俳優・横浜流星主演でアイドルグループ『SixTONES』森本慎太郎、吉岡里帆、山田杏奈、山田孝之が共演し11月29日より全国公開予定の映画『正体』(監督:藤井道人/配給:松竹)。本作の主題歌、予告映像、ポスタービジュアルが9月24日に解禁となった。
小説家・染井為人氏の同名作が原作のサスペンスエンタテイメント。日本中を震撼させた殺人事件の容疑者として逮捕され死刑判決を受けた主人公・鏑木(横浜)が脱走し、変装と潜伏を繰り返しながら日本中を駆け巡り343日間におよぶ逃走劇を繰り広げるというもの。
主題歌はコンポーザー・n-bunaとボーカル・suisによるバンド『ヨルシカ』の書き下ろし新曲『太陽』に決定。『ヨルシカ』といえば物語性に富んだ楽曲が特徴的だが、『太陽』も逃亡を続ける鏑木に優しく寄り添うような歌詞となっている。この起用に『ヨルシカ』から「他人の作品に関わることの重みをいつも感じています。映画の最後に流れる主題歌は、始まりの一音だけで作品の持つ余韻を消し飛ばしかねないという恐怖があります。この映画の脚本を読んだ時、特にその怖さを感じました。監督との打ち合わせで印象的だったのは『讃美歌』というワードです。受け取ったメッセージを壊さないよう丁寧に作りました」と、制作への思いを。
さらに、そのタイトルを『太陽』としたことへ「太陽をモチーフに、陽の光を蝶の羽根に見立てて詩を書きました。今ヨルシカで作りたいものと、映画の共通項を探すところから制作が始まっています。正体という映画の持つ余韻と調和する仕上がりになっていれば幸いです」と、意図を伝えている。
楽曲について、キャスト4人にインタビューもしており、「自分も藤井監督も好きなヨルシカさんに引き受けてもらって、この作品のとてもぴったりな、寄り添ってくれる歌を作ってくださって、歌ってくださって本当に感謝しています」(横浜)、「横浜さんが本当に血のにじむような努力をされていたのを思い出しました。ラストカットのあの表情が忘れられず、鮮明に残っています」(吉岡)、「惹きつけられるいい予告でした。(山田)孝之さんの表情が忘れられないですね」(森本)、「鳥肌が立つくらいいい予告でした。ヨルシカさんの優しい歌声と、流星さんのひたすらに走っている絵にグッとくるものがありました」(山田杏奈)とそれぞれ話している。
なお、本作のムビチケオンライン券が9月27日より発売開始となることも明かされた。
■本予告映像(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=WOTyCcO1MZU