“トラジャ”の愛称で親しまれているアイドルグループ『Travis Japan』松田元太、歌舞伎俳優・尾上右近、MARIA-Eが1月8日に東京・ユナイテッド・シネマ豊洲で映画『ライオン・キング:ムファサ』(監督:バリー・ジェンキンス/配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン)ムファサ&タカ 応援上映会に登場した。
“生命”をテーマにアフリカの大地を舞台を描く一大叙事詩『ライオン・キング』。『ライオン・キング:ムファサ』では息子シンバを命がけで守ったムファサ王と、ムファサの命を奪った“ヴィラン”スカーの若き日の兄弟の絆を描く。冷酷な敵ライオンから群れを守るため新天地を目指す旅の過程で孤児から王へ運命を切り拓くムファサ(右近)。彼の運命を変える“弟”タカ(松田)の、血のつながりを超えた≪兄弟の絆≫に隠された秘密とは……。
昨年12月20日に公開され大ヒット公開中の本作。開演時間となると、右近、MARIA-Eがそれぞれ1人ずつ客席の間を縫って登場。2人がステージにそろうと楽曲『聞かせて』を歌唱して、観客たちを一気に作品の世界に引き込む様子も。順番が最後になった松田も客席の間を歩いて現れた。
キャラクターについてトークすることとなり、松田は、タカへ「可愛らしさも持っているタカですが、闇落ちしていくグラデーションがあるんです。大事にして演じていたので注目してほしいです」とアピール。MARIA-Eもタカへ「不器用ですよね。そこが愛らしくて憎めないんです。そこが萌えポイントです!」と笑みを見せれば、右近は「ムファサと比較して、純粋で真っ直ぐで、回線が3つくらいしかないライオンちゃんですが、そこがいいんです!そっちじゃないとなりがちですけど、純粋な人ってそうですから、それを象徴するタカだなって思います」と、感想を。
これを聞いて、松田は「そのとおりだなって」とうなずいていると、右近は松田自身に向けて「闇落ちしそうになったら言って!」と、頼るように伝えていた。
続けて役作りの工夫や苦労は?という質問が。「可愛らしい一面もあれば(闇落ちしたタカが後に名乗る)スカーになる瞬間もあったり、それを声で表現したいなって思った部分もあります。ディズニー作品を愛している方がたくさんいるので、そこに傷をつけない……スカー状態にならないように」と、“傷つけない”と同義……らしい“スカー状態”という新たな言葉を生み出して観客の笑いを誘う。
松田の演技についての話は続き、MARIA-Eは「普段低い声ではないのに、音域の広さを感じました」と感じ入ったといい、右近はその話を広げて「心がこもっているということだと思います。気持ちを注ぐってことをやりきったタカなんだと感じています。たぶん、自分でもそうだし、自分の声じゃないみたいな瞬間が“げんげん”(本イベント内での右近の松田の呼び方)にもあったんじゃないかなって」というと、松田は「自分の声もそうですが“けんけん”(本イベント内での松田の右近の呼び方)の声も、格好よかったですし、“たくまらしさ”を感じました」と、“たくましさ”と言おうとして噛んでしまい、それを2人にいじられ、松田は恥ずかしさを紛らわせようとしたのか、1人その場でわたわたし出し、右近の腕を思わずつかんで、その腕ごとブンブン振る一幕も見せていた。
イベント後半には“ムファサイベント”お馴染み(?)となった右近からの“ムファぶり”もあり、松田へ闇落ちしたタカのセリフを生披露をリクエスト。松田は「俺には何もないムファサがすべてを奪ったんだ」としっかりと言いきったが、右近は「それは被害妄想だよ!」と、ツッコミを入れ2人楽しげに笑い合っていた。
MARIA-Eからも“ムファぶり”で右近と松田の2人で『ブラザー/君みたいな兄弟』をリクエスト。2人とも快諾して歌唱していたが、なんとステージを飛び出し、通路まで行く様子が。さらには、中央の席の方に2人は超近接することもあったりと、イベントを盛り上げていた。
そして松田から「愛を持ってたくさんの方に、届けられるようにやってきました。そのなかで、個人として勉強になった部分もあります。この作品を観ないと『ライオンキング』は完成しないと思っているので、観て頂ければ」とメッセージを寄せていた。
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取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ