お笑いコンビ『南海キャンディーズ』の山里亮太(41)、女優・平祐奈(19)が12日、東京国際フォーラム・ホールCで『ワンピース音宴~イースト・ブルー編~』(演出:金谷かおり)公開ゲネプロに来場した。
『週刊少年ジャンプ』(集英社)を代表する漫画家・尾田栄一郎氏が手がける人気漫画『ONE PIECE』。海賊王になることを夢見る主人公・ルフィーの海洋アドベンチャー作品で、そのTVアニメ版も1999年10月から放送がスタートし、最新は849話とファンを楽しませ続けている。今回の公演では、ルフィの旅立ちを決定づけたエピソードや、仲間たちの出会いなどが詰まったTVアニメ第1話から第61話の『イーストブルー編』となっており、そこに『ONE PIECE』の楽曲を使った演出など盛りだくさんで送る。
ゲネプロでは、“麦わらの一味”演じるパフォーマーとともに、ミュージシャンも海賊や山賊などに扮しており、演奏しながらアクロバットするという音楽と劇が一体に。仲間たちとの印象的なシーンの再現や、殺陣なども加わり、手に汗握るような興奮の仕上がり。しかも、パフォーマー、ミュージシャンの衣装や小道具なども場面に応じてしっかりと変化があるなど、細部までの作り込みも見られるものとなっていた。
応援サポーターの2人も観劇中にルフィーたちに絡まれ楽しげな様子を見せる。その終演後に山里は「いや、すごかったですね。最初にこういう感じですと観せて頂いたことがあったんですけど、そこからさらに進化していて、音楽のこういう遊び方があるんだっていうのが感動しましたね」と、大興奮といったようで、平も「大迫力で『ONE PIECE』のキャラクターとか、表情1つ1つまで素晴らしくて、一緒にお客さんと一体になって最初から最後まで楽しめて。夏の思い出になるなって!」と、こちらもテンションが高い。
これまであまり『ONE PIECE』に触れてこなかったという平だが、応援サポーター就任を機に作品映像などを鑑賞したのだとか。そんな平から「言葉がないのに体全部で表現されていて、『あそこの部分だ!』とリンクされていて」というほどわかりやすいものだったそうだ。
見どころへ、山里は「ゾロとミホークのシーンは音楽だけでどう表現するだろうと思っていたんです。それがこうやってやるんだって感動があってすごく印象的でした。刀のかち合う音ってさんざんドラマとかテレビで見てますけど、本当の戦闘シーンのような音ってこういうことなんじゃないかと迫力がありました」と、音周りを挙げると、平も「サンジがお料理するシーンでフライパンであんなに音が楽しめるんだって。リズミカルでした」と、楽器ではないものを楽器にしたパフォーマンスに目を引かれたようだった。
また、記者からは7月30日に勝地涼と結婚を発表した元『AKB48』の前田敦子についてコメントを求めると「めでたいなって思うのと、すごい決断ですよね。これきっかけでAKB48卒業組の結婚していくのでは。AKB48で一番最初にいろいろやってきた人たちだから」と、分析。
その流れで山里は自分から「僕のスキャンダルの話を聞いてくれるのかなと思った自分が恥ずかしいです。言っても最近好きと言われているのも丸山桂里奈さんぐらいなんで……」と、“ネタ”を提供し記者が「でもそれ、いいじゃないですか」と合いの手を入れると「それは無責任すぎるでしょ!あんな破天荒な人背負いきれないですよ。もうこの前別の番組で別のスタッフさんが好きだって言ってて。勝手に失恋した気持ちになってるんですよ」と、複雑な胸の内を披露していた。
山里から「心を知らないうちにステージに上げてくれるのが素晴らしいと思いました。これは照れてないで全力で参加すれば何倍何十倍で楽しさが返ってくるので前のめりで!」と呼びかければ、平は「家族やお友達と、夏の良い思い出になると思います」と、アピールしていた『ワンピース音宴(おとうたげ)~イースト・ブルー編~』は12日から9月2日まで東京国際フォーラム・ホールCにて全28公演で上演!