プロ野球読売巨人軍OBで野球解説者の槙原寛己氏、俳優・菊川怜が2月12日に都内で「NISAの日」関連イベント「今年こそ!一から学ぼう『NISA教室』」に登場した。
2014年から開始された「少額投資非課税制度」をさす“Nippon Individual Savings Account”を略したNISA(ニーサ)。2024年1月に制度が抜本的に拡充され“新NISA”となって約1年を迎え証券投資の基礎知識や新しいNISAの仕組みなどについて理解を深めることを目的に開催となる。都内の小学校から高学年約50人を特別招待してトークショーや、見学・特別授業を行うこととなった。
現役時代から株式投資をしていたという槇原氏。ただし、損の方が多かったそうで「“カブソン”と言われていました」と苦笑い。それだけに、「NISAみたいにゆっくりした投資をしておけばという気持ちです。ですが、枠は拡大されたのでこの年齢からでもまだ遅くないというものも目にしますのでそこは享受したいなって思います」と、積極投資への気持ちを。
ちなみに、「新NISAはやってないんです」という槇原氏。本日のイベントに参加したことを契機にしたいと話しつつなぜ新NISAを行っていないかへ「アメリカはいまバブルっぽく感じていて、リセッション(景気後退局面)が起こってもおかしくない。だから、下がった時に買ってやろうと思って」というので時期を見ているからとのことだった。
一方、菊川は証券口座開設はしているもの子育てに忙しいため投資などは積極的にしていないといい「やらないともったいないなって思います。始めなきゃ損だなって思って」と前向きになっていた。
ステージでは同席したファイナンシャルプランナー(FP)の川口由美氏から投資のコツである長期・積立・分散の3つをレクチャー。長期投資、積立投資、資産分散投資を略したものだそうだが、この3つをあわせて行うものだそうで、槇原氏は「現役時代は“投手”だったんですけど、これからは“投資”になります」とダジャレのようにかけて笑いを誘っていた。
また槇原氏は野球トークに「日本の野球はキャンプシーズンで、昨日まで沖縄に行ってまして、明日も沖縄に行きます。TVをつけると大谷(翔平)くんと佐々木(朗希)選手と(東京ドームで開催予定のドジャース開幕戦2025の)1ヶ月後とんでもないフィーバーになると思います。もし、チケットとれたら練習から見てください!大谷選手はドームで打つと天井を破るんじゃないかっていうくらい(笑)ほかの選手たちのバッティング練習を見るだけでも価値があると思います」と、熱弁を振るっていた。
そこから、理解力不足をあらわすリテラシーの話題となり、槇原氏は「野球選手はリテラシーというと新外国人選手?というくらい、野球選手はリテラシーは低い。けれど海外で活躍している日本人はエージェントがしっかり守ってくれるとなると、野球やめた後に楽なんです。海外に行って帰ってきたOBたちもあくせくしてないんです。だから、キャンプ中に、きょうのようなこうした講座をやるべきだと思うんです。そこで話題になれば“こういう人たちも目を向けだしたよ”という非常に良いニュースになるかなって」と、うまく話をつなげていた。
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ