ボーカル担当のhyde、ギター担当のken、ベース担当のtetsuya、ドラムス担当のyukihiroによる“ラルク”の愛称でも親しまれるロックバンド『L’Arc~en~Ciel』が1月18日と1月19日に東京ドームでライブイベント『L’Arc~en~Ciel LIVE 2025 hyde BIRTHDAY CELEBRATION-hyde誕生祭-』を開催した。
以下、DAY1公式レポート部分。
1月29日(水)に誕生日を迎えるhydeが、セットリストの考案をはじめ「ワガママに、好きなようにL’Arc-en-Cielをプロデュースします」と事前にコメントを発表。hydeが思うカッコいいL’Arc-en-Cielとはどんなものなのか?自ら“誕生祭”をプロデュースするという初の試みに、国内のみならず世界中のファンが期待を胸に会場に足を運んだ。
場内には「Anemone」などL’Arc-en-Cielの楽曲のオーケストラ ヴァージョンが流れており、厳かなムード。L’Arc-en-Cielの公式キャラクター、ルシエルちゃんによる影アナはキュートだったが、衝撃音が鳴ると共に横長の巨大LEDスクリーンが赤一色に染まると、場内の空気が変わった。XXXⅣという黒い文字がゆっくりと降りてきて、「hyde BIRTHDAY CELEBRATION」というタイトルも出現。L’Arc-en-Cielの初期ロゴが大写しになって大歓声が巻きおこったあと、全身純白の女性が映しだされる。生命の誕生を神話的に表現したようなミステリアスな映像に織りまぜて、ken、tetsuya、yukihiroの肖像が順に出現。すると、前述の女性が手をさし伸べ、脱皮し始めたかと思うと、ガラスの向こうにいるhydeが激しく頭突きをし始める。ヒビが入り破片が飛びちると、上裸のhydeがこちらを見据え、蛇のように舌をチラつかせながら迫ってくる。近づいてきたロウソクの火をhydeがふき消すと、「Happy birthday, hyde」と祝福の言葉を囁くのは、まるでモンスターのような恐ろしい声。ホラー映画のようなスリルが高まったところで鳴り響いたのは、「DRINK IT DOWN」のイントロだった。
緑色のレーザーがさまようなか、アレンジされたイントロがループし、やがてメンバーの鳴らす音が加わっていく。客席でファンが持つL’ライトは無線制御で瞬き、緑から赤へと照明が切りかわり、ついに4人が登場、大歓声が響く。4分割でスクリーンに大写しになると圧倒的な存在感で、アグレッシヴな歌と演奏、粘りけのあるグルーヴにのみ込まれていく。続いて「X X X」、間髪入れずに「CHASE」へと繋げ、「Are you ready, Tokyo?」とhydeはシャウト。スクリーンに映る近未来的ジェット コースターに目を奪われていると、kenとtetsuyaはそれぞれ花道へと歩みでていた。ダークかつ疾走感のある曲の世界に入りこんでいると、間奏に差しかかったところでhydeが(歌いだしのタイミングを)「間違えた……(笑)」と自己申告。近い距離にいたtetsuyaが笑い、場内にもドッと笑いが起きた。hydeは気を取りなおして「Make some noise!」と煽ったあと、「誕生祭に来てくれてありがとう。東京、L’Arc-en-Ciel来たぜ!楽しもうぜ東京!」と呼びかけ、yukihiroが合の手を入れるようにドラムを打ち鳴らした。改めてhydeが正しいタイミングで歌いなおしたことで、間奏を延長したアレンジだったことが判明。先の“UNDERGROUND”ツアーでは、ライヴで披露される機会がそれまで少なかった曲たちが選ばれており新鮮だったが、今回のセットリストは、そういったアレンジ面のユニークな工夫に驚かされる瞬間と出会う楽しさがあった。
汽車の連結された4つの車輪が大写しになり、煙を出しながら動きはじめると、kenが「fate」のイントロを奏ではじめた。4人の音が絡みあうバンドを象徴した映像でもあったのだろうか?全体を通して、誕生祭というテーマからか、巡る命を円や丸のモチーフでくり返し表現していたように感じた。泉の水がこんこんと湧きでるようななめらかで透明なkenのギターに聴きほれ、4人の音の美しい重なりに息をのむほかなかった。「花葬」では、暗い光のなかで赤く浮かびあがるメンバーの顔が、まさに歌詞の<闇に浮かぶ花>。yukihiroのドラムもtetsuyaのベースも、土台を築くというよりも情感豊かに“歌って”おり、4人の合唱を聴いているかのようだった。鐘の音、刻む時計の音が聴こえてきて、「浸食 -lose control-」が始まると、狂気を感じさせるスリリングな変拍子に揺さぶりをかけられる。虚空を見つめ、さまようように両手を広げるhydeは、曲に深く没入しているように見えた。
横長に連結された巨大スクリーンに空が映しだされ、雨が降ってきた。滴が伝う窓ガラスのような情景を背に、kenの近年のダーク ナンバーの白眉「EVERLASTING」が始まった。天を見あげ、両手を広げて目を閉じているhyde。もの悲しい旋律が鳴りはじめ、諦めた叶わぬ恋を歌う歌詞がスクリーンに投影された。tetsuyaがステージでZEMAITISの12弦ギターを奏でているのを初めて観て驚いていると、すぐに次曲「forbidden lover」のドラムイントロをyukihiroが鳴らしはじめる。hydeは慈しみ深い穏やかな声で歌いはじめ、開いたり閉じたりする瞼すら美しい演出となっていた。やがて歌唱が昂っていき<神の名を>のところで炎が噴出、真っ暗になったスクリーンに業火のような炎が燃えさかった。hydeの頬には涙の筋がにじんでいた。
すぐに「接吻」のギターリフが鳴りはじめ、粘りけのあるグルーヴを生みながら4人は重厚なロック サウンドをくり出していく。ギターソロを弾きながらkenは花道を歩いてセンターステージへ。<接吻を交わそう>のフレーズをくり返し弾き、ファンと溶けあおうとする。シンセ音がやがて重なりはじめて、kenがみだれ弾く自由でダイナミックなギターソロタイムへ。kenの魅力を存分に味わわせる時間を、hydeは自身の誕生祝いの一環として設けていたのだ。曲に戻ってロックバンドらしいカッコよさを4人は存分に味わわせたあと、kenはファンに手を振りつつ花道を戻っていった。その姿は、ランウェイを歩くファッション モデルのようにクールだった。
続いては、tetsuyaが歪ませた音色で激しくベースを弾きはじめ、センターステージへ。スピーカーにベースを近づけてフィードバックノイズを鳴らし、もっともっと!とファンを煽るように手を上げ下げした。やがて聴きおぼえのある和音へとフレーズが発展していき、「In the Air」のイントロが生まれていく。一連の様子は、まるでフレーズが誕生した瞬間を再現しているかのようにも見えた。曲がスタートし、歌いだしたhydeの姿が大写しになると、煌めく帽子にノースリーブの白シャツ、黒ネクタイに衣装替えしており、フラッグを結んだマイク スタンドを肩に乗せている。スクリーンに現れた空と雲は天界を思わせる幻想的な美しさ。センターステージにhydeが合流してtetsuyaとふたりになると、互いに近づいたり遠ざかったりして、曲の心地よい空気感のなかでさまよっているかのようだった。
「L’Arc-en-Cielです。hyde誕生祭へようこそ!」とhydeがあいさつすると、yukihiroがキックを鳴らす。「誕生祭を仕切っております、自分で(笑)。どうですか?ずっと暗い曲が続いてたけど、楽しいですか?これからちょっとだけ明るくなりますからね。でも歌詞は変わらず暗い」などとhydeは語り、客席を見わたして「すごい。たくさん来てくれてうれしい。ありがとう!」と感慨深そうだった。クラッカーを5万人で鳴らそう、というhyde発案の企画はあとになるそうで、「鞄の底のほうに入れておいてください。間違えて鳴らさないように」などとアナウンス。そこから「CHASE」に話を戻して「今日、間違えて」と正直にミスを語りはじめるhyde。言わなかったらよかったのに、と慰めるコメントをしたkenに、hydeは「言ってしまって、悔しい。ちょっと立ちなおれなかった。“東京!”とか言いながら、まいったぜ、トホホ」とチャーミングな人間らしさを覗かせた。L’ライトが無線制御されていることを話題に、様々なパターンの切りかえを試して盛りあがると、「ここからちょっとアッパーな感じになります。お待たせしました、体力使ってもらうよ?大丈夫か?」と煽って、「楽しもうぜ、東京!祝ってくれよ!」の言葉から「the Fourth Avenue Cafe」へ。<あと…どれくらいだろう? そばに居てくれるのは>という歌詞がピックアップされてスクリーンに映しだされ、ジャンプも交えて盛りあがりながらも、選曲の意図に想いを馳せてしまうのだった。しゃがみ込んで歌い、大きなため息をつくラストのあと、スクリーンには赤い同心円が出現し、だるい大人のファジーさが心地よい「metropolis」へ。こういった曲の表現の深さ、匂いたつ色気、プレイの巧みさに、バンドの刻んできた年輪を感じる。最後にキーボードを演奏する秦野猛行氏の手もとが、かつてなく長い時間映しだされたことは、hydeのリスペクトによる撮影ディレクションだったのだろうか。曲が終わると大きな拍手が客席から送られた。
3Dスキャンのように回転する頭蓋骨画像を、筋肉や半透明の細胞のような球体が覆っていき、皮膚が被さってhydeの頭部に変化したり、また戻ったりをくり返していく、シュールな映像。「get out from the shell」の不穏なイントロが鳴りはじめ、ギターリフとシンセのビートがループ。白煙が立ちのぼるステージでhydeが歌いだすと、花道を歩きながら「スクリーム、東京!」と煽っていく。「Voi! Voi!」とオーディエンスは叫びながら手を上げ、妖しいサウンドが高揚感を高めていくと、どこか背徳的な一体感が醸しだされていく。すると意表を突いて「HONEY」が始まり、hydeはギターをかき鳴らす。hydeはyukihiroと向きあうようにドラムセットの前に立ち、tetsuyaもyukihiroのほうへ体を向けてプレイ。kenのギターはもちろん、コーラスも熱い。驚いたのは、このあと「いばらの涙」を繋げたセットリストの構成である。hydeはサビでギターをかき鳴らすヴァージョンを復活させたのだ。kenは激しく髪をふり乱してプレイに没入していた。4人の演奏にロックバンドの醍醐味を感じてゾクゾクとさせられていると、そのまま「Shout at the Devil」へ突入。爆弾を思わせるファイヤーボールが横一列で乱発、その後いっせいに放たれて歌が始まると、渾身の熱唱を響かせるhyde。マグマのような赤い塊がうごめくスクリーンと、スモーク、走る稲光。フラッグを高く掲げ、叩きつけて去っていくhyde。ひとり残ったyukihiroはドラムを打ち鳴らし、最後の一打を鳴らしてスッと立ちあがり、去っていった。場内にはどよめきが広がった。
しばしの静寂のあと、信じられない光景が目に飛びこんできた。yukihiroが大きな花束を抱えて花道をひとり歩いてきたのである。センターステージに設置されたドラムセットの台に花束を置いたあと、位置に着いてスティックを回し、くり出したビート。やがてメンバーがステージ下から上がってきて合流、最後に登場したhydeが花束を持ちあげて抱え、「真実と幻想と」が始まった。いくつものトーチが灯ったステージ上は小さな神殿のようで、純白の衣装に着がえたhydeは、さながら女神のような幽玄な輝きを放ちながら歌唱した。
tetsuyaが火に手をかざして暖を取っているところが大写しになり、ユーモラスな姿に笑いが起きると、真剣に語りはじめていたhydeは「なんで笑うの!?」と驚き、ニコニコとしながら謝るtetsuyaの姿も微笑ましかった。「素敵な花束をいただきました」とhydeがあいさつすると、yukihiroが拍手をしている。「34年、長かったような短かったような……いろんなことがありました。でも当時と考え方も生き方も変わりました。“当時こういう考え方してたな”とか、今日も歌っていて浮かびます」とhydeはふり返り、「きっとみなさんもそれぞれの人生、L’Arc-en-Cielを聴いて“ああ、このときこんなこと考えてたな”とか」とファンの人生に寄り添った。「いつ終わるか、人生わからない。でも、だからこそとても愛らしいこの世界だと思います。最後の食事を考えるのと同じで、最後がなければ気がつけないことってあるんじゃないかな?と思います。そう思いつめていたときに歌詞を書いた曲」との紹介から、届けたのは郷愁に満ちたバラード「ALONE EN LA VIDA」だった。天井には夕焼け色の空が投影され、黄昏時を思わせるオレンジの柔らかい照明が斜めにステージを照らしていた。hydeの目は赤くなっており、涙をこらえているように見えた。<貴方への愛が私の証><道先に明日がどれくらい待つだろうか?>など、書きつくせないほどの名フレーズに溢れた歌詞が胸に染みわたった。
hydeは「泣いちゃいそう」と感情を溢れさせ、「クールにやりたいとこなんですけど。ここからエンターテインメントしていきます。説明します(笑)」とクラッカーコーナーがいよいよスタート。「これからオーケストラが流れるので、みなさん『ハッピーバースデー』を歌いなさい(笑)」と“指示”。終わってからカウントが入ると告げ、用意した映像を流してまずはリハーサルを行うことに。メンバーもそれぞれ手にクラッカーを持っている。リハーサルで間違えて鳴らしてしまう音がして、「今鳴らした人いた?(笑)」とhyde。
本番で約5万人がいっせいにクラッカーを鳴らすと、ステージ上には紙吹雪と銀テープも噴出し、祝福ムードが場内を満たした。「どうもありがとう!」とhydeは花束を掲げ頭上で手を振り、「すごいね。こんなことが人生であるなんて、思いもしなかったです」と感慨深そう。「この光景は忘れないようにしたいなと思います」との決意に、うなずいているtetsuya。メンバーの誰もがhydeを笑顔で見守っていた。「次の曲、心を込めて歌いたいと思います」(hyde)との言葉から、ストリングスのイントロが流れ、天井にサンドロボッティチェリの宗教画のような空が浮かびあがり、アカペラで「叙情詩」を歌いはじめると場内はしんと聴きいっていた。全員の音が揃って演奏がスタート、hydeは花束を抱えたまま歌いつづける。曲が終わり「どうもありがとうございます」とくり返し感謝を述べるhyde。メインステージへ戻っていく先頭はken、そのうしろをyukihiro、続いてtetsuya、最後尾をhydeが花束を抱えたままゆっくりと歩いていく。天井には青空と雲、その上に虹が大きく弧を描いていた。
「ここからはパーティらしく、パーっと行きますよ。誕生日プレゼントって何あげたらいいか、考えるの大変じゃない?」とhydeは問うと、kenにいちばんうれしかったプレゼントを質問。ファンの方々からパジャマをもらう、という答えを受けて、hydeは「普段からパジャマ着てそうだから?」と笑った。
「tetsuyaさんは?」とhydeが尋ねると、「あげたものもあるし、もらったものでもあるけど、ここでは言われへん。この世にないもの」と気になる返答。「ユッキーは?もし動物飼うなら毒グモか、うさちゃんだったらどっち?」と二択を迫られるとyukihiroは、「いや、うさちゃんでしょ。違うの?」とキョトンとした表情。寡黙なyukihiroの言葉と笑顔を引きだしてファンを喜ばせたhydeは、「みなさん満足しました?ここからパーっと行こう!今日はお祝いですから」との言葉から1月15日にCDを発売したばかりの新曲「YOU GOTTA RUN」をライヴ初披露。広大な空間が似合う煌びやかなアッパーナンバーで、接近するカメラへのアピールもふんだんに盛りこみながら伸びやかにパフォーマンスをすると、スタンド席上段からアリーナへ向けて色とりどりの巨大バルーンが弾みながら転がっていく。「Caress of Venus」ではhydeとtetsuyaが下手花道で接近。hydeはひとり柵に腰かけて誘うように歌い、投げキッスを放つ。「Link」ではジャンプ、ターン、ハンドクラップなど各々体を動かしてL’Arc-en-Cielの音楽を楽しんでいた。
「hyde!」という声が飛びかい、「その声援が励みになりますね。続けてこなかったらこの景色は見られなかったんだろうなと思うと、続けてきてよかったです」とhydeは客席を見つめた。「たくさんの人が集まってくれました。普段はバラバラで、世界中でそれぞれの生活がある。L’Arc-en-Cielを聴いてくれて、今日を楽しみに駆けつけてくれたんだと思います。うれしいね。そんなに好きなんですか(笑)?」と尋ねると、勢いよく「好き!」というファンの声が飛んだ。「みなさんにお祝いしていただいて、メンバーのみなさんにもお祝いしていただいて、スタッフにも……でも、僕からすると、みなさん一人ひとりが生まれてきてくれて“ありがとう”という気持ちです」と手を差しのべ、メンバーも同意するように拍手を送った。「みなさんが生まれてきてくれて、ここまで足を運んでくれて、それがいちばんのプレゼントです」と胸に手を置くと、「聴いてください、「あなた」」と曲紹介。シンプルな白いスポットライトを浴びながら、hydeは穏やかに歌い、一音一音を味わうように音を鳴らし、互いに会話を交わすように心のこもった演奏を聴かせるメンバーたち。白いL’ライトが揺れうごくことで、ファン一人ひとりの体の存在をたしかに感じることができた。両手を広げたhydeは、センターステージでひざまずき、目を閉じてファンの合唱に耳を澄ました。はずしていたイヤーモニターを再び装着して演奏が再開すると、立ちあがって大サビを熱唱。うしろずさりしながら花道を歩きメインへと戻りながら、hydeはファンの姿を見ながら歌いつづけていた。kenは「Happy Birthday」のフレーズをギターで奏で、yukihiroとtetsuyaも音を重ね、「Happy Birthday to You」とhyde自ら歌い、メンバーは笑顔を弾けさせた。
ひとり残ったhydeは「ありがとう」をくり返し、「はあ~……やっとお正月が迎えられるような気分(笑)。みんな遠くから来てくれたりしてるんだよね?ありがとう」と語りかけながら花道へ行き、ファンに手を振ってあいさつ。するとtetsuyaが花束を持ってステージに戻ってきて、hydeが愛好するレッサーパンダのリアルなぬいぐるみをあわせて渡した。tetsuyaは「いちばんリアルなの探したの。おめでとう!」とhydeに改めて祝福の言葉を捧げた。「あと一日がんばります。すごい幸せ者ですね、僕は、こんなお祝いしてもらって」とhydeは語りながら最後にセンターでお辞儀。「この気持ちが最高のプレゼントです。ありがとうございました!」とファンに最後のあいさつをしてステージを降りた。
(取材 文/大前多恵)