声優・福山潤が9日、東京・新宿バルト9で映画『兄友』(監督:中島良/配給:T・JOY)完成披露上映会にサプライズで映像登場した。
同作は累計部数77万部を超える人気コミックスが原作で映画化とともにドラマ化。イケメンなのに女性に超ウブな西野壮太(横浜流星)と恋愛に興味なしの女子高生・七瀬まい(松風理咲)が繰り広げる、もどかしさ満載のハートフルなラブ・ストーリー。そのなかで福山は、唯一原作には登場しないオリジナルキャラクター・橘萩之介役としてドラマ版の初回放送にも登場し、壮太の妹・秋がアルバイトをするドッグカフェ『Happy Dogs』の店長役を演じる。恋愛にウブな壮太に、恋愛講座を繰り広げる。福山が実写映画に出演するのは2009年の『腐女子彼女』以来、9年ぶりとなっている。
舞台あいさつには、俳優・横浜流星、松風理咲、松岡広大、古川毅、小野花梨、中島良監督が登壇。その中盤に司会から「1人立ってないぞと思いませんか?素敵な映像が届いています」と、“萩さま”コールで福山のVTRがスタート。
福山は役になりきっており、「きょうは行けなくてごめんねぇ。お店を閉められなくてねぇ、何よりカワイイワンちゃんたちを置いていけなくてね。会場は盛り上がっているかな?」と、軽やかな口調とジェスチャーで切り出し、会場にいる横浜と松風へ、壮太とまいという設定で、「『壮太さん!』『まい』みたいにちゃんとキスをうまくできたかなって。きょう会場に行けなかったお詫びに、僕からアドバイスをプレゼントするよ。萩之介の恋愛講座応用編!」と、コーナーを始めることに。
「付き合い始めて3ヶ月くらい経つと、『ねぇきょうはどこいく』『なんでもいいよ』という会話になりがちだよね。サプライズが必要なんだよ。彼氏がそっけない答えを返してきたら、女子はこれまでとは違った服装をしてアピールするのさ。それでお互いに、アピールをしているのを見逃しちゃいけないよ!彼女が気合を入れておしゃれしてきたら見逃しちゃいけないよ。それはなにかのサインだ」と、“講義”し、「『きょうの君、眩しすぎるけど、見つめられずにはいられない!』『素敵なお店、ドキドキしちゃう、私の心臓の音聞こえてる!?』って感じに切り抜けていくんだよ。やってみる?」と、横浜と松風にVTRながら無茶振り。
これをそれぞれ実演した2人は、演じ終わると、そそくさと舞台端に戻っていくという可愛さを見せ、会場全体にも振ったがこちらは小当たりといった感じで、「2人のこと応援してるから、何かあったら『Happy Dogs』に来るんだよ」と、徹頭徹尾演じきり、司会からも「福山潤さん恐るべしとちょっと思いました」と、そのクオリティーの高さを褒めていた。
映画『兄友』は26日より全国順次公開!