歌手・キタニタツヤが2月11日に神奈川・横浜アリーナで『ニッポン放送開局70周年記念オールナイトニッポンX(クロス)スペシャルライブ2025』に出演した。
キタニのほか、高橋文哉、日向坂46、BUDDiiS、FRUITS ZIPPER、IS:SUEが出演となった。
オープニングVTRが明けると、まずイベントの総合MCを担当する火曜パーソナリティの高橋文哉が登場。「行くぞ、横浜アリーナ!」と叫び、テンション高く花道を駆けながら自己紹介をする。そして高橋に呼び込まれて、月曜パーソナリティのキタニタツヤと木曜パーソナリティの松田好花(日向坂46)もステージへ。3人の最初のひと言は、なんと「初めまして」。昨年3月に行われた『オールナイトニッポン』のパーソナリ
ティ発表記者会見でキタニと松田は会っているものの、高橋は会見に参加できなかったため、今日が初対面だったという。しかし、早速「フリートークのネタがない時、どうしていますか?」など、“ラジオパーソナリ
ティあるある”を展開し盛り上がり、3人揃って「オールナイトニッポンX(クロス)スペシャルLIVE 2025 スタート!」とタイトルコールを行いスペシャルなイベントがスタートした。
ステージでは、キタニが持ち込んだ企画「キタニタツヤ presents ベイブレード最強トーナメント」を開催。自身が担当する番組内でも、ゲストと何度もゲストと対決をするほど愛あるコーナーだが、「素人のペーペーとすぐに戦うわけないでしょ」と自信を見せるキタニがシード枠となり、勝ち進んだ人だけが挑戦権を得る形でトーナメントが行われることに。
参加するのは高橋文哉、そしてBUDDiiSよりFUMINORI、FUMIYA、SHOOT。BUDDiiSの3人は“ベイブレードガチ勢”で、FUMINORIが初代の『爆転シュート ベイブレード』、FUMIYAが第2世代の『メタルファイト ベイブレード』、SHOOTが第3世代の『ベイブレードバースト』という三世代すべて押さえているとのこと。しかし、ベイブレードの知識量には差があったようで、初戦のFUMINORI vs FUMIYAは選んだベイブレードの種類によってFUMIYAが勝利。第2戦は「お前、今日ゲストじゃん?」と高橋がSHOOTを説き伏せ相性の良いベイブレードを選択し、高橋の勝利。準決勝では奇跡の“ふみや対決”が実現し、打ち方がブレてしまったFUMIYAのベイブレードが暴れてしまったことで、高橋が決勝へと勝ち進んだ。
「お前らの雪辱は俺が果たす!」とキタニがBUDDiiSを味方につけ、いよいよキタニvs高橋の決勝戦へ。キタニはベイブレードとコラボしたオリジナルモデルを持参しており、間違いなく優勝する……かと思われたが、なんと高橋のベイブレードが最後まで回り続けるというまさかの展開。チャンピオンへと輝いた高橋は、キタニから授けられた王冠とマントを身に着け、王座へと座り「キタニさん、ベイブレード最強トーナメントはどうでした?」と煽ると、キタニは「倒すべき相手ができて良かったです!」と来たるべき次の戦いに意欲を燃やした。
ベイブレード対決直後に改めてライブステージに登場したキタニは、若干敗北を引きずり「どんな顔でライブしていいかわかんないんですけど……」と胸の内を明かしてリスナーの笑いを誘う。しかし、気を持ち直して「シンガーソングライターとして頑張ります!」と気合を入れ直し、「スカー」「次回予告」「聖者の行進」「Moonthief」「Rapport」「青のすみか」「ずうっといっしょ!」と7曲を披露し、圧倒的なバンドサウンドを会場に響かせた。
キタニのライブをステージ袖から見ていた高橋は、「あんなかっこいい人にベイブレードで勝ったんだと思うと、ワクワクしながらライブを見ちゃいました」と素直な感想を述べる。その高橋は、自作のボウリングウェアに着替えており、この後の企画に向け「ボウリングのハイスコアどれくらいですか?」などとキタニとボウリングトークを繰り広げた。
お腹が膨れたところで、いよいよ高橋の持ち込み企画「FUMIYAカップ オールナイトニッポンXボウル in 横浜アリーナ」へ。このために横浜アリーナのステージに特設ボウリングレーンが用意された。
キタニのベイブレードにならい、高橋もボウリングのマイボールを持参。「これはストライクじゃないとね」とキタニと松田にプレッシャーをかけられるも、「大丈夫!」と自信満々だったのだが、高橋の結果はまさかの1本。ガーターのキタニと高橋を差し置き、3本を倒した松田が「FUMIYAカップ オールナイトニッポンXボウル」の初代勝者に輝いていた。