（撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ）
アイドルグループ『なにわ男子』長尾謙杜が1月17日に東京・丸の内TOEIで映画『室町無頼』（脚本・監督：入江悠／配給：東映）初日舞台あいさつに俳優・大泉洋、松本若菜、堤真一、入江悠監督とともに登場した。
直木賞作家・垣根涼介氏の、自らの力で時代を切り拓く「無頼」たちを描いたアクション・エンタテインメントの同名作が原作。大泉は、己の腕と才覚を頼みに世直しの野心も持つ蓮田兵衛役で作品を主演する。ほか、兵衛に拾われ、身も心も成長する才蔵役に『なにわ男子』長尾謙杜、才蔵に棒術を教え込む老師に柄本明、民を虐げ、ぜいたくにふける有力大名・名和好臣に北村一輝、高級遊女にして男たちの間を漂う絶世の美女・芳王子（ほおうじ）役に松本若菜、幕府から治安維持と取り締まりを任される悪党一味の首領・骨皮道賢に堤真一がキャスティングされている。
作品の自身の見どころへ長尾は、「アクションを注目してくださっている方もいると思うんですけど、大泉さんとの師弟関係も注目してもらえたらと思います」とアピール。すると大泉は「現場では厳しく彼を指導しました。親指で腕立てをさせたり、最後には人さし指で逆立ちさせたり。エンディングでのNG集も楽しんでもらえると思います」と話したが、堤がすかさず「ジャッキーチェンか！」と、大泉が話していたのはジャッキーチェン往年の映画の設定のことを言っていたと明かし笑いを誘う。
そんな長尾は、イベント中、大泉と堤にたびたびイジり倒され、ひたすら笑うしかない状況に追い込まれていたが、逆にいうと、それだけ愛されキャラだったことを窺わせることに。それはこの場にはいない、本作出演の俳優・柄本明からもそうだったという。
柄本は長尾の“師匠”となる役どころだそうだが、「柄本さんは撮影が終わった後に京都で別の撮影があったのでそのまま京都にいたんです。そうしたら、こちらの撮影所に遊びに来てくださって。本当の師匠みたいでした」と回想。
これに大泉も入江監督も「そんな人か？」と、首をひねりだすが、長尾は「作品での顔合わせ前に、『なにわ男子』のライブに来てくださって。そのときは、『来てくださるかな？』って、ご招待したんですけど、来てくださったんです。そこで初めてお会いして『楽しかったよ！ありがとう！』って言ってくださって」と、感激したそう。
これを聞いた大泉は、柄本が「TEAM NACSなんか観に来てくれたことないよ。（撮影中）ほとんど俺なんてまともに口をきいてもらってない。先日の完成披露舞台あいさつだって、俺の言ってたことに笑いもしなかったし……好きなんだろ『なにわ男子』が！」と、むくれてしまう一幕もあった。
ライブの楽屋に持ち込んだのはこれくらいの大きさだそう
ほかにも、長尾演じる才蔵は武器の六尺棒を自在に操るということで、役作りとして撮影期間中はなるべく持って歩くようにしたり、『なにわ男子』のライブの楽屋にも少し短い棒を持って行っていたそう。これを大泉がイジり、チアリーディングのバトンのような動きを見せて、長尾を笑わせることもあった。
映画『室町無頼』は公開中！
取材・撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ
まるでチアリーディングのような動きを見せる
