平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太による『Number_i』が12月5日に都内で『GQ MEN OF THE YEAR 2024』授賞式に『ベスト・ミュージック・グループ賞』を受賞したことから登壇した。
『GQ MEN OF THE YEAR』は『GQ JAPAN』(コンデナスト・ジャパン)が開催している、ジャンルを問わずその年に圧倒的な活躍を見せた方を称えるという趣旨で開催しているアワード。今回、『Number_i』のほか、AURALEEデザイナー・岩井良太氏、『岡村和義』、陸上女子やり投げ日本代表の北口榛花選手、俳優・杉咲花、仲野太賀、バレーボール男子日本代表/キャプテンの石川祐希選手、タレント・ファーストサマーウイカ、プロスケートボーダー・堀米雄斗選手、現代美術作家・村上隆氏が受賞している。
会見場では、インタビュアーから「受賞していまの気持ちを教えてください」と声がかかる。すると3人それぞれ顔を見回すようにあわせ、神宮寺から「すごく嬉しいですね」というと岸も「本当に光栄ですね」といい、平野は「1年頑張って良かったなって思います」と、しみじみ。そこから、平野が自身が持っているGQのトロフィーを「めっちゃ格好いいっすね。最初キャンドルだと思ってた」というと岸が「わかるー!」と相槌を打ち、神宮寺は「オシャレ」と3人で眺めていた。
受賞にあたって3人で何か話した?という質問には神宮寺が「本当にありがたいお話ですねと(2人と)話しました」と感謝したそうで平野は「この1年活動させて頂いたんですけど、みなさんにこういう形で認めて頂けるって思って活動していなかったので、すごく嬉しいです」と、しみじみと語った。
1年を振り返ってみて3人とも「大変でした」といい、平野が「本当に濃かったです。あらためて自分たちがどういう能力を持っているのかとか、お互いを見つめ合う時間にもなったので、すごく有意義な1年になったかな」という。
今年を漢字1字で現すなら?という問い掛けに平野は「味わうの『味』。物理的にいろんな食材を味あわせてもらったのもそうですけど、海外に行く機会も多かったのでいろんな、地(ち)の食事をすごく味わったのと、僕達の作った楽曲は自分たちで聴いても、聴く度にいろんな味が出てくるというか。聴いてくれるファンのみなさんだったりも、何回も聴いて味わってくれたのかなって思って『味』にしました」と説明。
言い終わった平野が「あります?2人?」と話を振り、岸が「それでいうと、どうですかね……」と、何か思い浮かんでいるのかと思いきや、そこからしばし「うーん」と唸る。神宮寺は「ないのに出したの!?」と心配の声をあげたが岸は思い出したようで「あれです、『轟』!車3つの」と指で3を作って思い出した様子で「『轟』、この心に関しては、自分たちも新たな経験をさせて頂いたなかで、本当に驚きを超えて『轟』の瞬間があったんです」とコメントする。
これに2人は頭にハテナマークを浮かべながら、「たぶん違うっすね。響きが似てるだけ」(平野)「驚きを超えたら『轟』じゃないのよ」(神宮寺)と同時に声をあげてツッコミ。岸は神宮寺の話の「驚きを超えたら『轟』じゃないの!?それだと話が違ってくる」と苦笑い。そこにすかさず平野が「超の上がスーパーくらいの感覚で話してる」と発言したが、“よく吟味するとどっちも一緒”とツッコまれる前に岸は「でもいろんな意味で『轟』が多い年でした」とまとめる。それでも平野も神宮寺も食い下がり「たぶん驚きです。グループ内で訂正させて頂きます」と、“お詫び”。
ちなみに神宮寺は「結構いいのが出てたなって『味』と『轟』で……」というと今度は岸と平野が「この後はプレッシャーだよね」とフォロー。神宮寺もその通りとばかり、「この2つ……というかこの『轟』を超えられないんですよ、僕は(苦笑)」と漢字一字を断念し、平野は「先に岸さんに振った僕が間違いでした。僕も驚いてます」というと、神宮寺も「僕も驚いてます」と続き、平野が「ネクストクエッションをお願いします」と、インタビュアーを促した。
その続く質問は、神宮寺へお互いに今年のご褒美を2人にあげるなら?という質問。『温泉旅行の計画』といい岸は「ああなるほどね」とうなずきかけたが平野は「計画だよね」といい、岸も「計画でプレゼントじゃないじゃん」といぶかしげ。しかし神宮寺は「いやいや、計画もプレゼントですよ」といい、「だってここに行ってとか、1日のスケジュールを組んで」と、プラン自体がプレゼントになると力説。しかし、平野の「全額負担とかじゃなくて?」と、問いかけると「いや全額負担は勘弁してください(苦笑)」と、そこはやんわりと拒否しつつ「2人とかスケジュール切らなそうだから」といい、岸も「彼はスケジュールを組む才能に長けているので」と、才能をたたえていた。
平野が2人へプレゼントしたいものへは「僕はシンプルに植物にハマっているので植物をあげたいなって。神宮寺とは趣味が似ていて、誕生日プレゼントもさせてもらったくらい。でも、岸は枯らしそうなんで……預けられない」と、岸のことを話すと、岸は「ちゃんと飼いますよ」と“抵抗”。しかし、平野は話が止まらず「いかにグループへの愛を植物にたとえて、いかに枯らさずに育ててくれるかってことを測りたい」と話していたところ、岸はその声にかぶせるように「それだったら育てますよ」と食い下がっており平野から「まだしゃべってるんですけど」と返されて岸は「ごめんなさい」とひたすら苦笑いだった。そこで神宮寺が「まずはサボテンからってことで」と、オチをつけた。
そして岸。「いやもう1周超えて……」というと平野が「1周まわってじゃ」とボソリとツッコむなか、岸は「新年も近いので現ナマの方で」と、身も蓋もないプレゼントを提案。神宮寺は「やだ~もういやらしい!すいません、みなさん!」といえば平野は「『轟』いてますかね、みなさん?」と、先程の『轟』を会話の急な流れに入れ込むことに。
そんなわちゃわちゃした後に、岸は「お年玉っていうか」と釈明。神宮寺が「(もらっても)嬉しくないかも」と返すと岸は「あげたことないじゃん。逆に」というと神宮寺が「お年玉くれるん?」といきなり食いつき、岸が「シェアで!」と発言すると神宮寺は「意味わかんなくないですか?シェアしたらお年玉意味ないじゃないですか」と、困惑。これには岸も言っておいて自分で混乱したのか「ちょっと前言撤回で」と、やり直しを宣言。
ではと、平野が「ものでなんかちょうだい」と伝えると、岸は「オススメの匂いのデュフューザーがあるんですよ」と言ったものの、いきなり笑いだし「あっダメだ……紫耀から教えてもらったデュフューザーだ」と言って、平野を「何だよ!!(笑)」とずっこけさせる結果に。岸は手慣れた様子で「前言撤回で(笑)」と言い結果、神宮寺が「何も残らなかったね」というと、岸は「ちょっと考えておきます」と質問の持ち帰りで決着がついた。
そして、大晦日の紅白歌合戦への出演へどんな心境か質問。神宮寺は「本当に嬉しいよね、紅白もね。1月1日に僕達はデビューをさせて頂いて、2024年の締めみたいなのができるので、1番のパフォーマンスをしたいですし、観ているみなさんによい新年を過ごせるようなパフォーマンスをと思っています」と、意気込みを。
岸は「本当にたくさんの方に支えられた年だったので、支えてくださった方もそうですし、もちろんファンの方にも無茶苦茶支えて頂いたので、すべての方に感謝の意味を込めて、思いを込めて僕達3人は紅白歌合戦でパフォーマンスできたらと思います」(発言そのまま)。
平野は「そうですね……何の質問でしたっけ?(苦笑)」と、聞き返しつつ、「この1年で賞を頂く機会も、ファンのみなさん、曲を聴いてくださるみなさん、支えてくださるスタッフのみなさんあっての僕らなので、みなさんに恩返しできるようなパフォーマンスをして自分たちが楽しんでいる姿を見せて2025年1月1日から素敵な年がスタートできるようなパフォーマンスができればいいなと思っています」と、意気込んでいた。
その後、ほかの受賞者とのトークセッションへと向かっていった。
■『Number_i』の受賞理由
2023年にグループ結成し、2024年1月1日に『GOAT』で鮮烈なデビューをしたNumber_i。4月には世界最大級の音楽フェス、コーチェラに出演して世界への扉を開き、8月にはサマーソニックのメインステージに出演、9月にはフルアルバム『NO.I』をリリース。2023年のグループ結成から1年足らずで、躍進的な活躍を見せ、日本の音楽界に旋風を巻き起こす平野紫耀・神宮寺勇太・岸優太の3人に『ベスト・ミュージック・グループ賞』を授与する。
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取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ