俳優・山本舞香 岡山天音、平野綾、佐藤二朗が12月11日と12月18日に放送を予定している中京テレビ開局55周年記念ドラマ『令和の三英傑!』に出演することが11月5日に発表となった。
本作は愛知県・名古屋市出身の堤幸彦氏が原案と演出を手掛け、多くの企業が創業の地とし農業も盛んなニッポンの基礎を築いたといっても過言ではない、愛知・名古屋愛を前面に押し出した突飛なキャラクターが大集合する、ハイパーコメディドラマ。400年前に日本で繰り広げられた織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、通称・戦国三英傑の戦いが令和に蘇る!?三英傑の直系子孫だと信じて疑わない人々が繰り広げる、意地とプライドと血筋をめぐる物語となっている。
脚本は愛知県・名古屋市出身で、第50回岸田國士戯曲賞を受賞した佃典彦氏が担当していることもポイントの1つ。
主演の織田よし乃を山本舞香。織田家の末裔(!?)として父親と対立しながらも傾きかけた老舗の洋食屋「キッチンKnob」の立て直しを図る婚活女子という役どころ。
織田家とは犬猿の仲である豊臣家の末裔(!?)木下藤吉を演じるのは岡山天音。トヨトミー製作所の一人息子ながら学生演劇にハマり就職を逃したうだつのあがらない青年となる。
徳川春日を演じるのは、愛知県名古屋市出身の平野綾。20歳年上の旦那・康元を手玉にとりグランドホテル葵の実権を握る才媛を演じる。
織田よし乃の父親、織田信郎を演じるのは、愛知県出身、佐藤二朗。口うるさいが気は小さい。娘の早期結婚と、婿へ秘伝のソースを伝授することを夢見る「キッチンKnob」の店主を暑苦しく演じている。
主要スタッフ・キャストからもコメントが寄せられた。
●山本舞香コメント(鳥取県米子市出身)
台本を読ませていただいて「令和の末裔」のお話という面白い作品に参加させていただける事とても光栄に思いました。
堤監督とも、またご一緒できて、とても嬉しいなと思う反面緊張感でとても気合いが入りました。
現場に入ってから、色々お話ができて緊張感がほぐれて「よし乃」としてしっかり役に入れる空気をスタッフの皆様が作ってくださり居心地の良い現場でした。
そして天音くんとも10年ぶりにご一緒させていただいて藤吉とよし乃としてお芝居をさせていただき自分的に心地よくお芝居できて「藤吉」役が天音くんで本当に良かったと心から思っています。
お父さん役の二朗さんも本当に毎回毎回会うたびに刺激を受けガッツリご一緒させていただいたのは今回初めてだったので勉強させていただきました。
他のキャストの方々ともコミュニケーションを取らせていただいて私も完成が楽しみです!
とても面白い作品になっていると思うので皆様楽しみにしていてください。
◆織田よし乃(おだ・よしの)/24
大須万松寺にある老舗洋食屋「キッチンKnob」の一人娘。
昔ながらの考えに染まり遅くても25歳になるまでに結婚しなくてはと焦っている。
大学時代は弓道部部長で全国大会優勝するほどの腕前。
今は父の洋食屋を手伝い、傾く店をなんとか立て直そうと、メニューを令和風にアレンジするなど奮闘するが、店の方針を巡って父と激しく対立している。
●岡山天音 コメント全文(東京都国立市出身)
堤監督と初めてご一緒させていただけてとても光栄でした。堤組にしかない刺激に溢れた現場で楽しかったです。
山本さんをはじめ、キャストの皆様も格好良くて個性的な皆様で、今作でご一緒できた事、本当に嬉しく思います。
よし乃と藤吉と、その周りの人々と、小ネタに溢れたドタバタな人間模様を楽しんで、明るい気持ちになっていただけたらと思います。
◆木下藤吉(きのした・とうきち)/23
中村公園の近くにある板金工場・トヨトミー製作所の一人息子。大学で芝居に目覚めそのまま就職せずに続けている演劇青年。
夢は大きな劇場で公演を開くことだが、とりあえずの目標は愛知県芸術劇場小ホールを満杯にすること。
●平野綾 コメント全文(愛知県名古屋市出身)
愛知県出身だとあまり知られていなかったのですが、そのご縁で堤監督作品に出演させていただけるなんて!先祖代々に感謝です。
慣れ親しんだ名古屋弁とは違う岡崎弁は難易度が高く、徳川家に失礼のないように思いっきりはっちゃけました!
春日が何を企んでいるのか、作品の随所に出てくる”名古屋あるある”と共にお楽しみください。
◆徳川春日(とくがわ・かすが)/35
岡崎にあるグランドホテル葵のオーナー徳川康元の妻。二十歳も差のある旦那の康元を尻に敷いて実権を握っている。
抜群の美貌とスタイルの良さでインフルエンサーとしても活躍している。
ホテルには春日に会うために訪れる人も多く、政財界との繋がりも深い。
●佐藤二朗 コメント全文(愛知県春日井市出身)
なんだと!?堤幸彦が、彼と俺の故郷である愛知県を舞台にした、オール名古屋弁のドラマをつくるだと!?
どえりゃあがや。そんなの、俺が駆けつけないでどうする。この年の瀬、名古屋カラーで全国を染めあげようぞ。
◆織田信郎(おだ・のぶろう)/52
よし乃の父。口数は多いが気の小さい男。妻を病気で亡くしてから娘を男手一つで育てて来た。
店主を務める「キッチン Knob」の看板メニュー赤味噌ハムカツ定食は絶品で、キャベツの千切りの速さは日本一と自負している。
織田信長の「天下布武」の刻印が龍なのでもちろんドラゴンズファン。
赤味噌ハムカツ定食の秘伝ソースを婿に仕込まなくてはと娘が早く結婚してくれることを願っている。
●堤幸彦 コメント全文(愛知県名古屋市出身)
まずこの企画をいただいて、最初に思いついたのは、子供の頃、名古屋の大通りを練り歩く“三英傑”の勇姿です。トラウマなほど心に焼きついております。いつかそれにまつわる物語を作りたいとずっとイメージしていました。それは名古屋人としての誇りなのでしょうか。もちろん大河ドラマや現代に蘇る話ではなく、『今を生きる三英傑』の話です。すると色んなことがつぎつぎ思い浮かび、作家の佃さんと楽しく脚本を作ることができ、異彩なキャスト陣と大笑いしながら演出できました。地元しか伝わらない細かすぎるアイテムから、真剣すぎる爆笑ギャグまで老若男女楽しめる内容になった!と自負しております。皆様、ぜひお見逃しなく!
※記事内画像は(C)中京テレビ