歌手・森山良子(70)、女優・名取裕子(60)、鈴木杏樹(48)、渡辺満里奈(47)が30日、東京・日比谷公園で『オールナイトニッポン MUSIC 10 in ラジオパーク』公開生放送を開いた。
29、30日に開催され10万3000人が集まったニッポン放送主催のリスナー感謝イベント『Smile&Green ラジオパーク in 日比谷 2018~あなたにショウアップ!』内でのイベントで、2015年9月から月曜から木曜でスタートした『オールナイトニッポン MUSIC 10』(同局・午後10時~)のレギュラーパーソナリティを担当する4人が一堂に会して生放送するというもの。
日差しも程よく雲に隠れ、時折爽やかな風が吹き絶好の鑑賞環境となった午後3時。会場に4人が登場し、拍手に沸き返るなかスタート。渡辺が「初めてという感じがしないですけど、初顔合わせなんですよ」と話していたが、CM中も和気あいあいで、どこに座るのかで4人で盛り上がったりと楽しげ。
番組で持ち回りで推薦曲を選んで毎曜日でかける企画『選曲当番』や森山発案で行われた『それぞれが好きな映画の音楽』というコーナーが開催。鈴木は「できればやりたくないとみんな思っているんです」と苦笑いすると、映画の音楽へは名取も「急に言われても分かんねぇし!と思って」と、笑いながら“苦情”を。その一方で渡辺は「映画がすごい好きなので」と、こちらは楽しんでいたのだとか。
ちなみにこの日は、渡辺は佐野元春の『Bye Bye C-Boy』、森山は『The Andrews Sisters』の『In The Mood』、なとりはキャロルの『レディ・セブンティーン』、鈴木はChris DeBurghの『Lady In Red』をチョイスしていた。
中盤には、鈴木から3人へ番組を続けての感想を尋ねると、渡辺は今年1月の放送から参加した“新参”だが、「つながっているなって感じがして、どの方にも感情移入して読んだり、1人じゃないと思って読んでいます」と、共感することが多いのだとか。森山は3年続けてきて「年齢層がどんどん厚くなっていって、中学生の方から80代の方からメッセージを頂いたりして」と、広がりを感じているそう。名取はといえば「プロ野球が始まったので、時間計算ができなくてオタオタしたり、お弁当のメニューは何しようかなってと思うこともあって」と、ちょっと“ワタワタ”したエピソードも披露してトークを盛り上げる。
鈴木はといえば、「電車が好きなんです!型がどうだとかではないんですけど、
新幹線見るといいなって思って写真撮りたくなっちゃって。東北新幹線になると、連結するときにチューしているような感じに見えるところがあって、あそこは絶対に撮りに行きます」と、告白すると3人から“鉄子ちゃん”と、イジられていた。
中盤からは音楽の生歌唱コーナーへ。森山が行く先々でリクエストが多いという『涙そうそう』をはじめ『AleAleAle』、『聖者の行進』と3曲をパワフルに歌い上げ、観客達を圧倒する声量で魅せ、終えた後には会場は拍手喝采となった。
あっという間の1時間となり4人とも「しゃべり足りない」と、声を合わせつつ、ラストは名取からの呼びかけで森山のデビュー曲『この広い野原いっぱい』を4人とともに観客達とともに合唱したが、歌詞の最後の部分は森山が遊び心をだし「♪メールを書いて~」と、替えたりと、生放送らしい笑いあふれるなか、最後は番組タイトルをコールして放送を終えていた。