ロックバンド『X JAPAN』のYOSHIKI、ワイン漫画『神の雫』の原作者の漫画家『亜樹直』の樹林ゆう子氏と樹林伸氏が13日、都内で『Y by Yoshiki』プレミアム新作ワイン発表会&試飲会に登場した。
2009年に初めてリリースされたワインブランド『Y by Yoshiki』。16年には、カリフォルニアの銘醸地ナパ・ヴァレーのブドウだけから造られたプレミアム『Y by Yoshiki』を新たにリリースし、こちらも大好評のうちに即完したが、今回新たに『Y by Yoshiki』を完成させ今月17日より出荷開始となる。
伸氏は赤ワインを飲んでみて、「驚くほど優しいですね。どちらかというとバラードのような感じです」と、評し、ゆう子は白ワインを飲み「複雑さがそなわっていて、ワインの方から語りかけてくれるアカペラみたいな感じです」と、表現し、「YOSHIKIさんの生き方とか哲学が入っているのかなって」と、感じるままに語った。
続けてYOSHIKIも飲むように促されると、「昼間から飲むわけ?いいですね」と、笑みをうかべながら赤・白両方ともに口をつけ、「うん、一流」と、出演する番組『芸能人格付けチェック』のようなコメントで笑いを誘った。
作った『シャルドネ カリフォルニア』『カベルネ・ソーヴィニヨン カリフォルニア』はぞれぞれ5300円(税別)、5500円(税別)と第2弾のときよりも求めやすい値段だが、「前回が即行で売り切れてしまって、自分の分を確保するのも大変だったんです。でも今回はそう簡単には売り切れないのではないかと思っています」とも。
そのワインの中身へは、「とても気高い感じのワインですが、その高さをひけらかさないというのを追求してきました。ワイン自体が僕のファンみたいに『YOSHIKIだ!』という主張はしてないので意外にこういうのに合うんだという感じがしています」と、込めた思いを語り、「ミュージシャンがこういうワインを作るとマーチャンダイズのように感じられるかもしれませんが、YOSHIKIは本当にワインをプロデュースしているんだなというので、これからも頑張っていければ」と、引き続きワインを作っていくことを誓っていた。
さらに、YOSHIKIといえば昨年5月にけい椎人工椎間板置換手術を受けたが、それ以降の飲み方へ「あのときは、歩けなくなると思っていたんです。まさか、ドラムを叩けるようになるなんてと思っていました。いまも治療中ですが、回復してから飲んだワインは格別でしたね。一瞬一瞬、人は死に直面すると生きている意味がわかるし、ありがたみが分かる。昔みたいにガブガブじゃなくて、1口1口味わって飲むようになりました」と、飲み方も変わったそうだ。
また、最近、女優・高畑充希が『X JAPAN』の代表曲『紅』を熱唱するテレビCMが注目を浴びているが、YOSHIKIは「僕の目に入っています一言で言えば、光栄です」と、楽しんでいるのだとか。「あの曲を書いたのは20代前半か10代後半だったんですけど、そのときの気持ちをいろんな方に共感してもらって、あの歌詞を歌ってもらえるのは嬉しいです。それぞれいろんな方の表現があるんだなって、いい意味でビックリしています」と、率直な感想を。
そんな大人気の同曲だが、一般人が動画などで紅を熱唱する姿がSNSで数多く公開されており、記者から「10歳くらいの子が歌ったりしていますが?」と、感想を求められると、「10歳は“紅に染まる”のは早くないですか!?まだ桃色でいいのでは」と、コメントを寄せていた。