俳優・山田孝之(34)、長澤まさみ(30)、ムロツヨシ(42)、佐藤二朗(49)、太賀(25)、山崎紘菜(24)が2日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで映画『50回目のファーストキス』(監督:福田雄一/配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)公開記念あいさつを福田監督とともに開き、司会は日本テレビの笹崎里菜アナウンサーが務めた。
ハワイでコーディネイターをするプレイボーイの弓削大輔(山田)が、交通事故の後遺症で新しい記憶は1日しか持たない短期記憶障害を持つ藤島瑠衣(長澤)という女性と出会い恋に落ちる。瑠衣を想う父と弟の手で、短期記憶障害のことは瑠衣には隠されていたが、その事情を知った大輔は、毎日、自分を覚えていない瑠衣に一途に愛を告白し続けることになるというラブストーリー。
公開2日目を迎え山田は「とても嬉しくもありますが、こうやってみんなで集まる回数も減ってくると思うと寂しく思います」と、真面目にコメントすると、福田監督が「最近ちゃんとしたコメントできるようになったよね」と、茶々を入れ笑いを誘う。
そのまま福田組らしいテイストの舞台あいさつに。こういったイベントでおなじみの観客がお目当てのキャストの名前を大きく書いたスケッチブックを持っているとう状況で、太賀の名前があったことを見つけた太賀が「初めてです!」と、大喜びしたり、1月に誕生日を迎えるムロがファンから祝福され「その勇気はしまおう(笑)」とツッコんだり、パンチパーマ姿の佐藤が「きのうウォーキングしていたときに、カラスが僕の頭を蹴って飛んでいった」と、話したりと、ゆる~い雰囲気。
極めつけには、撮影の合間にプールサイドで流しソーメンをするということで、そこに長澤が水着の上にTシャツ姿で現れた思い出が語られ、ムロが興奮気味に、「男子が好きな姿になるんですよ!」と、まくしたてる。すると福田監督が「呼んだのは俺だから!」と、手柄を主張すると山田も負けじと「僕がドン・キホーテに行ってソーメンを買ってきて茹でたからですよ!最後の方は時間を計らなくても茹で具合は完璧でした」と、山田も譲らずという状況に。
これらを当の長澤はひたすら苦笑いしながら聞いていたが「一応水着を着ていって、スタッフTシャツを頂いたので着ていったらムロさん、『男子の好きなやつだ!やめとけ!!』と言われて」と、説明も。
さらに、そのまま理想のキスシチュエーションの話題にもなったが、「とくにないですね」と、釣れない一言を放った長澤へ、福田監督とムロがあの手この手で聞き出そうとし、唐突なキスがいいか、それともキスする気マンマンの雰囲気のなかでキスされるのがいいのかという2択を突きつけると「唐突……衝撃じゃなくて、『ねぇねぇ、ふっ……』みたいな間が欲しいです」と、約3分ほどかけて引き出すことも。ちなみに、山田は真面目に映画のキスシーンに触れ、「総合的で、瑠衣のそのときの服とかがあるんですけど、博物館でのキスです。耳元で『ファーストキス最高』って」と、話して沸かせていた。
自由な舞台あいさつとなったが最後はしっかり締めることとなり、長澤は「本当に素敵なラブストーリーができあがったなと思っています。たくさんの人に観てほしいなと思っています」と、呼びかければ、山田は「できれば何度か友達とか家族を誘って、面白いと伝えてもらえれば」と、アピール。福田監督も「僕の作品でくだらないSEがあるんですけど、そんなSEの入ってないの作ったのは初めてだったので、本当に嬉しいです。ちゃんとした映画なんで、みなさんに勧めて恥ずかしくないものです」と、胸を張っていた。
映画『50回目のファーストキス』は1日より全国ロードショー中!