俳優・山﨑賢人、ボクシングの井上尚弥選手が9月25日に東京・ウブロ銀座ブティックで『ウブロ 井上尚弥×山﨑賢人 スペシャルトーク』に登場した。
スイスの高級腕時計ブランド『HUBLOT(ウブロ)』がブランドを象徴するハイコンプリケーションウォッチが同店に集結することを記念してウブロアンバサダーの井上選手、山﨑を店舗に招いてトークショーを開催するというもの。
まずは2人で店内に登場。井上選手とは初共演となるという山﨑は、「何度も試合を見させて頂いているんですけど、僕より1つ年上で、“日本の宝”というかモンスターというか。凄まじい強さに感動しています」と伝えると井上選手からは「僕も見させて頂いていますし、今日お会いできて嬉しく思っています」
9月7日に30歳の誕生日を迎えた山﨑へ井上選手からサプライズでサイン入りのボクシンググローブをプレゼントするシーンも。グローブにした理由として、「運動神経も抜群と聞いていますし、これを機にボクシングに興味を持ってもらえたらと思って」と井上選手が話していたが、当の山﨑は「これは使えないなって。サインが取れちゃったら嫌なので(苦笑)」と、恐縮気味だった。
時計に対して井上選手は「ファッションとしてモチベーションとして欠かせない」といい、山﨑は「ファッションの一部で、子供の頃は時間を見ずに生活していなかったんですけど、シンプルな服を着ていても、時計が1つあるだけでまとまる大事なアイテムだなって思います」と、考えを披露。
そこから時間というものへの考えとして「人生で流れ続けている命そのものですよね。やっていることで体感時間が変わってくる。俳優という職業なので、映画を観ている時間も良い時間だし、いろんな時間を大事にしています」という山﨑は「周りの人に『30代は早いよ』といわれていて」と戦々恐々とする部分と、これまで20代での経験を活かして「ここからの時間はワクワクしています」とも語っていた。
本日のトークテーマは「挑戦」となり、山﨑にとって挑戦していることへ「新しい作品だっり無理かもしれないなと先が見えなくても挑戦はしてきました」とスタンスを話すとともに、「自分がやったことのないことに挑戦する方がやりがいがあったなって。いままで出会った人たちと一緒に作品に挑戦していくというのは面白かったです」と結果を得たそうだ。
イベント後半には、井上選手からアドバイスを受けながら山﨑がミット打ちへの挑戦が告げられると、「挑戦しすぎじゃないですか?」と、苦笑いだったが、井上は「きょうは挑戦ということでビシバシに。ちょっとへばってもらおうかな(笑)」と、煽る様子も。
まずは山﨑に自由にミットに打ってもらって、そこからポイントとなる部分をアドバイス。フォームや腕さばき、足さばきといったことを2、3言アドバイスを受けた山﨑は、すぐにそれを取り入れ、井上選手も教える前と後では「音が重くなりましたよね」と、上達ぶりに関心しきり。その締めくくりとして、30秒間連打でのミット打ちが行われることになったが、これを聞いた井上選手の方が「それプロでもやって30秒ですよ!?」と、ハードルがめちゃくちゃ高いことに驚く様子が。それでも山﨑は果敢に挑戦。その30秒の挑戦中、山﨑はどうやら無呼吸で行ったようで、パンチのキレが伝わってくるような重い音が場内に響きまくったあと、終了を告げられた瞬間、肩で息をするほどの全力ぶりだった。
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ