女優・観月ありさ、湖月わたる、春野寿美礼が26日、東京・渋谷のセルリアンタワー能楽堂でリーディングコンサート『座・ALISA Reading Concert vol.II キセキのうた~私たちの「今」を歌おう~』公開ゲネプロを開いた。
観月が発起人となり昨年12月から誕生した『座・ALISA』の2回目公演。名作や名曲を軸に、今を生きる女性たちに勇気と感動を伝えたいという思いで、歌・ドラマ仕立ての構成でつづることをコンセプトにしている。
物語はかつて音楽グループとして活動し離ればなれになっていた3人の女性が、そのプロデューサーで友人の死をきっかけに集まったことからはじまる。かつて思い描いた歌への情熱をリスタートさせ、再び生きることの喜びを見出していく姿を松任谷由実の楽曲とともに送る。
ゲネプロでは生演奏をバックに、3人でさまざまな楽曲をコーラスで奏でる。役名も“アリ”こと柊亜里を観月、“ワタル”こと芳澤陽子を湖月、“オサ”こと小早川玲を春野と、彼女たちのニックネームを持つキャラクターとあり、より物語にリアリティーを感じさせる演出にもなった。
ゲネプロの最後には観月から「40代の女性に勇気と感動を与えたいという気持ちから作った舞台です。40代の女性の方たち、デートとかでもご夫婦やカップルで観に来てもらえればと思っています」と、呼びかけをしていた。
また、松任谷からも本公演へ「私は今まで、どんな設定、どんな情景の歌でも、“リアルな気持ち”こそが最も大切と思って作ってきました。今回、本当に素敵なキャリアをお持ちの3人が、それぞれの今を、自然に歌と重ねてくだされば、この舞台をご覧になったすべての方のMid lifeが、豊かに輝くことと思います。私も、自身の実人生のそんな時代を切なく懐かしく思い出しながら、拝見するのを楽しみにしています」と、メッセージを寄せた。
『座・ALISA Reading Concert vol.II キセキのうた~私たちの「今」を歌おう~』東京公演は26日から9月3日までセルリアンタワー能楽堂にて、大阪公演は9月22日から23日までサンケイホールブリーゼにて、愛知公演は9月29日から30日までウインクあいち大ホールにて上演!