舞台『クレスト☆シザーズ』(演出:山本こうき)公開ゲネプロが10日、東京・池袋サンシャイン劇場で開かれた。
マンガ配信サービス『GANMA!』でhekiyu氏が連載している同名作が舞台化!人生に負け続けて金も希望もなくなった元ホストの新田勇希がたどりついたのはとある美容院。伝説の美容師・白波高正に助けられその白波がオーナーの美容室『ハイクレスト』で働くことになったが、実は競争が激しい超有名店なうえ、その華やかな世界の裏側には深いダークサイドのようで、そこはまさに昼間のホストクラブのようだった……。
ゲネプロ前に新田勇希役の赤澤遼太郎、戸川那智役の松田岳、松原洋平役の小南光司、美堂律役の金井成大、咲野翠役の松本ひなた、吉田ケイ役の櫻井圭登、岡昭彦役の川村玲央、中嶋基役の佐藤信長、花谷夢役の大原優乃、水桐アサ役の出口亜梨沙、白波高正役の吉岡佑、真季エミリアン役の井深克彦、一葉蘭役の蒼乃夕妃のキャスト13人がメディア向けに意気込みなどを語った。
まずは座長の赤澤は「今回の舞台は美容師という新たなモチーフで演じさせて頂いているので、いろんな方々に来て頂ければと思います。よろしくお願いします!」と、勢いよく意気込んだ。
松田は「一生懸命けいこをしました。お客様が来て、楽しんで頂けたら何よりです」。
小南は、「1ヶ月間みんなで作り上げてきたものを楽しく観て頂けるように僕らも楽しませてお芝居させて頂きます」。
金井は「初日、とても嬉しい気持ちで……」と言ったもののしどろもどろで、テンパったあまり“昇竜拳”を繰り出して、共演者を笑わせることも。
松本は「サポート側としてできたらと思います。キャッチコピーで『綺麗になるまで帰さない』と言っていますが、お客様が身も心も綺麗になって頂けるよう努力するんですけど、万が一綺麗にならなくても時間の都合上そこは書いて頂きたいと思います(笑)」。
櫻井は「美容室の話と、新しい世界観をお届けできるのではないかと思います。自分自身も楽しんでいければと思っています」。
川村は「この1ヶ月間のけいこで積み上げってきたものを万全な状態で出せるように頑張ります!」。
佐藤は「新しい美容室の舞台ということで1ヶ月間みんなでいいものを作り上げるためにみんなで試行錯誤して頑張ってきました。期待以上のものをお見せできれば。よろしくお願いします」。
大原は「今回このような素敵な舞台に出演させて頂くことができて大変嬉しく思います。私なりに頑張りたいと思います!」。
出口は「座長がすごく若いですけど、一生懸命で素直で、みんなそれについてきていたので千秋楽までその感じで頑張りたいと思います」というと赤澤から「おい!(笑)」と声が上がり、出口は「輝いてるからさ」と、フォローすると赤澤ははにかむ様子も。
吉岡は「1言だけ。このハイクレストのメンバーの勇姿と葛藤を観てもらえたらと思います」。
井深は「美容室がテーマですけど、美容師も役者もお客様を笑顔にするというところは一緒だと思うので、その気持ちを大切に演じたいと思います」。
蒼乃は、「とても面白い作品だなって原作を読んで思いました。稽古中も演出の山本さんから、気持ちを一番大切にとおっしゃっていました。みなさんポップな髪のお色で、ファンタジーな作品なのかなと思われるかもしれないですけど、熱いお芝居になっていると思うので、いい意味でお客様を裏切っていけるかなと思います。見どころは、美容師のプロに本当に学んだので、お稽古中からずっとレッスンしていました。舞台上でもお客様に観ていただいてみんながどれだけ頑張ったか伝わると思います。キャラクターもどこからしら人間くさくて、共感できるものになっていると思いますので、たくさんの方に観て頂きたいと思います。よろしくお願いします」。
その後のゲネプロでは、蒼乃の話していた通り、キャラクターたちの葛藤やそれを乗り越えようとする姿などがしっかり描かれたものに。さらに、キャスト陣が舞台上から降りてきて観客に甘いセリフを間近で言うシーンがあり、ゲネプロではかなり後方の席まで行くことも。これは、お客さんにとっては嬉しくても油断(?)のできないようだった。
舞台『クレスト☆シザーズ』東京公演は10日から13日までサンシャイン劇場にて、大阪公演は17日から19日までサンケイホールブリーゼにて上演!