for Asian Popular Arts: ASAPA)が運営し、昨年30周年を迎えたカナダ国内で最も息長く続いてきたアニメフェスティバルの1つ。今年は8月9日から8月11日まで開催され、3日間で合計約15,000人を動員している。天城が出演したライブステージでは8月9、10日各日約1800人、合計約3600人が詰めかけるものとなった。
天城といえば、アメリカ・ロサンゼルス出身で、ネイティブである英語、日本語のほかスペイン語も話せるトリリンガル。秋元康総合プロデュース『22/7』のメンバーとしてアイドル活動を行うほか、アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』清水イライザ役、ゲーム『オーバーウォッチ2』霧子役等、多数のアニメ・ゲーム作品の声優を務めるなど活動を展開している。
その語学力と英語圏での知名度を生かし、今年5月にアメリカ・シカゴで開催された「Anime Central 2024」、7月にシンガポールで開催された「Creators Super Fest 2024」にも呼ばれており、日本国外からも多くの注目を集めている。
8月9日に出演した初日のライブステージには、トップバッターとして登場。『22/7』のオリジナル曲『YESとNOの間に』をはじめ、『何もしてあげられない』『曇り空の向こうは晴れている』等の人気曲をソロ歌唱。MC内では、『YESとNOの間に』がEDテーマとなっているアニメ『ATRI -My Dear Moments-』の話に及ぶと、すでに第6話まで放送・配信中の本作品の視聴をためらう会場のファンに向けて、「君はどうせ一晩で全部見終わる顔をしているから大丈夫」といじってみせるなどアメリカンジョークで沸かせていた。『残酷な天使のテーゼ』『残響散歌』など人気アニメソングのカバーを含む全7曲のパフォーマンスを終えると、鳴りやまない“Sally”コールの中、ステージを後にした。
さらに、翌10日のライブステージでは、シークレットゲストとしてオープニングアクトを務めることに。突如、天城を除く22/7メンバー9人からのサプライズメッセージが大型ビジョンに流されると、大歓声のなか天城がステージに登場し、海外版のポケモンアニメ主題歌である『Pokemon Theme』を熱唱。幼少期をアメリカで過ごした、ネイティブである天城サリー“ならでは”の選曲に、「ポケモン」の大合唱が巻き起こるなど、会場のボルテージは一気に最高潮に。続けて、「YESとNOの間に」と「God knows…」のカバーを披露し、オープニングアクトとして堂々たるパフォーマンスで魅せました。
天城は、イベント期間中の3日間で、ライブステージのほか、トークショー、サイン会、VIPファンミーティングにも参加。チケット即完売となったVIPファンミーティングでは、“絶対に使うことのない”日本語講座など、ここでも得意のアメリカンジョークを連発し、現地ファンのハートを掴んでいた。
■8/9(金)天城サリー「Animethon 2024」セットリスト
1.残酷な天使のテーゼ
2.恋愛裁判
3.ドライフラワー
4.何もしてあげられない
5.YESとNOの間に
6.曇り空の向こうは晴れている
7.残響散歌
■8/10(土)天城サリー「Animethon 2024」セットリスト(OPアクト)
1.Pokemon Theme
2.YESとNOの間に
3.God knows…