堂本剛 主演「まる」へ「音楽をつけなくていいんじゃないですかね」と話した理由

堂本剛 主演「まる」へ「音楽をつけなくていいんじゃないですかね」と話した理由8

公開記念舞台あいさつが開催!(撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ)

 人気デュオ『KinKi Kids』堂本剛が10月19日に東京・TOHOシネマズ日比谷で主演映画『まる』(監督:荻上直子/配給:アスミック・エース)公開記念舞台あいさつを綾野剛、小林聡美、吉岡里帆、森崎ウィン、戸塚純貴、荻上監督とともに開催した。

 堂本27年ぶりの映画主演作品で荻上直子監督オリジナル作品。美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている男・沢田がふと見かけた○(まる)に、浸食され始めるという奇想天外な物語となっている。

 ついに初日を迎え「この映画を通してですね、たくさんの人々の今へ向かってメッセージを投げかけれたらいいなと思って演じさせて頂きました」と、映画へ込めた想いを。すると綾野も、「荻上監督と剛さんが丁寧に丁寧に紡いだ優しい映画です」と、アピールした。

 劇伴と主題歌も担当した堂本。その製作の話題も振られ「この映画はフィルムで撮っているということもありまして、役者さん1人1人の呼吸、間っていうものがたっぷり使われている映画だなというふうに最初仕上がった映画を見てまず思いまして。なので、その間も音楽に感じたので、『音楽をつけなくていいんじゃないですかね』って監督には伝えたんです。けど、監督とお話させて頂いていくうちに、『ここと、ここと、ここには音が欲しいです』っていうふうにおっしゃって。それでどういう音楽がいいかなっていうことに非常に悩みました」と、経緯を話す。

 とはいえ、堂本としては劇伴は初制作となっただけに、「とても難易度の高い音楽、映画の仕事だったなというふうに思っています」と、苦労もあったようだが、「普段自分が制作している音楽とは違ういろいろな学びが非常にありました。ほんとに貴重な経験させていただけたなっていうふうに思ってます」と、得るものも多かったそうだ。

 ここまで堂本は真摯に質問に答えていたということもあり、聴き入る観客も続出。その雰囲気をみて取った堂本は、「真面目すぎましたかねぇ」と、苦笑いを浮かべつつ、その後は砕けたトークを連発することとなっていた。

 映画『まる』は公開中。

 取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ

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