俳優・北村諒(27)が26日、東京・アニメイト池袋本店でムック本『編集長・北村諒「Another Life」』(講談社)出版記念トーク&お渡し会を開いた。
2.5次元舞台『弱虫ペダル』の東堂尽八役、『あんさんぶるスターズ!』の鳴上嵐役、『おそ松さん』の一松役など数々の人気漫画・ゲームの舞台化、2.5次元舞台で大活躍の北村が、もしも違う人生を選んでいたら?というテーマで7つの人生を表現する本作。植田圭輔や福山潤らとのインタビューもあったりと見どころ満載の1冊に仕上がっている。
スーツ姿で会見場に現れた北村。今回のために編集長名刺も用意しており、カメラマンから「腰低めで」「偉そうな感じで」などさまざまなリクエストがあり、キリッとしたり笑顔を見せたりと1つ1つ丁寧に応えていく生真面目な一面を見せた。
本作へ北村は「いま役者という人生を歩ませて頂いている中で、役者として職業を演じることはありますけど、もし役者じゃなかったらというのをこの本の中で歩ませて頂いて、ファンの方にも役者じゃない自分。自分で歩んでみたかった人生を詰め込んで観てもらえると思います」と、コンセプトを。
なかでも、写真としてお気に入りというスカイダイビング体験は「最高でした!」と、ニッコリで「人生で1回飛んでみて損はないと思いました」と、相当に気に入ったよう。ほかにもプロレーサーになりきり鈴鹿を走ったという体験へ「正直めちゃくちゃ怖くて……。でも、それが実際カーレースをやっている方の怖さとかを知れたと思います。速度は150キロくらいでしたけど、体感としては200キロくらい出てるテンションですよ」と、臨場感たっぷりに話す。
さらに、本作のために芸姑さんの体験もしたという北村。「舞台で女装することはあっても、芸姑さんの体験はなかなかないですね。料亭で実際に三味線とか所作を教えてもらって。所作は本当に素晴らしくて、首の角度手の角度、お客様に対しての話しかけるときのポジションみたいなのが、一朝一夕にできるものではないと。すごく今の自分の人生にためになる時間でした」と、得るものも大きかったようだが、そのまま“お座敷体験”をしたかへは「未知の世界すぎて」と、そこまでは行かなかったそうだ。
インタビュー部分ではTVアニメ『おそ松さん』で一松役を演じた福山と対談しているが、今回のために作った名刺を渡してみたい人へ「福山さんに以前からお会いしたくて、今回の企画で会わせて頂いたんです。機会があったら渡しに行きたいですね」と、楽しげ。そこから今後インタビューしてみたい人を問われた北村は、漫画『あひるの空』の作者・日向武史氏を挙げ「大好きでお話を伺いたいなというのがあったんです。スケジュールの都合でかないませんでしたけど、もし第2弾があったらぜひお会いしたいです」と、意気込んでいた。
『編集長・北村諒「Another Life」』は2900円(税別)で好評発売中!