俳優・山田孝之(34)、長澤まさみ(30)、ムロツヨシ(42)、佐藤二朗(49)、勝矢(43)、太賀(25)、山崎紘菜(24)が22日、東京・表参道ヒルズ大階段で映画『50回目のファーストキス』(監督:福田雄一/配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)レッドカーペットセレモニーに登場し笹崎里菜アナウンサーが司会を務めた。
ハワイでコーディネイターをするプレイボーイの弓削大輔(山田)が、交通事故の後遺症で新しい記憶は1日しか持たない短期記憶障害を持つ藤島瑠衣(長澤)という女性と出会い恋に落ちる。瑠衣を想う父と弟の手で、その事実は瑠衣には隠されていたが、その事情を知った大輔は、毎日、自分を覚えていない瑠衣に一途に愛を告白し続けることになり……。
レッドカーペットに華やかに登場した面々だったが、サウンドバイツ中には山田がムロに後ろから近づきジャケットを脱がせようとしたり、ギャラリーに手を振ったりと、和気あいあいといった様子で進んでいくことに。
山田は本作の撮影へ「いつもどおり楽しい現場です。元気に頑張っています」と、マイペースなコメント。続く長澤は、「福田組にちゃんと入るのは初めてで、『銀魂』という作品で少しだけご一緒させてもらっていましたが、割と現場は穏やかで楽しい感じですけど、一発本番が多くて気が抜けないんです。割とピリッとした現場なんです。そういうところが意外というか。ゆるい感じかなと思ったらぴしぴし動いているんですよ」と、福田監督の一面をのぞかせ、ムロも、「ゆるく動いているようで、実はスタッフさんは緊張感があるんですよ」と、うなずいていた。
イベントでは印象的だったシーンについてトーク。山崎が山田と長澤が雨に打たれるシーンで泣けたというというと長澤はそのシーンを「お互い集中して喋りませんでした」といえば、山田は「雨を降らせていたので、アフレコが大変だろうなって思って演じていました」と、当時に心境も披露し笑いを誘っていた。
一方、長澤は「山田さんのシーンはどれも面白くて、毎日瑠衣をどうにかして口説こうとするんですけど、その中で車のバッテリーが上がっちゃって、『どうしたの?』と聞きに来たときに、バッテリーワケてあげながら感電する演技があったんです。そこは、笑ってはいけなくて、悲鳴を上げるシーンだったんですけど、そのときはこのシーン面白いどうしよう『負ける!』と思って」と、必死に笑いをこらえたエピソードを披露し、「福田組っぽいし、山田くんぽいし、そこで福田組に交ぜてもらったと思うシーンでした」と、しみじみ。
山田はといえば、「絶対ここが面白くて」というシーンに、「二朗さん演じる瑠衣のお父さんがあるコスチュームで出てくるところがあるんですけど、面白さのあまり本人を超えちゃっているんですよ」と、ちょっとしたネタバレも入れていた。
イベントのラストではマイクがないということでムロが地声であいさつして締めたり、楽屋へ戻ったかと思いきや最後まで会場に顔を出したりとファンを楽しませるなど最後まで福田組の世界観そのままなものでファンの目を引いていた。
映画『50回目のファーストキス』は6月1日より全国ロードショー!