俳優・渡部秀(26)が22日、東京タワー内の東京ワンピースタワーで『みんなで祝おう!ワンピースの日』トークショーに登場した。
少年誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)を代表する漫画家・尾田栄一郎氏が手がける人気漫画『ONE PIECE』。本イベントは昨年、日本記念日協会により制定された7月22日の『ONE PIECEの日』を記念してのもので、イベントは渡部とともに、現『ONE PIECE』担当編集の杉田卓氏、『ONE PIECE』の豊富な知識を持つことで知られるグレッグ・ワーナー氏と開催となった。
渡部は冒頭から「自称芸能界一の『ONE PIECE』オタク渡部秀です」と、自己紹介するほど『ONE PIECE』愛をアピール。昨年同日に開かれた『ONE PIECE』イベントにはフランキー役を務める声優・矢尾一樹とともにトークしたそうだが、「連絡先を交換させて頂いて、それ以降やりとりさせて頂いているんです。それできょう、イベントに出演しますと送ったら、『お客さま素敵だから頑張ってきてね』と言われて」と、『ONE PIECE』を通じて友人の“輪”も広がっているのだとか。
『ONE PIECE』の楽しみ方に話が向くと、グレッグ氏が“3T”とコメントしたが渡部は「あえて言うなら“1A”1アニメです(笑)。アニメと見比べるのが好きで、アニメになると角度が違ったり、セリフも増えてたり、削られていたり、声優さんの思いもあったりして」と、細かいところまで見ている様子を。
これまでコミックスが89巻まで出ているなかで好きな巻のトークへ。24巻をチョイスした渡部は「アラバスタ編が終わって次に行くまでのつなぎの部分ではあるんですけど、いろんなことが詰め込まれているなって思うんです」といい、その1例として“悪魔の実”のことへ「もしかしたら悪魔の実の力というのは能力者が死んだときに、近くにある果物に移るのではないかなって。そうすると、あのときのあのキャラクターの行動は深かったんじゃないかって思うんです。勝手に想像しています」と、考察を熱弁。
続くグレッグ氏は25巻を選び、「初めてこんなに『ONE PIECE』の世界が広いなんてと思って。こんなに大掛かりになるんですねって。結構アツい隠れキャラもいるんですよ!」と話していたところ、「気になるところがあるんです」という渡部は、「モンブラン・クリケットが出てきたときに“ラストボス”と書いてあったんです。小学生のころだったので、最初ショックで『ONE PIECE』終わっちゃうんだって」と、可愛らしい思い出も披露していた。
そして、現在連載中の『ワノ国』編の話題になると渡部は、「壮大な景観と、これから始まるストーリーにワクワクしているんです。それと新しい国への入国の仕方が楽しみで、今回は滝を上がっていくんですけど、コイがいて淡水で、ルフィが水の中に手を入れているという描写があるんです。細かいところを見ていると尾田さんはスゴイなって思うんですよ!」と、感動したのだとか。さらに、渡部としては『ワノ国』編で幕府と朝廷も気になってもいるとのことだった。
ほかにも、トークでは杉田氏から、尾田氏が現在、恋愛リアリティ番組『バチェラー』やソーメンにハマっていることなどが明かされたり、プレゼント抽選会、杉田氏から、「24日の朝刊にちょっとスゴイ発表があるので観て頂ければ」などの予告もあるなど濃い時間をファンと過ごし、最後に渡部は「こんな素敵なイベントをみなさんと開くことができて感無量です!」と、満面の笑みで会場を後にしていた。
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(C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
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