漫才コンビ日本一を決める恒例「M-1グランプリ2018」の開催概要会見が21日、都内・渋谷のヨシモト∞ホールで行われ、昨年、一昨年と2年連続で2位に甘んじているお笑いコンビ・和牛(水田信二・38、川西賢志郎・34)の水田はは「辛いのでそろそろ優勝したい。優勝したらサーティデイズ東京ドーム公演したい。優勝できなかったら、2人でお遍路回ろっかなと思っている」と静かな闘志を燃やした。
審査基準は「とにかくおもしろい漫才」でグランプリ賞金は1000万円。8月1日から予選1回戦がスタートし、12月に敗者復活戦及び決勝大会が行われる。
この日は、和牛のほか、MCを担当したトータルテンボス(大村朋宏・43、藤田憲右・42)のほか、とろサーモン(久保田かずのぶ・38、村田秀亮・38)、スーパーマラドーナ(田中一彦・40、武智・39)、ジャルジャル(後藤淳平・34、福徳秀介・34)、かまいたち(濱家隆一・34、山内健司・37)、三四郎(小宮浩信・34、相田周二・35)、マヂカルラブリー(野田クリスタル・31、村上・33)、さらば青春の光(東ブクロ・32、森田哲矢・36)、ミキ(昴生・32、亜生・29)、ゆにばーす(川瀬名人・33、はら・28)、さや香(新山士彦・26、石井 誠一・30)が出席。
昨年グランプリに輝いたとろサーモンの久保田が「優勝するには運もタイミングも神様も必要。(優勝して仕事が)280本も入ってマネージャーがパンクして仕事を20、30本流して逃げた…。生きるか死ぬかの大会。優勝してもすぐに地獄がはじまる。やめていく芸人たちの肉片を抱えながらやっていかなきゃならない」とシュールなエールを送ると、場内から「肉片言うな!」の総ツッコミ。賞金の使い道について相方の村田が「仕事が1日に7本も入って寝れないストレスでとにかく散財した。後輩に奢りまくったり、カードの支払いが半端ない。具体的なものはなにも残ってない」と”武勇伝”を披露すると、すかさず久保田がどさくさに紛れて「大村半端ないって!」と旬ネタ応酬。一方の村田も「こいつ(久保田)は優勝して(交際していた)彼女と結婚すると宣言して、彼女と住むための家を借りたのに、引越しをして最近振られたんですよ」と暴露すると、久保田は「(振られた)ワードとして残っているのが食べ方がキタナい」と苦笑いしていた。
そんな”先輩”のアドバイス(!?)を受け、今大会に参戦する野田は突如、上半身裸になり「優勝できなかったら下も脱いで大会をぶっ壊す!」と派手なパフォーマンス。はらが「もし妊娠しても舞台上で破水する覚悟でやる」と意気込めば、最近結婚したという昴生は勢いにのって「優勝できなかったら離婚します!」と宣言したものの、即座に大慌てで「いや、嘘です」と否定するひと幕も。優勝した場合の賞金の使い道については山内が「あと5日で子どもが生まれるので、子どもを全身ルイヴィトンにしたい」、昴は「(妻の)まみちゃんのホクロも取りたいが、芸能界を引退した叔父の上岡龍太郎がそろそろお金がないとおもうので、全部あげたい」。水田は「和牛専用の劇場をつくろうと思っている。キャパシティ200人ぐらいの」とそれぞれ野望を明かしていた。
最後に初戦のコロンビアを見事撃破したサッカーW杯日本代表にちなんで、藤田が「なにが起こるかわからないのがW杯。M-1も何が起きるかわからないので、とりあえずエントリーしましょう!」とうまくまとめていた。