『ふぉ~ゆ~』の辰巳雄大(31)と松崎祐介(31)、『私立恵比寿中学』柏木ひなた(19)、関西ジャニーズJr.の藤原丈一郎(22)、高橋惠子(63)らが5日、東京・なかのZERO大ホールで舞台『タイヨウのうた』(演出:佐藤幹夫)公開ゲネプロを開いた。
映画、ドラマ、ハリウッド映画化などさまざまに展開された『タイヨウのうた』が初舞台化。太陽の光に当たることのできない色素性乾皮症(XP)を患い夜しか活動できないミュージシャンの少女・雨音薫(柏木)と彼女に出会った藤原孝治(辰巳)がが出会ったことから生きることに必死に向き合っていく姿を描く。
ゲネプロ前に囲み会見が開催。辰巳、松崎、藤原はサーフィン部の部員という設定のため色黒だったが辰巳は、「松崎と一緒に日焼けサロンに行ってきました」と、1日で黒くしたのだとか。藤原はといえば「高校野球(観戦)で自然に焼いてきました」と、笑みを見せた。
以前も役を演じる際にすね毛を剃った辰巳だが、本作へ「大好きな作品で、藤代孝治という役は好きだったので、今回も(すね毛は)剃りました」と、気合の入りぶり。
一方の柏木は「こういう舞台に立つのが初めてですごく緊張しているんですけど、『タイヨウのうた』という大きな作品に出演させて頂けるのが本当に嬉しいです」と、喜びを。しかも、「みなさんからも初めてということで言い方や動きとかのアドバイスを頂いたり、恵子さんのやられている姿に勉強させて頂いています」と、しっかりカンパニーに溶け込めているよう。
そんなけいこ場の柏木について、高橋は「とっても純で素直なところが芝居に現れていて、反応がすごくいいですよね」と、役者としての素質を話す。すると辰巳も、「けいこで決まっていることはたくさんありますけど、その場で生まれたことを大切にしていて、純粋に言葉をキャッチしてくれるので、毎日、雨音薫に恋しています。毎日、違った雨音薫がそこにいるんです。藤代孝治として恋してます」と、引き込まれる演技をしているとのことだった。
見どころの一部には、松崎と藤原が漫才を披露するということもあるのだとか。藤原は松崎を「先生」とあがめているそうだが、当の松崎は「初めて言われた」と、ツッコんで笑いを誘う。その漫才部分は松崎は「毎日変えます」といえば、藤原も「まあやりますよ。大阪魂を見せます!」と、意気込んでいた。
また、辰巳の座長ぶりについても質問が。高橋は「自然にみんなで食事会に行ったりもしました」と、集まれるときに集まったと証言し、辰巳は「いろんなところでごはんを一緒に行きました」と、うなずく。しかも、4人は辰巳から巻きずしを差し入れてもらったことをお礼する一幕もあったが、辰巳は「少し残ってた」と、チクリと話し藤原から「いまここでそれ言う!?」と、ツッコミを受け辰巳も苦笑いだった。
そして辰巳から「カンパニー力があるカンパニーになりました。千秋楽まで毎日進化していく作品になると思います。舞台でしかみれない『タイヨウのうた』をお届けできれば」と、呼びかけゲネプロへと向かっていった。
舞台『タイヨウのうた』東京公演は9月5日から9日までなかのZERO大ホールにて、大阪公演は10月13、14日にNHK大阪ホールにて上演!
■出演
辰巳雄大、柏木ひなた、松崎祐介、藤原丈一郎、高嶋菜七、諸塚香奈実、三戸大久、中西良太、海部剛史、黒田こらん、鈴木健介、手塚理美、高橋恵子