中村倫也 堤真一とキリン一番搾り新TVCM共演!「かなりムネアツ」や2人出会いきっかけ

中村倫也 堤真一とキリン一番搾り新TVCM共演!「かなりムネアツ」や2人出会いきっかけ6

「クレイジーって言われたビール」篇

 俳優・中村倫也、堤真一が2月3日より全国順次放送となる『キリン一番搾り(R)生ビール』(以下、一番搾り(R))の新TVCMシリーズ『クレイジーって言われたビール』篇、『贅沢すぎて怒られたビール』篇に登場となる。

 CMでは、大衆居酒屋やグランピング施設で何気なく飲んだ「一番搾り(R)」の旨さに唸る主人公・中村の姿に、『一番搾り(R)』のおいしさにまつわるエピソードを紹介する堤の声(ナレーション)と映像を重ね合わせたTVCM2篇を通じて、「せっかく飲むなら、ちょっといいビール。」というメッセージを伝える。

 『クレイジーって言われたビール』篇は、中村さんが大衆居酒屋で「とりあえずビールで」と注文するシーンから始まります。さっそく友人たちと乾杯する中村の描写と同時に、「お~、一番搾り(R)じゃん。いいの来たね~」と堤の実況風解説がスタート。海外の醸造家から「クレイジー」(=どれだけこだわっているんだよ!)と驚かれた、「一番搾り(R)」のこだわりを紹介する堤の言葉を裏付けるように、中村が飲み終わりに「うまっ」と唸る。

 『贅沢すぎて怒られたビール』篇の舞台は、中村が友人たちと訪れたグランピング施設。みんなでバーベキューをしながら、「一番搾り(R)」を飲む中村のカットに、「あのね、全然知らなくていい情報なんだけどさ…言わせて?」と、堤の実況風解説が重なる。実は「贅沢すぎだって社内で怒られてんのよ。まあ、怒られてもつくっちゃったんだよね~」と堤が打ち明けた、「一番搾り(R)」のおいしさの秘密とは……。

 撮影では、「クレイジーって言われたビール」篇の舞台となった大衆居酒屋のセットに入るやいなや、中村は「いいにおい~」とにっこり。香ばしいにおいと立ちのぼる煙、炭火がパチパチと爆ぜる音に誘われて、さっそくスタッフが準備中の焼き台へと向かう姿が。目の前で調理される焼き鳥や焼き魚、野菜串を見て「うまそう~」とテンションが上がった中村。さらに、「値段安すぎませんか?」「ラインナップも粋なんですけど」と、店内の壁にところ狭しと貼られた豊富なメニューにも目を奪われて、すっかり食欲をそそられている様子を見せていた。なお、中村が飲み終わりに、思わず声が出てしまうシーンでは一発OKでその後、カメラワークやアングル違いで同様のカットを撮影した場面でも、毎回ベストショットを更新する飲みっぷりを披露していた。

 1回カットをかけず、同じお芝居を最初から繰り返すことになった際、突然の変更で友人役の男性が慌てて準備している姿に気づくと、中村は「大丈夫ですよ。ゆっくり整えてから行きましょうか」と優しく声をかけることも。ビールを運んでくる店員役の女性に対しても、グラスを置くタイミングやスピードにこだわる監督の指示にどうすれば上手く応えられるのか、自分からアイデアを出して一緒に考え、自主練習にも快く付き合うと、休憩中は共演者やスタッフの皆さんと気さくに言葉を交わし、楽しそうな笑い声を響かせ現場の雰囲気も作っていた。

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「クレイジーって言われたビール」篇

 撮影後に中村へインタビューが行われた。以下主なやり取り。

 ――CM撮影の感想をお聞かせください。
 中村:なんか不思議な感じでしたね。友達とお酒を飲んでいる僕のことを、実は堤さんが見守っていて、聞こえているのか聞こえていないのかわからないけど、「一番搾り(R)」のことを教えてくれるという。堤さんは異空間から語りかけてくれるので、僕の方はよりナチュラルにというか、誇張しない芝居の方がいいのかなと思いながら撮影しました。でも、実際に堤さんと現場でお会いしたかったです。

 ――今回のCMは「クレイジー」がキーワードですが、ご自身のこだわりが強すぎて「ここがクレイジー(他人と違うな)」と思うところはありますでしょうか?
 中村:ついこの前、急に風呂場の水垢が気になり出したんですよ。すごく汚れているわけじゃないんですけど、なんか気になるなと思って、最初にクエン酸で掃除したらちょっと落ちて。でも、まだ汚れが残っていたので、僕の中で何かのスイッチが入って、酸性とアルカリ性の洗剤を2種類ずつ買ってきて、酸性、アルカリ性、酸性、アルカリ性を一日置きに使って、ちょっとずつ削って、ピッカピカにしました。それを皮切りに、今度はワイパーみたいな掃除用具を買って、シャワーを浴びた後の水滴を落とすようにしたんですけど、いつまでこれが続くのかなと(笑)。水垢に対して、なぜあんな親の仇と言わんばかりに駆除してやろうと思ったのか、未だにちょっとわからないんですけど、急にそういうスイッチが入る時があります。水垢落としの洗剤って、そんなに使うものじゃないじゃないですか。洗面所に今、それが4本あるので場所を取りますよね。

 ――堤さんと出会った頃の印象的なエピソードをお聞かせください。
 中村:22歳の時、三軒茶屋で舞台が終わった後、みんなで飲みに行って、堤さんと僕がスタメン、あとは来られる人みたいな感じだったんですけど、そこで堤さんから「大丈夫だから」と言ってもらって、すごく安心して、もうちょっと希望を持っていてもいいのかなと思ったことを覚えています。堤さんからもらった「大丈夫だから」という言葉はす
ごく大きいんですよ。その後、歌詞を作る時や、エッセイを書く時、「大丈夫」という言葉を結構使っているので、人生で先輩からもらったギフトのような感覚です。だから、そういう悩める若者と仕事の話をして、相談に乗ってくださいみたいな時に、今の自分は当時の堤さんと近い年齢になってきていて、「大丈夫」という言葉に込められた想いとか、真心みたいなものを受け継いで、若い世代に渡していくターンになっている気がします。

 ――中村さんから見た堤さんの印象は?
 中村:とても優しい人です。イメージ的に最初はちょっと寡黙で、ぶっきらぼうな方かなと思っていたら、関西弁でペラペラペラって喋ってくれるし、端っこにいる僕みたいな無名の若手にまで、「飲み行くか?」と気さくに接してくださる方なので、言い方が難しいんですけど、僕にとっては芸能界、俳優界の親父的存在というか。その後も、仕事でご一緒したり、自分の芝居を見に来てくださったりして。以前、3時間怒り続けるというすごくしんどい役をやっていた舞台を堤さんが見に来てくださった後、ご飯に連れて行っていただいたんです。そこでたくさんごちそうになって、「もうお腹いっぱいです」と言っているのに、堤さんは「最後におにぎり食っとけ」「お前は今、食うことが一番大事だから」って。そういう感じで見守ってくれているところが、少し今回のCMにも通ずるところがあったというか。でも、そういう自分の知らないところで、こんな気にかけてもらっていたんだとか、見てくれていたんだみたいなことってあるじゃないですか。僕にとって堤さんはその象徴的な方だし、それを言語化すると、親父的存在という言い方になるんですよ。本当は「兄貴」の方が良かったのかな(笑)。でも、ちょっと古風なところもあるし、そういう生きざま、背中を僕は見てきているので、やっぱり「親父」なんですよね。

 ――堤さんに中村さんのクレイジーなところを伺ったところ、「ぶっ飛んだお芝居は本当にぶっ飛ぶ」「アホなことをやらせたら、いっぱいクレイジーなことをやる」とおっしゃっていました。
 中村:今度そういうCMを作りましょう。でも、俳優としての僕のそういうところを見てくださっている証拠ですよね。堤さんも役を演じる時、自分の持っているものと違う部分にアプローチして、見てくださる人に説得力を持って届けていらっしゃるので、同じ芝居をつくり出す者として、という意味では、堤さんもクレイジーですよ。言い方が難しいですけど、普段の堤さんは割とヘラヘラしているんですよ。いい意味で(笑)。それもすごくかっこいいなと思うポイントなんですけど、みんなどこかしらクレイジーな部分がないと、なかなか表に立つ仕事は難しい気がします。自分もいたって常識人だと思っていますが、人から見たら変人なんだろうなとか、そんなふうに思いながら生きていますから。

 ――堤さんに、中村さんと「一番搾り(R)」を飲むなら、どんなシチュエーションでどんな話をしたいかと伺ったところ、「家にある薪ストーブの前で一緒に飲みたい」とおっしゃっていました。
 中村:僕も同じことを考えていました。昔よく忘年会をやられていて、ご自宅に3回ぐらいお邪魔させてもらったことがあるんですよ。堤さんがその年にお世話になった人とか、昔からの連れとかがたくさん集まって、みんなで鍋を食べたりして、「良いお年を」ではなく、年を越してから「おめでとう」と挨拶して帰るみたいな。ここ最近、誘っていただくことはあっても、行けていなかったので、久しぶりに行きたいなと思っていました。子どもとも遊びたいし、薪ストーブがあるんですね。堤さんは登山が好きだった印象があって、そのきっと延長でキャンプとか薪ストーブなのかな。そういえば以前、堤さんが薪を割って指を怪我したという記事を見たので、危ないから僕がやりますね(笑)。

 ――堤さんは、もし中村さんと共演するなら「シリアスな作品がいい」とおっしゃっていました。
 中村:出会った頃から20年弱の時を経て、堤さんとビールのCMを一緒にやっているなんて、当時は夢にも思っていなかったので、今回だけでもかなりムネアツですが、またやろうと言ってもらえるのは何よりうれしいです。シリアスな作品なら、二人芝居がいいんじゃないでしょうか。舞台で海外の翻訳モノとか。

 ――堤さんから中村さんへ「ご結婚なさったということで、一緒にうちへメシを食いに来てください」「うちの子どもとも遊んでやってください」というメッセージを頂戴しました。
 中村:ありがとうございます。うれしいです。60歳になられたということは、僕と初めて会った時は45歳だったんですね。以前、僕が役で歌っていた同じ歌を、堤さんのお子さんが歌っている動画を送ってくれたんですけど、それがすごくかわいくて。「一緒に歌おうね」と返した記憶があるので、今日行きます(笑)。撮影が終わったら、電話してみます。よろしくお願いします。

 TVCMシリーズ『クレイジーって言われたビール』篇、『贅沢すぎて怒られたビール』篇はそれぞれ30秒で2月3日より全国順次放送!

 ■「クレイジーって言われたビール」篇
 https://youtu.be/UIhzDUEl_xI

 ■「贅沢すぎて怒られたビール」篇
 https://youtu.be/Y2VhHlAy7iM

 ■メイキング
 https://youtu.be/GdmMtfkYfqE

 ■インタビュー
 https://youtu.be/GMHn-OWxtAM

中村倫也 堤真一とキリン一番搾り新TVCM共演!「かなりムネアツ」や2人出会いきっかけ1

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