プロフィギュアスケーター・村上佳菜子氏(23)、お笑いコンビ『イワイガワ』岩井ジョニ男(年齢非公表)が25日、東京・神楽座で映画『追想』(監督:ドミニク・クック/配給:東北新社 STAR CHANNEL MOVIES)公開記念トークショーを開き司会は、前田智子が務めた。
20代の結婚したての男女の初夜に起きたとある出来事が原因で、運命が狂っていく姿を描いた作品。大人になる瞬間と儚さを感じさせるラブストーリーに仕上がっている。
「1960年のクラシカルな感じをイメージして」と、ブルーのコーデで登場した村上氏。作品へ村上氏は「好きって気持ちだけじゃうまくいかないんだなって感じました」と、感想を寄せ、岩井も「美しくて切ない、儚い。私の青春時代を思い出させましたね」と、しみじみ。
自身の恋愛に照らしては、村上氏は最近は名古屋と東京を頻繁に往復しフィギュアスケートの練習と仕事を両立していることを明かし「追い込んだ生活をしていたので、いま自分の生活でも追い込んでしまう自分がいるんです。そういったところで、なかなか男性とかと追い込みすぎて合わないというかで、もどかしいというのはありますね」と、出会いがないのだとか。
すると、岩井が「愛したい方?愛されたい方?」と、村上氏に迫り、村上氏はタジタジになりながらも「愛されたいですね」と答えると、岩井は「それなら私みたいなおじさんでいいので」と、妻子がありながらにして自分アピールをして、会場を沸かせた。
さらに、村上氏は、「結婚願望はすごくあります。選手を引退して1年くらいで、いま生き生きしているので、自分の刺激をもらえるような、相手も頑張っているから自分も頑張ろうと思えるような相手がいいですね。理想は30歳までに結婚して子供は3人ぐらいほしい。ちっちゃい子が大好きなんです」と、さまざまに理想を挙げたが岩井が「それがねー、なかなか難しいんですよ」と、年の功を見せ、村上氏もこれには納得。
そこから、子供の話題にもなったが「スケートやらせたくないです。自分の子供にまで苦しい思いはさせたくないです」と、キッパリだったが、もし自身が男性に生まれ変わったら「スケートをやりたいですね!女性は維持していくのが大変なので」と、フィギュアスケートはやりたいそうだ。
ほかにも2人ともSNS『Instagram』でフォロワーが万単位でいるほど人気だが、そのことについて、村上氏は「フォロワーを増やそうと思っているのではなく、自分のおもしろいと思う画像をアップしているんです。変顔するのが好きなので変顔を載せたり」と、楽しんでいるそうだが、「最近は、本当にそういうことやめたほうがいいよと、忠告してくださる方もいて、やめた方がいいのかなって思ってはいます」と、“迷い”があるのだとか。
続けて、村上氏は、「私3つアカウント持っているんです。1つは、みなさんに見てもらうの、もう1つはお友達だけのもの、もう1つは食べ物オンリーで使い分けしています。食べ物は主にかき氷ばかりですけど(笑)。移動中とかで見ていたりしているんです」とのことだった。
また、フュギュアスケート界では今月19日、ソチ五輪銅メダリストで25歳だったカザフスタン共和国のデニス・テン選手が暴漢に襲われ死亡するという悲しいニュースが流れた。このことについて村上氏は「戻ってきてほしい……。信じられない、ウソだと言って……という気持ちがすごくて。日が経ちましたけど、いまでも信じられないです。これだけ愛されていたん人がこんな形で亡くなることって絶対に許されないことだと思うんです。いまでも彼のスケートが観たいし、『ハイ、佳菜子!』といつもみたいに優しく声をかけてくれるデニスに会いたい」と、声を落として悼んだ。
映画『追想』は8月10日よりTOHOシネマズシャンテほかにて全国ロードショー!