（撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ）
ダンス＆ヴォーカルグループ『FANTASTICS from EXILE TRIBE』八木勇征が1月21日に東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで主演映画『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』（監督：木村真人／配給：ポニーキャニオン）完成披露上映会を井上祐貴、櫻井海音、『IMP.』椿泰我、木村監督とともに開いた。
とある田舎の小さな村が舞台。この村の少年たちは18歳になると、あることを伝えられる。それは「この村で生まれた男の子は、人生で一度だけ魔法を使うことが出来る。ただし、20歳までの2年の間に使わなければならない」ということ。村の大人の男たちが過去にどんなことに魔法を使ったのかは、自分たちが魔法を使うまでは知ることはできない。こうして、アキト（八木）、ハルヒ（井上）、ナツキ（櫻井）、ユキオ（椿）の男子高校生は「何に魔法を使うか？」を考え始める。そしてそれはかけがえのない体験となり、感動のクライマックスを迎えることなる――という物語。
キャスト4人はスタイリッシュな雰囲気すら漂う黒のコーデで合わせて登場。八木はアキト役へ「性格が明るくて折れない芯を持ったキャラクターだったので そこがブレてしまうと物語に対してなよなよしてしまう感じな気がしたので、僕自身台本読みの段階から強気持ちを持って臨みました」と役作りの裏話をしつつ、「台本読みをしながら、台本を読んでいないような、本番を撮ってるかのような感覚になりまして。そこで気負ってはいたんですけど、できあがってホッとしたというかスタッフさんたちと良いヒューマンドラマができあがったと感じました」と、心境を語った。
同世代のキャスト4人が集まっただけに、八木は「同世代だからこそ聴いていた曲、観ていた番組がものすごく一緒なんです。懐かし話、他愛のない話をしながら、撮影している小道具の駄菓子がみんな好きなものが一緒で」と、盛り上がることも多かったそうだ。
劇中のキャラクターたちと同じ18歳から20歳にかけて自身はどうだったかという話が振られる。「18歳のころにサッカー選手を目指していたんですけど、そこで大きい怪我をしてしまって1年半サッカーができないとなって。なかなか厳しいのかなって思ってた時に『FANTASTICS』のボーカルオーディションがあるという話をキャッチして、人生初めてオーディションを受けたんです。18から20は僕の人生が大きく変わったし、ものすごく濃い時間を過ごしたと思います」と、しみじみだった。
もし魔法が使えたら？という質問もあったが、これはここまで受けてきたインタビューでも散々こすられた質問だったようで、4人でそのことをツッコんで盛り上がる様子も。八木としては、「指を曲げてポキっと鳴らしちゃうクセがあるんですけど、これやると数時間経たないと鳴らないんです。だから、ポキポキ鳴らすことを無限ポキポキしたい！」と、独特の返答。椿が「すごくもったいなそう」とボソリと伝えたが、八木としては「これが結構使えるのよ」と、譲ることはなかった。
そして八木から、「この世界観が美しくて出てくる人たちの心情も素敵なものばかりです。たくさん笑える部分もあるし、みなさん共感いただけたら、涙を流すようなことがあれば……そういう気持ちになってもらえたら嬉しいなと思いながら作ってきたので、上映時間を楽しんでもらえれば」と、メッセージを寄せて締めくくった。
映画『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』は2月21日より公開予定！
取材・撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ
