『京成スカイライナー新CM発表会』が11月12日に都内で開催。会見冒頭では、京成電鉄株式会社 代表取締役社長の小林敏也氏からイメージキャラクターを務める“ケンティー”こと中島健人へ言及することがあった。
中島は京成電鉄株式会社の京成スカイライナーのイメージキャラクターを2019年より務めている。11月13日より全国放送となるCMは『京成スカイライナーに乗り込んだ瞬間から、新たな夢は始まっている』がコンセプト。これまでのCMでは、中島が利用者をもてなす“京成王子”として出演し続けていたが今作では“京成王子”を封印し、本人やで出演していることが特徴となっている。
小林社長はまずはこれまでの京成電鉄と中島のことを振り返る。「中島健人氏扮する京成王子は2019年の第1作放映から大きな話題を呼びました。京成スカイライナーの認知度、そしてイメージアップに欠かせない存在となって今日までまいりました。途中、世界中、そして我が国が苦しんだ(新型コロナウイルス禍の)時期もございましたが、運行本数を大幅に増やし、インバウンド需要がさらに増大していると。そういう中においてこれらのCMの効果もあいまって、ご利用される方が非常に多くなりました。いまは1日平均2万人をはるかに超えるお客さまにご利用頂くなか、今年6月には3代目のスカイライナーが累計5000万人のご利用を達成し、式典を開催しました。まさに京成王子とともに歩んだ5年間だったのではないでしょうか」。
そこから「そしてこれから今後に目を向けますと、成田空港の機能強化が控えております。我が国の観光立国、国際競争力強化への貢献といった観点から、我が社、なかんずく京成スカイライナーのさらなる成長に向けて歩みだす、また新たなスタートの時期となりました」と、同社の考えとともに、「一方で、中島さんも今年アーティストとして新たなステージに挑戦され、活躍の場をさまざまな領域に広げておられるところであります。この双方の転換期にあたりまして、新CMでは京成王子からイメージチェンジを図りまして、リアルな中島健人さんをモチーフとして、夢に向かって躍動される姿、スカイライナーがこれからますます飛躍する姿。これをシンクロさせたコンセプト。『京成スカイライナーに乗り込んだ瞬間から、新たな夢は始まっている』というコンセプトでCMを作成させて頂きました。旅の途につく多くのお客さまが新CMに共感頂ければ大変光栄に存じます。どのようにイメージをチェンジしたのか、新CMを観て頂いて確認を頂きたいと思います」と、メッセージを寄せた。
会見後半には中島をイメージした車両『KENTY SKYLINER』が11月23日より、リニューアルデザインのものが運行されることをアナウンス。小林社長は変更されたロゴへ「京成王子の柔らかいコンセプトから先に飛び立つ姿をイメージしました」と解説するとともに、「車両の側面にも中島さん……ケンティーの姿がデザインされています。それが京成スカイライナーの疾走感につながっています。私が当初想像していたものよりいいデザインになっています。制作に携わって頂いたケンティーはじめスタッフに感謝したいと思います」と、気持ちを話していた。なお、車内アナウンスもリニューアルすることが明かされていた。
記念撮影の際には中島と小林社長が並んで撮影し、終了後には固い握手をかわす場面も見られた。
※ほか原稿
・中島健人 京成スカイライナー2年ぶり新CMで“京成王子”封印の本人役に
・中島健人 京成スカイライナーCMワンシーン増やせるなら?「海外フェス出演」が夢
・中島健人 京成スカイライナー新CMで「1段大人のステップアップができた」
文・水華舞