俳優・柏木由紀子が4月17日に東京・護国寺の講談社で書籍『YUKIKO STYLE』(講談社)刊行記念会見を開催した。
はつらつと77歳を生きる柏木の「若々しさを保てる理由は?」「美しさの秘訣は?」「健康のため何をしている?」「服はどこで買っているの?」「美容法は?」などを深堀りした作品。
「すごくカジュアルで、今とっても人気のあるスタイルということで、“いいな”“私も着てみたいな”と思ってチャレンジしてみました!」と、デニムの上着に黒のロングスカートとブーツをあわせて登場した柏木。
書籍のことをあらためて説明してもらうと「全ては書いてないですけど、好きなお洋服も、食べ物も、毎日の生活もコロコロと変わっていくんですけど、いまの私の状況はこうですという感じになっていると思います」と、ポイントを説明した。
自身にとってファッションは、「重要なことで、まずは好きっていうことなんです。私にとってはお洋服を選ぶことが好きなので、お洋服によって、とっても元気をもらっている感じです」と位置づけを。「好きなものは好きっていう感じで、昔に買ったものも気に入って何度もお店に行って通って買ったものとか、自分でデザインして作って頂いたものとか、そういうものがやっぱり処分ができなくて大切に取っているんです。“ファッションは繰り返してる”って、よく言いますけど、今だからこそ昔の服が着れたりとか、そこにちょっと手を加えて着れたりとか、それがとっても私は楽しくて」という楽しみ方もしているそうだ。
愛用しているラルフローレン、エルメスといったトップブランドだけではなく、最近はUNIQLOやZARAなどのコーディネートも取り入れブランドなどにもこだわらずといったようで、「高いものもあったり、安いものであっても、いいもの、気に入ったものを着てたいという感じです」とのこと。
それだけファッション愛があふれる柏木だけに、持っている服の量も多いのでは? との声も飛んだが「四畳半くらいのクローゼットに入るくらい」とめちゃくちゃ多いというわけでもなくといった様子。「断捨離はしないですけど、お友達にあげたりとかそういうことを時々していて」という結果なのだそうだ。
柏木はInstagramのフォロワーが11万人を超えていることでも知られている。反響も高く「年代と言うとあの私よりも若い方、50代・60代の方が1番多いかなと思いますけど、街を歩いてて『いつもInstagram見てます!』と、声をかけていただくことが多くなりました」という。そのSNS投稿を続ける喜びもあるようで、「私が持ってるお洋服さんたちが一番喜んでいると思いますね。私しか見てもらえないお洋服さんを多くの方に見て頂けるので」とほほ笑んでいた。
また、柏木といえば、1971年に国民的歌手・坂本九さんと結婚。書籍は、1985年の日航ジャンボ機墜落事故で43歳の若さで亡くなった最愛の夫へ「私の大切な人、ひさしさんへ」とのメッセージで締めくくられている。そんな九さんの人となりへ「みなさんがイメージされているとは思うんですけど、いつもニコニコニコニコ笑って、笑顔が似合う人で、楽しいことが大好きなので、家の中でも家族でいつもいつも笑い合っていたという感じです」と、思い出を披露していた。
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ