アイドルグループ『SixTONES』京本大我が8月19日に東京・帝国劇場で主演ミュージカル『モーツァルト!』(演出/訳詞:小池修一郎)公開ゲネプロを開催。その仕上がりをメディア向けに披露した。
2002年に日本初演の音楽家・モーツァルトの35年の生涯に迫った作品。京本とともにWキャストとして俳優・古川雄大がヴォルフガング・モーツァルト役を演じる。古川は2018年シリーズからモーツァルト役を務めており本公演で3度目、京本は今回が『モーツァルト!』初出演ににして、帝国劇場初主演作品となっている。なお、本作は改修工事のため2025年に閉館を発表している帝国劇場のクロージングラインアップ作品となっていることも特徴だ。
ゲネプロでは、京本が場内に伸びのある歌声を響かせる楽曲を披露するとともに、栄光、挫折、迫りくる影などを熱演で表現。アンサンブルキャストを含めてさまざまな衣装もお披露目され視覚的にも目を引くものとなっていた。
初日に向け京本からコメントが寄せられた。以下全文。
■京本大我コメント
あっという間のけいこ期間でした。雄大君をはじめ、みなさん優しくて、いろんな角度から多くのアドバイスをくださいました。
今まで演じてこられた方々の事を考えるとプレッシャーはあるのですが、僕にとっては初挑戦なので、作品の歴史にリスペクトを持ちながら、今の29歳の京本大我が出来るヴォルフガングへのアプローチを大事にしようと思っています。
未熟さもたくさんありますが、それも含めてさらけ出して、自分なりに自信を持ってお届けしたいなという気持ちです。
舞台はナマモノですし、帝劇で主演も初めてなのでそういう怖さはありますが、それを忘れられるくらいヴォルフガングに熱中してスタートを切れたら、と思っています。なるべく守りに入らずに、“攻める”気持ちで行きたいです。
ヴォルフガングだけではなく、京本大我自身の心もあえて尖っていたい。腰が引けたくないし、心持ちだけは常に強く前を向いていたいです。勿論謙虚さは持ちつつも、舞台に挑む上での“尖り”が、ヴォルフガングの役柄にも良い影響を与えられたら良いなと思います。
『エリザベート』を経て久しぶりに帝劇に帰ってきたので、重みを知っているからこそ感じるプレッシャーと、逆に噛み締められる想いがあります。
僕が帝劇に立つことを待ってくださっていた方々へは恩返しにもなると思いますし、何より作品が本当に素晴らしいので、観ていただける事が本当に嬉しいです。
歴代の素晴らしいヴォルフガングがいらっしゃる中で、僕はかなり初々しく映ると思うんですけど(笑)、おこがましいかもしれませんが、何回も観ていらっしゃる方がご覧になっても、新しい作品を読ているくらいの新鮮さを感じていただけたら嬉しいです。荒削りな部分もたくさんありますが、頑張っていきたいです!
以上
ミュージカル『モーツァルト!』東京公演は8月19日から9月29日まで帝国劇場にて、大阪公演は10月8日から10月27日に梅田芸術劇場メインホールにて、福岡公演は11月4日から11月30日まで博多座にて上演予定!
※初稿にて京本大我さんのお名前を誤表記している箇所がございました。お詫びして訂正いたします。
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ