綾瀬はるか、柄本佑鈴木福ら『野生の島のロズ』クリス・サンダース監督お出迎え!

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手描きのキャラクターをプレゼントにキャスト一同ニッコリ(撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ)

 俳優・綾瀬はるか、柄本佑、鈴木福、いとうまい子が1月20日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで映画『野生の島のロズ』(監督・脚本:クリス・サンダース/配給:東宝東和、ギャガ)日本語吹替版完成披露試写会を開催し、来日したクリス・サンダース監督を出迎えた。

 『シュレック』や『ボス・ベイビー』『ヒックとドラゴン』シリーズなどを手掛けているドリームワークス・アニメーションの最新作。野生の島で起動した最新型アシスト・ロボットの「ロズ」に、ひょんなことから愛情が生まれ、動物たちと共に生き、島の危機を乗り越えていく胸が温まるような物語。綾瀬はロズ役、柄本はチャッカリ役、鈴木はキラリ役、いとうはピンクシッポ役の声を当てている。

 客席を縫って登場したキャスト陣。まずはサンダース監督が満員の劇場を見回し「本日は、日本語版を初めてご覧になるみなさんがそろっていて嬉しいです」と笑みを浮かべると、来日へは、「前回の来日から時間が過ぎてしまって、なんでこんなに間が空いてしまったんだろうというくらい」と苦笑い。日本の自然や文化にふれることへ敬意を持って臨んでいるというサンダース監督は「良いところに来れて、とても嬉しく思っています」と、喜びのコメントを。

 日本語吹き替え版との違いへ、綾瀬は「英語で観ていたんですが日本語だと集中して見れる部分があって。(キツネのキャラクターの)チャッカリの小さな尻尾の動きとかも細かく見れるのではないと思います」と、細部まで楽しめるとアピール。英語版の方が単語が多かったが日本語ではぎゅっと凝縮されていると話した柄本は、キツネのチャッカリを演じるにあたり「口が合う合わないにこだわるより、チャッカリの雰囲気が出ればいいなって思っていました」と、演技のを優先したそうだ。

 ロズ役を演じてみて、綾瀬は、「ロズはロボットなので感情がないんです。プログラミングされたことしか喋らないんです。それでも、雛鳥と出会って感情が出てきて徐々にプログラミングされた気持ちを超えた部分が出てきて。徐々にロボットが進化していく姿をどう演じるかが難しい点であり気をつけていました」とポイントを。

 そんなキャスト陣の声をもらってサンダース監督は「本当に素晴らしい演技を観させて頂きました。役者さん個人のスタイルもキャラクターたちに吹き込まれていくんです。この舞台に立たれているキャストほど素晴らしいキャストはいないと思いますし、どれだけありがとうと言っても足りないくらいです」と、イメージに合った仕上がりになったと感謝の気持ちを伝えていた。

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 ほかにも日本のアニメーションも好きでよく観ているという柄本が、サンダース監督へ「日本のアニメで影響を受けた作品を聞きたいです」と質問。これにサンダース監督は宮﨑駿監督の名前を挙げ「これはスタジオのみんなが挙げると思いますが、なかでも『となりのトトロ』ですね。これは常にみんなの1番であり、大好きな作品です。森が出てくるんですが、宮﨑監督の森にインスピレーションを受けて描いてて、それにあわせるように、ドリームワークスでは手描き感を感じて頂けるように作っていて。僕らが愛して止まない、宮崎駿監督の手描き感を感じてもらえればと思っています」と、森は宮﨑監督を意識した描き方をしているそうだ。

 イベント後半には、サンダース監督からそれぞれ演じたキャラクターの直筆の絵をプレゼント。これに柄本が感激のあまりあふれる手汗をつけないように慎重に持つ様子も見せ、これを聞いたサンダース監督も思わず笑みが浮かぶ温かい雰囲気となっていた。

 そして綾瀬から「とても心が温まる作品なので最後まで楽しでもらえればと思っています」「ロズは表情の変化はありませんが他の動物の手の動きまで細かいところまで感情が見えるので細部まで楽しんでもらえたら」と、メッセージを寄せその場を後にしていた。

 映画『野生の島のロズ』は2月7日より全国ロードショー予定!

 取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ

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