左から有楽製菓株式会社の村木良輔氏、カルビー株式会社の大本都子氏、カルビープラス東京駅店 副店長の髙橋由祈氏（撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ）
カルビー株式会社のシリアルブランド『フルグラ（R）』戦略説明会が10月23日に東京・丸の内のカルビー本社内で開催。有楽製菓株式会社のチョコ菓子『ブラックサンダー』とコラボレーションした『フルグラ（R）ブラックサンダー味』を10月28日より全国で数量限定で発売することを発表した。
『フルグラ（R）ブラックサンダー味』は昨年11月に発売されているが、そのときの反響について、『フルグラ（R）』からマーケティング本部 オーツ麦部 フルグラチーム ブランドマネジャー・大本都子氏は「イナズマ級の売り上げ」を叩き出したと話す。ほかのコラボ商品でも販売量が「一定量はある」そうだが、ブラックサンダーとのコラボは「ケタ違いに多い」とコメントが飛び出るほどで、お客さんからも販売後に「再販はいつですか？」などの声が普段とは段違いに殺到したそうだ。
そんな大反響を呼んだコラボだったが、実は、昨年の発売前には「どのくらい生産するか」と思いを巡らせていたという大本氏。そんな状況下ながら、まずは、コラボの一報を出したという。すると、営業側からの発注が「倍々ゲームで増えていって」と、とにかく注文が押し寄せたといい、これをもとに有楽製菓側に相談し「ケタ違いの数字を工面して頂いて。こんなに作って大丈夫か……と、思ったのですが心配をよそにあっという間に売れてしまって」という。ちなみに、店舗や配送などでばらつきもあることは前提だが、大本氏の実感では「1週間ほどで売り切れ」になったそうで、当時空になった棚の写真をSNSにアップする方もいたそうだ。
昨年11月の棒グラフ
会場では昨年11月の販売の棒グラフも公開されたが、確かにコラボの部分は突出して伸びていた。なお、この突出は誇張でもなんでもないデータなのだそう。普段、『フルグラ（R）』を利用する客層としては、大本氏によると「40・50代がメイン」だそうだが、『フルグラ（R）ブラックサンダー味』は「20・30代の女性」の購入が多かったそうだ。
一方、有楽製菓株式会社側としては、同社のマーケティング部 企画課の村木良輔氏から昨年のコラボにあたって「決め手はザクザク感。食感が合いそうと感じました」と、決定打の部分を明かすこともあった。
気になる今年の『フルグラ（R）ブラックサンダー味』の中身について大本氏は、昨年から「美味しさはそのままに。パッケージはイナズマ級のインパクトに」と中身の変更はないそうだか、パッケージはよりインパクトを持たせているという。どのくらい販売するのかへ、大本氏は「明確な数字はお伝えできませんが、昨年よりはもちろん増やしております」と現状を。なお、年内の再販は予定していないそうだ。
ちなみに、『フルグラ（R）ブラックサンダー味』はコンビニでの販売は予定していないそう。このことについて大本氏は理由は2つあるという。1つは「この価格帯・容量帯だと置いていただくのが難しい」というものと、2つ目は、一口サイズの『フルグラボール』を現時点ではコンビニの主戦場としているとしていた。
『フルグラ（R） ブラックサンダーサンデー ポテトチップス付き』
また、アンテナショップ『カルビープラス』でも10月28日から昨年と同じくコラボを展開するといい、『フルグラ（R）ブラックサンダー味』を使った『フルグラ（R） ブラックサンダーサンデー ポテトチップス付き』（480円・税込）、『フルグラ（R）ブラックサンダーサンデー』（460円・税込）を期間と数量限定で発売するとしている。
取材・撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ
