お笑いコンビ『メイプル超合金』のカズレーザー(32)と安藤なつ(36)が15日、東京ワーナー・ブラザース試写室で映画『キング・アーサー』(監督:ガイ・リッチー/配給:ワーナー・ブラザース映画)公開直前イベントに元プロ野球選手の元木大介氏(45)とともに登場した。
イングランドのアーサー王が、スラムから身を起こし“聖剣エクスカリバー”を手に頂点へ登り詰めようとしていく姿をソードアクションで描いたガイ・リッチー監督最新作。『メイプル超合金』はお笑い界の頂点を目指していくということからゲストとなった。
おなじみの衣装で『メイプル超合金』が登場するなか、カズレーザーは「国民の性感帯のカズレーザーです」と自己紹介したり、手にしていた“エクスカリバー”については、「廊下に誰かが抜いたのが落ちてたんです」と、ひょうひょうとしたコメントで一気に報道陣を沸かせてからスタート。
のちのアーサー王がスラムという過酷な環境で過ごしたという作品設定にちなんで、2人にも売れない時代のことが質問されたが、安藤は「スケジュール的にバイトもできない時期があって、1週間納豆ご飯だった時期があるんです。お米は親が送ってくれていたんですけど……それを続けていてちょっと太るっていうことがあって」と、苦笑い。
一方のカズレーザーは「お金なかったから事故物件に住んでいたくらいです。自分で払ったのが1万7000円。部屋には前の方のオイリーなしみが残っていたんです。畳を替えるのも5000円かかるといわれたんですけど、5000円あったらワンカップ大関どれだけ飲めるんですかってことで」と、サラリ。続けて司会が、いまの年収を割り出そうと年収が何倍になったか聞こうとしたが、カズレーザーは「芸人として仕事がなかったので、何倍にしてもゼロですね」というと安藤も「算数の不思議ですよね」と、笑いあった。
作品には暴君ヴォーティガンも登場するということで、芸能界の暴君で倒したい先輩芸人はという質問も飛んだが、カズレーザーは「スギちゃんを倒したいです。スギちゃんの首をとりたい」と言ったもののその後に「自然に首が落ちちゃったからね」とポツリ。さらにカズレーザーは「インテリタレントの宮崎美子さん。コニカミノルタのCMに出たい」などを挙げていたが、安藤は『森三中』の大島美幸(37)を挙げ、「結婚して子供もいてケツ丸出しをいまだにしているのは大島さんぐらいですので、そこまでいければ」と、野望も掲げていた。
イベント後半には、元木氏も加わったが、トークで司会が「ラーメン屋は?」と尋ね「潰れたよ!」と、苦々しい表情の元木氏。しかし、カズレーザーが“追撃”の手を緩めず「なんで潰れたんですか?」と問いかけ元木氏は「まずかったからだよ!言わすんじゃないよ!」と、“傷口に塩”を塗り込む一幕もあった。
その後は、聖剣エクスカリバーを引き抜くという行為にかけた背筋力測定が行われ、元木氏と安藤が敗者に。敗者への罰ゲームとして、カズレーザーは安藤へ「引退ですね」と言い渡すと、安藤は大焦りすることもありつつ、本当の罰ゲームのケツバットを食らい悶絶する姿を見せていた。
最後に「開始5秒で気絶しかけるぐらい迫力がすごかった」(安藤)、「ストーリーも重厚でノリだけでも観られる映画」(カズレーザー)、「ドキドキしながら観て頂ければ」(元木氏)とそれぞれアピールしていた映画『キング・アーサー』は17日より全国公開!