アイドルグループ『嵐』相葉雅紀が2025年3月9日より上演予定のパルコ・プロデュース2025『グッバイ、レーニン!』(演出:上村聡史)を主演することが12月9日に発表となった。
2003年にドイツで公開され、本国ドイツだけでも600万人以上を動員、大ヒットした同名名作映画を舞台化した作品。東西ドイツが統一されてから三十数年が経ち、ドイツ国内でも東ドイツの記憶が薄れつつある昨今、東ドイツを知らない世代も、あの時代を懐かしむ世代も親しみをもてるよう、国家の政治的な背景ばかりでなくコメディ要素も織り込んだ家族にまつわる普遍的でハートフルな演劇作品として、2021年に映画の脚本を手掛けたベルント・リヒテンベルク自身が手掛けて初めて舞台化した。なお、日本では相葉主演が初演となる。
相葉はアレックス役で主演。2022年に『ようこそ、ミナト先生』で12年ぶりの舞台に出演し、2024年には『THANATOS~タナトス~』で音楽朗読劇に挑戦するなど、舞台での表現も増えている相葉が上村氏と初タッグを組む。
本作について上村氏からは「“人々の身体に染みついた記憶”がテーマだ」と話しており、相葉からは「今から数十年前の出来事をテーマにした物語ではありますが、脚本を読んだとき、作品に描かれる時代の流れに翻弄される人々の姿、家族を想うあたたかい心は、今の時代にも共感できるような、いきいきとしたものが息づいていると感じました。上村さんの演出によって描かれる作品の世界に飛び込み、全力で挑ませていただきます」と、コメントを寄せている。
パルコ・プロデュース2025『グッバイ、レーニン!』東京公演は2025年3月9日から3月31日まで東京・PARCO劇場にて、福岡公演は2025年4月5日から4月7日までキャナルシティ劇場にて、大阪公演は2025年4月11日から4月15日まで森ノ宮ピロティホールにて上演予定!
■ストーリー
主人公アレックスは、母と姉と3人で、東ドイツの首都ベルリンに暮らしている。
父はアレックスが幼いころに西ドイツに単独亡命していた。東ドイツ建国40周年記念日である1989年10月7日の夜、アレックスは家族に内緒で反体制デモに参加、警官ともみあっていたところを、偶然通りかかった母に見つかってしまう。
母はそのショックから心臓発作を起こし、8か月間昏睡状態に陥ってしまうが、ある日突然目を覚ます・・・・・・。