俳優・横浜流星が12月10日に東京・丸の内ピカデリーで主演映画『正体』(監督:藤井道人/配給:松竹)大ヒット御礼舞台あいさつに俳優・吉岡里帆、原日出子、藤井監督とともに登場した。
小説家・染井為人氏の同名作が原作のサスペンスエンタテイメント。日本中を震撼させた殺人事件の容疑者として逮捕され死刑判決を受けた主人公・鏑木(横浜)が脱走し、変装と潜伏を繰り返しながら「5つの顔を持つ逃亡犯」として、日本中を駆け巡り343日間におよぶ逃走劇を繰り広げるというもの。
11月29日より公開された本作。公開3日間で興行収入2億円となり動員数16.5万人の反響に。12月9日までの累計成績では動員35万人&興収4億5800万円と引き続き反響を呼んでいる。
足掛け4年をともに藤井監督と駆け抜けた横浜へ司会から次タッグを組むとしたらどんな役をやってみたい?という質問が飛び「(自身に)無縁なコメディですかね。それか自分たちのやる意味があるものを」と意欲を。これに司会が「藤井監督が作るコメディは気になりますよね」という、藤井監督は苦笑いすれば原は「『正体』のキャスト出演で、エンドロールでみんなで踊りますか」と、提案して会場を和ませる様子も。
ちなみに、なぜコメディと言い出したのかへ藤井監督によると先日舞台あいさつにともに立った山田孝之から「ずっとコメディやろうよと言っていて」と勧められたためということが明かされる。これに横浜も「真顔で『コメディやってみたらいいよ』と言ってて(笑)。自分らしくはないとは思ったんですけど、言ってみました」と、これもまた挑戦といった様子を窺わせていた。
イベント終盤には事前に観客たちから寄せられたボードいっぱいのメッセージが公開。そこから1つ気に入ったものをピックアップすることとなったが、横浜は1つ1つに時間をかけて目を通す真摯な姿が。このために、イベント時間がギリギリになってしまうということもあり原がしびれを切らせて、「早くしてよ!流星くん!つないでるんだから(笑)」と、朗らかな声でツッコんで横浜が苦笑いするシーンも。
そんな横浜がチョイスしたのは『自分自身関わっていく人たちの人生を考えさせられるいい映画でした。人生捨てたもんじゃない』というメッセージを選び出しつつ、読み上げ終わった後もボードの方に体を向き直して読もうとする生真面目な姿を見せ、キャスト一同からツッコまれてはにかむような笑みを見せていた。
映画『正体』は公開中!