映画『あの頃、君を追いかけた』完成披露試写会が開催！
俳優・山田裕貴（28）、『乃木坂46』齋藤飛鳥（20）が18日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで映画『あの頃、君を追いかけた』（監督：長谷川康夫／配給：キノフィルムズ）完成披露試写会を女優・松本穂香（21）、俳優・佐久本宝（20）、國島直希（24）、中田圭祐（22）、遊佐亮介（26）、長谷川監督とともに開いた。
2011年、台湾で200万人を動員し、ほぼ無名のキャストながら社会現象を巻き起こすほどの空前のヒットとなった青春映画で、2013年にも日本で公開されるや単館上映ながらスマッシュヒットを記録。本作では舞台を現代日本に移してのものとなる。
キャスト陣は役柄そのままに制服姿で登場。山田は「全員そろうのは久しぶりです。タイトルにかけるわけではないですけど、あの頃に戻ったような感じで」と、キャスト勢ぞろいに感慨深げ。
さらに、台湾での大ヒットを持つ作品だけに緊張したことや1年前の撮影からの思い入れを語り、「僕とやってくれてありがとうございます」と、キャスト陣にお礼をするほど熱い第1声で切り出し、続くキャスト陣も当てられたように熱いコメントを連発。
一方、齋藤も「映画初出演だったので、ご迷惑をおかけしたと思いますが、お見せできる日が来てよかったなって。私は『乃木坂46』しかないので、この作品で青春とかキラキラしたものを経験させてくれた気がしています。大事な作品になったなって感じています」と、山田と同じく万感といった様子だった。
イベント中盤には、この日が山田の28歳の誕生日ということで、山田にサプライズバースデーが敢行。しかし山田は、「きょうが誕生日だし、何かあるはずだと思っていました。本当にバレバレ！」と、サプライズに勘付いていたようで、一応驚いたふりをする演技をするなか特大ケーキがプレゼント。このケーキは、キャスト陣1人1人からスプーンですくって、あーんで食べさせてもらというおまけつきで、大きくケーキを取った齋藤へ山田は「飛鳥ちゃんってドSだよね」と、戦々恐々としながらケーキを食べていた。
サプライズはこれだけでなく、原作の映画を監督したギデンズ・コー監督からもメッセージ動画が届くことに。コー監督は本作のラストシーンを褒め、これに山田は感涙。「いやー嬉しいっすね。嬉しいっす……もうしゃべれなくなっちゃう。台湾版があったから、素敵な仲間たちに会えて、みんなが本当に報われる映画になればいいなって。自分主演だから頑張ろうとか一切なくて、みんながこの先、この映画をやったことで活躍できる場が増えればいいなって。そういう映画にしたかったので、こうやってみんなに祝ってもらって本当に嬉しいです」と、涙声でスピーチ。これに男性キャスト陣が山田をハグしたが「ちょっと熱いな」と、照れ笑いしながらツッコみも。
この光景を見ていた齋藤は「山田さんの涙を見て頂いたら、この作品にかける山田さんの思いとか愛は伝わったと思います」と、感じたことを伝え、山田も「この映画よかった、いい映画だったと言ってもらえることを信じています。それと、セリフで『俺がいると少しだけ世界が変わるような人間に』というのがあって、僕もみんなの世界とかお客さんの世界、自分の見える世界が変わる作品になればいいなって思います。劇場を出た後に、いやぁよかったと出てもらえると嬉しいです」と、噛みしめるようにコメントを寄せていた。
映画『あの頃、君を追いかけた』は10月5日よりTOHOシネマズ日比谷ほか 全国ロードショー！
瞳を潤ませながらスピーチする山田